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ダクタク句集2018年(平成30年)6月 [ダクタク句集2018年6月]

6/22fri
国会の ニュースこまごま 青田風
     (こっかいの にゅーすこまごま あおたかぜ)
        ※梅雨の晴れ間に爽やかな風が吹き渡る。コマゴ
         マとした議論と空虚さは果てしないように見える。
         丁寧という名の沈滞。

6/21thu
おのずから 廻廊なるや 立ち葵
     (おのずから かいろうなるや たちあおい)
        ※以前に農業と造園業勤務をしていたらしい人が
         作っている畑。野菜に混じって花々がたくさん
         ある、広いゆとりの畑だ。土地が肥えているの
         か、タチアオイの成長がハンパない。それが畑
         への道を飾っている。タチアオイ、ムクゲ、そし
         て畑のオクラの花も・・・大好きな日本の花。

6/20wed
ホトトギス レジ待つ人と 聞きにけり
     (ほととぎす れじまつひとと ききにけり)
        ※小雨模様の午後、鳴き声が聞こえた。山とは距
         離があるのに、かすかにしかししっかりと。梅雨
         の合間の清涼剤。いい土地だなァと目で会話す
         る。

6/19tue
泰山木 白き香りが 届けられ
     (たいさんぼく しろきかおりが とどけられ)
        ※泰山木は切花にはならないが、家内の同級生
         のご主人が枝を切って届けてくれる。「泰山木が
         好き」と言ってから毎年のことだ。真っ白な、
         大きな花は柑橘系のような、控えめな香り。朝
         晩顔を寄せる。切花ならではの贅沢なクンクン
         ・・・。ありがたい。

十薬や クスリはびこり 毟るのみ
     (じゅうやくや くすりはびこり むしるのみ)
        ※十薬とはドクダミのこと。土壌にもよるのだろ
         うが、我が家は一面根深く茂っている。漂うニ
         オイは悪くないが、消去を命じられる。利用を
         考えつつも、ただ毟る。

6/18mon
梅雨寒や 病む姉に妻 メール打ち
     (つゆざむや やむあねにつま めーるうち)
        ※ゆっくりと指を動かしメールを読む、時に何度
         も・・・。これ、病人の希望。気がついたときに
         時間をかけて返信を打つ。メールは人にやさ
         しい通信手段。

6/17sun
つゆの午後 オルガのバラード 指でぽんッ
     (つゆのごご おるがのばらーど ゆびでぽんっ)
        ※降り止まぬ雨を見ながら美人の一曲を聴く。
          オルガ・シェプス(piano)
          ヒラリー・ハーン(violin)
          アナ・ヴィドヴィチ(guitar)
         勝手に選んだ、同じ年代の若く美しい3人。庄
         司紗耶香は入らないけれど、彼女は別格本山。

6/16sat
小糠雨 上野の山の 昔かな
     (こぬかあめ うえののやまの むかしかな)
        ※シニア男の相合傘で公園を横切る。知人が出
         品している版画展を見に行く。動物園も静か。
         ホッとする静かさ。

6/14thu
サボテンや ノド病む犬の 紐ゆるめ
     (さぼてんや のどやむいぬの ひもゆるめ)
        ※臆病な当家の飼い犬(メス・7歳)は相性の悪
         そうな犬や人間には警戒し、飛びつく格好をし
         て吠えたてる。その度に首に紐が食い込む。そ
         れが祟って喉が腫れたのではないかな? 同
         じことをしたとき、ノドをゼイゼイやったり、咳き
         込んだりする。

6/13wed
新茶飲み ためらいつつも 「買う」を押す
     (しんちゃのみ ためらいつつも かうをおす)
        ※ネットで買い物をする。慣れたつもりでも一抹の
         不安が頭をよぎる。

6/12tue
梅雨の朝 五台のクルマ 皆発ちぬ
     (つゆのあさ ごだいのくるま みなたちぬ)
        ※近所の家は家族5人がそれぞれ朝クルマで出勤
         する。普通の戸建ての家だが、5台分の駐車スペ
         ースは壮大だ。家の周囲は狭く、コンクリートが打
         たれ雑草も生えない。最近の傾向ではある。

6/11mon
ジキタリス 台風の報に なお毅然
     (じきたりす たいふうのほうに なおきぜん)
        ※台風5号接近だが、雨風共さほどではないかも。
         一昨日の猛烈な蒸し暑さが嘘のよう。
         シンガポールでもしっとりと落ち着いた会談が
         行われればと切に願う。埃っぽい、雑なニュー
         スは願い下げだ。

6/10sun
梅の実や 米朝会談の 様々に
     (うめのみや べいちょうかいだんの さまざまに)

期待する 拉致の家族や 梅雨の夜
     (きたいする らちのかぞくや つゆのよる)

6/9sat
梅雨台風 週間予報で 身構えぬ
     (つゆたいふう しゅうかんよほうで みがまえぬ)
        ※最近の天気予報は精度が高い。週間予報もま
         るで物語つきで教えてくれる。うーーん、暮らし
         ぶりが決まってしまうみたいで、良いことばかり
         ではないが・・・。

6/8fri
双つ子を 前後に乗せて 梅雨の母
     (ふたつごを ぜんごにのせて つゆのはは)
        ※小雨なんか気にしない。鼻歌まじりの自転車の
         ママ。保育園に預けた後は勤めがあるのだろう。
         時々見かけると、こちらもパワーがもらえそう。

6/7thu
じゃがいもの まだ小さくて 走り梅雨
     (じゃがいもの まだちいさくて はしりづゆ)

鉢のユリ 皆咲きそろい 梅雨の入り
     (はちのゆり みなさきそろい つゆのいり)
        ※じゃがいもを収穫し、鉢のユリが全部咲いてか
         ら梅雨の入りかなと思っていたが、予定通りに
         はいかない。ジャガイモ「キタアカリ」は小さかっ
         たが、ホクホク、やや甘めで味は満足。

6/6wed
山路さす 二人を追いて 蛍がり
     (やまじさす ふたりをおいて ほたるがり)
        ※蛍を見たという人がいたのに、一番信頼する
         ウォッチャーからはなんの連絡もない。啄木の
         歌に、「ほたる狩り川に行かむという我を 山
         路にさそう君にてありき」というのがあった。
         その歌をパクって、ホタル待ちかねの句としま
         した。

6/5tue
真菰畑 少し減りしも 雉住めり
     (まこもばた すこしへりしも きじすめり)
        ※真菰畑では今ヨシキリが盛んに鳴いている。し
         かし真の主人はキジの一団。朝夕よく見かける
         のだが、ここに棲み着いているか? 何家族な
         のか?は実は不明。

6/4mon
雲映す 父の作りし シャボン玉
     (くもうつす ちちのつくりし しゃぼんだま)
        ※6月の声を聞くとなぜかシャボン玉を思い浮か
         べる。昔は普通の石鹸をとくばかり、ストローも
         工夫なしで、シャボン玉はただ大きさを競うだけ
         だった。いびつな大きな玉の表面は家を写し、
         空を写し、雲も・・・。その雲がゆらゆら揺れてい
         た。

6/2sat
旅終えて すぐの仕事や 袋かけ
     (たびおえて すぐのしごとや ふくろかけ)
        ※作物は待ってはくれない。モモの2度目の摘果
         を兼ねて袋かけをする。モモは果軸の部分が短
         いから袋かけがむずかしい。・・・思い切って摘果
         して実を減らしたが、それでも170枚ほど袋をか
         けた。これが一本の木なのだから、我が家の桃
         の木は立派なもの、と思う。
         ただ大きな実にはならない。味は良い。

6/1fri
くちなしや 庭で髪すく 女を見し
     (くちなしや にわでかみすく ひとをみし)
        ※今日から6月。今となってはやや古風な光景を
         目にした。女性がもう少し若ければ・・・。
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ダクタク句集2018年(平成30年)5月 [ダクタク句集2018年5月]

5/31thu
蚕豆や 変わらぬ仲の 夫婦かな
     (そらまめや かわらぬなかの ふうふかな)
        ※5/25北九州、長年お世話になっている元上司の
         お宅を訪問した。今年米寿のお祝いと聞いて、お
         元気さにびっくり。好奇心と筋にこだわる志の強
         さも相変わらず。奥様との仲も。

5/30wed
パーク潰え 緑のみ伸びて 夏の空
     (ぱーくついえ みどりのみのびて なつのそら)
        ※5/25北九州、午後空路羽田へ
         宿泊はホテルの12階。眼前にスペースワールド
         の絶叫ライドが聳え立つ。閉鎖、廃業して、今は
         更地化工事が進んでいる。話は聞いて知ってい
         たが、こうして目の当たりにすると、言い知れぬ
         辛い感慨がこみ上げる。様々な人がいた。必死
         に取り組んだ人も。
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5/29tue
岡山の マスカット畑や 白き屋根
     (おかやまの ますかっとばたけや しろきやね)
        ※5/24一転朝から快晴、宍道湖の水面がキラキラ
         輝いている。朝からシジミ漁の小舟がたくさん。
         昼近く岡山に出る。伯備線は久しぶりだ。なつか
         しい備中高梁を通る。岡山で新幹線で乗り換え、
         北九州に向かう。

片蔭や 帆柱山に 向かう道
     (かたかげや ほばしらやまに むかうみち)
        ※今日は入社同期の50周年パーティの日。一応
         今回が最後となる。なつかしい通り、なつかしい山。

夏の夜 七十名の 古い顔
     (なつのよる ななじゅうめいの ふるいかお)
        ※いつも締めは肩を組んでの「古い顔」の合唱。
         よかった。記憶に残る会、八幡の夜。

5/28mon
五月雨や 湖面の色の 減りて佳し
     (さみだれや こめんのいろの へりてよし)
        ※5/23松江は生憎の雨降り。宍道湖は煙っている。
         こんな日もお城見物には最適かも。城内はしっと
         り落ち着いている。二の丸から眺める、急峻な石
         垣の上にそびえる天守は最高。

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アカシアや 城の裏なる 濠深く
     (あかしあや しろのうらなる ほりふかく)

濠を行く 船頭の歌や 瓜の花
     (ほりをいく せんどうのうたや うりのはな)
        ※お城をぐるっと廻る観光船は取りやめたが、船
         頭の渋い歌声が聞こえた時は少し後悔した。

ヘルン家の 小さき池や かきつばた
     (へるんけの ちいさきいけや かきつばた)
        ※小泉八雲旧居跡を訪問。当時武家屋敷を借り
         たものだという。武家屋敷の簡素さとヘルン氏の
         日本趣味が見事に融合していると感じた。

5/27sun
松江いま 夏の初めの 水の街
     (まつえいま なつのはじめの みずのまち)
        ※5/22松江市内は実に50年ぶり。夕暮れの町並
         みはこの街の売りの一つ。城下町の区割りを色
         濃く残している。いい街だなァ・・・。

新緑に 浮かびて城は 寝もやらず
     (しんりょくにう かびてしろは ねもやらず)
        ※ライトアップされた国宝松江城。

5/26sat
ネギ坊主 大山めざして 傾きぬ
     (ねぎぼうず だいせんめざして かたむきぬ)
        ※5/22~25は松江に旅行をした。米子空港に降り
         立つと秀峰大山と広がる畑が迎えてくれる。

安来市は 石州瓦の 照り返し
     (やすぎしは せきしゅうがわらの てりかえし)

借景の 新緑揺れて 驚きぬ
     (しゃっけいの しんりょくゆれて おどろきぬ)
        ※念願の足立美術館を訪問。おなじみの日本画、
         庭園を目の当たりにする。ガラス越しの庭園は
         「なじみ過ぎ」と感じたが、遠くの山肌の緑が
         そよぐのを見て、本物を実感する。

5/21mon
アオイ咲く 賢治の父の 帰る朝
     (あおいさく けんじのちちの かえるあさ)
        ※図書館の本はパソコンで延長が出来る。とこ
         ろが或る本を延長しようとしたら出来なかった。
         延長可能マークがついていない。「え? 読み
         始めたばかりなのに・・・」と戸惑ったが、実は
         2週間前に一度延長したから、というのが理
         由だった。
         10冊も借りてくると、どれがどうだったか分か
         らなくなってしまうことが原因。プラス、ボケ?
         渋々返しに行った、その本が小説「銀河鉄道の
         父」(門井慶喜著)。

5/20sun
キョンという 鹿駆け去りて 麦の秋
     (きょんという しかかけさりて むぎのあき)
        ※昼下がりに借りている畑にいたら、すぐ近くを
         鹿らしい動物が駆けて行くのを目撃した。あわ
         てているらしく大股?でJRの線路沿いに去って
         いった。こちらも我が目を疑った。近くには国
         道が通りクルマも多いし、人通りもあるのに、
         なんだアレは!! 
         千葉県では外来種のキョンが猛繁殖していると
         いう。被害も急増しているらしい。

5/19sat
衣替え なしくずし故 記録せず
     (ころもがえ なしくずしゆえ きろくせず)
        ※サクラが咲く前の3月中旬から、6、7月並み
         の気温の日があった。今は7月下旬並みとか。
         合間に涼しい日もあるから、行事としての衣替
         え(更衣)は中高生の制服のチェンジくらい?

5/18fri
春暑き 兄の帽子が 草のかげ
     (はるあつき あにのぼうしが くさのかげ)
        ※故郷の東北は今が春真っ盛り。急に伸びた雑草
         を始末していると電話があった。

5/17thu     
五月雨や 水飴つくる 小鍋かな
     (さみだれや みずあめつくる こなべかな)
        ※桃の摘果でたまった若桃からジャムを作ること
         は取りやめて、余った材料を使って水飴を作る
         ことに。リスクなし。

5/16wed
風薫る 妻は麻雀の サークルに
     (かぜかおる つまはまーじゃんの さーくるに)
        ※今が一番いい季節と感じる。昨日まで草むしり
         も果樹の摘果と消毒もやらされて一段落だ。お
         まけに家内は今日公民館へ。マージャンで認知
         症発症の懸念が多少でも減ってくれたら、言う
         ことない。こんなにいい日はない。

5/15tue
桃摘む 形良き実に 躊躇して
     (ももつまむ かたちよきみに ちゅうちょして)
        ※今年の桃の出来はすごく良いようだ。気候のせ
         いか? 摘果も一仕事。 

ジャムにせし 桃の若実よ 梅にしかず
     (じゃむにせし もものわかみよ うめにしかず)
        ※摘果した若桃はジャムにしてみたのだが、家内
         は「こりゃだめだ。香りも風味もない。固いし・・」
         と一蹴。若桃と名前はいいが、この段階では梅
         の実に遠く及ばないようだ。

5/14mon
五月雨や モデルは美形に あらねども
     (さみだれや もでるはびけいに あらねども)
        ※仲間内で順番にモデルとなって描こうと相談し
         た。大部分の人は反対気味であったが、初回は
         自分がつとめますと言ったら、渋々?納得。
         あるシワ、見えないシワ、心のシワ・・・皆描いて
         と開き直って。

5/12sat
荷風忌や 翁の年齢と なりにけり
     (かふうきや おきなのとしと なりにけり)
        ※永井荷風の「濹東綺譚」「つゆのあとさき」を久
         しぶりに読み直した。荷風全集(筑摩)の装丁
         ?に憧れて何冊かを求めた昔がよみがえる。
         今中古の全巻がたった4,000円とか?

玉ノ井も 寺島町も なくて春
     (たまのいも てらじまちょうも なくてはる)
        ※旧遊郭の跡は痕跡もない。地名も駅名もすべ
         て別名に置き換えられた。潔癖なまでに・・・。

初夏の風 ネットで読みいる 荷風かな
     (しょかのかぜ ねっとでよみいる かふうかな)
        ※さわやかな風には合わない本かもしれないが、
         青空文庫で読んだ。リーダーアプリによっては、
         難解な字句や地名などをなぞると、即座にグー
         グル検索で結果が得られる。これは便利だ。痒
         いところに手が届く。

5/11fri
団子坂 四月五人の クラス会
     (だんござか しがつごにんの くらすかい)

若葉風 英世指さす 梢かな
     (わかばかぜ ひでよゆびさす こずえかな)
        ※先日中学校の同級会の帰り、谷中に出て上野を
         経由して帰宅した。上野では出席の友といっしょ
         に、国立科学博物館前の野口英世像を久しぶり
         に見た。おや、ここにも同郷人がいたっけ。

5/10thu
工場閉ず 栄枯の機械を 撫でて春
     (こうばとず えいこのきかいを なでてはる)

春逝きて 油と人の においあり
     (はるゆきて あぶらとひとの においあり)
        ※九州の知人から工場を閉じたと知らせがあった。
         父親の跡を継いで長かったのと機械加工の仕事
         そのものが好きだったから、予定の閉鎖とはいえ
         彼の嘆息が聞こえてきそうだ。中小企業では、こ
         うした後継者不足、人手不足理由の廃業が増え
         ているとか。問題は裾野を形成する、こうした中
         小製造企業に、新規参入も含めて相当の利益
         機会があるかどうかだと思う。

5/8tue
春の雨 好みに近い 字となれり
     (はるのあめ このみにちかい じとなれり)
        ※昨日に続いて字を書く話。最近になって少しず
         つ改善がある。力を込めない字で、ゆっくりと書
         けるようになった。ほんの少しの前進。「好みに
         近い」はオーバーで、本当のところは、

筆はなお 稽古を要す 春が往く
     (ふではなお けいこをようす はるがゆく)

親の字と 並べて似るを 知る若葉
     (おやのじと ならべてにるを しるわかば)
        ※好みは親父の字。じっと見つめて少しでも似て
         いると思えればそれで喜んでいる。

5/7mon
筆握る 力みが哀し 冬のバラ
     (ふでにぎる りきみがかなし ふゆのばら)
        ※70歳近くなって、字を書くときに力が入って
         しまい、ちゃんとした字が書けないばかりか、
         時々鉛筆やペンが大きく飛んでしまうようにな
         った。その都度握り直して「そっと力を抜いて」
         とリセットするのだが、思わず知らずガチガチ
         になってしまう。老化と字を書かない日常習慣、
         それに神経性のなにかのせいだろうか?

朝ぼらけ 春の句を書く 寝床かな 
     (あさぼらけ はるのくをかく ねどこかな)
        ※一年ほど前から対策に乗り出した。ただ字を
         書く、力まずに軽く書くことを毎日やることにし
         た。雑記帳に、なんでもいい、下手でもいい・
         ・・ただ力まずに。横になったままやるのも良
         い習慣になった。どうせ書くならと、図書館の
         本から季節の名句を写した。一石二鳥。
         ・・・少しずつ力みが減った。

5/6sun
訪ねしも 主は留守か 白つつじ
      (たずねしも あるじはるすか しろつつじ)
        ※4月から四国のお遍路に出かけていた知人の
         家に寄ってみたが留守だった。帰ったという話は
         聞いていた。なるほど一人住まいの庭はきれい
         に手入れがなされている。土産話は次の機会に。

5/5sat
うちそとに 薔薇のあふれて 鼻澄める
     (うちそとに ばらのあふれて はなすめる)
        ※今日5日は立夏でもある。伝統的な作句方法と
         したら、今日から夏。大切な季語の変わり目だ。
         しかしながら暑さが目立つ今年でも、今日から
         夏というのは早過ぎる。ほぼ一ヶ月ずらして、
         6~8月を夏としたら? 俳句の世界で新感覚
         派といわれる人々の主張らしい。いやいや、主
         張する問題とも思えないですね。
         俳句に季語の有無も含めて、作者と鑑賞者の
         自由に任せる、という「無派閥」の人々が多い
         のでは・・・と思います。

         「鼻澄める」はいいにおい・・ということだが、
         花スメルsmellとも。お粗末でした。

5/4fri
霧を掻き 掻き払えども 春の夢
     (きりをかき かきはらえども はるのゆめ)
        ※シニアライフ2題。まずは疲れる夢。

備忘メモ さらに目立てと 春の宵
     (びぼうめも さらにめざてと はるのよい)
        ※メモをしても、メモしたこと自体を忘れる。だん
         だん大きく、目立つ書体で色をつけて、ドアや
         トイレなどに貼っておく。・・・というほどではな
         いのですが。

5/3thu
自分より 若き俳人の 春の歌
     (じぶんより わかきはいじんの はるのうた)
        ※片山由美子、千葉県出身。季節をさりげなく詠
        う句がなんとも好ましい。自分の感慨、家族や知
        人を交えたミニ歴史を光景の中に溶け込ませてい
        る。いいなア・・・。
          流されて花びらほどの浮き氷
          ここまでは来ぬはずの波さくら貝
          逃げ水にいつしか追はれゐるここち

5/2wed
春惜しむ 異なる鳥の 声ふたつ
     (はるおしむ ことなるはるの こえふたつ)

春の川 気鬱なること 投げきれず
     (はるのかわ きうつなること なげきれず)
        ※7月並みの気温から今日午後には久しぶりの雨
         模様となるかも。

5/1tue
今日からは 白きシランも 通学路
     (きょうからは しろきしらんも つうがくろ)
        ※ぶどう棚の脚は土を掘り、セメントで固めて基
         礎を作った。その過程でたくさんの植栽を掘り
         出したので、近くの中学校の通学路に植えて来
         た。ピンクのシランがたくさんあるところに白い
         シランを植えた。他にはたくさんの水仙。

オダマキは 匍匐すれども 春嵐
     (おだまきは ほふくすれども はるあらし)
        ※いつも感心するのはオダマキの強さ、勁さ。

三日経て 勤める人は 田植え終え
     (みっかへて つとめるひとは たうえおえ)
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仙人への返信 2018.5.19                                 [早大ラグビー部御意見番 ・・・・・・2018年度]

仙人様へ 
     「早稲田よ、猛省せよ」

居士.png 仙人のこれほど悲憤に満ちた文章
 を初めて拝見しました。早稲田の
 ラグビーは、誰が何と言おうと半世
 紀を超えて早稲田ラグビーのファン
 である仙人を、このような惨めな気
 持ちにさせてはいけません。

 今期、春の早稲田の戦績は目を覆
 うばかりじゃないですか。早稲田の
意地と誇りは何処へ行った? 「情けない」とこぼすこともできない
体たらくだ。

実は、私は早稲田は急速に優等生のチームになってきているの
ではないか、と心配していました。いつも爽やかな試合をし、選手
はどのプレイも一応そつなくこなすし、ハラハラドキドキのシーン
も見せてくれる。得点力もないわけではない。

しかし、かつて日本中のラグビーファンに見せた「これがラグビー
だ!これが早稲田のラグビーだ!」というシーンを見せなくなって
久しい。早稲田はラグビーの魅力を示すことのできないチームに
落ち込んだ。

猛省して欲しい。

私は「本当に落ちるときは落ちる所まで覚悟して落ちろ。なまじ途
中で落ちるのを止めたりするな。それ以上落ちることはないのだか
ら落ち込んだ本当の原因をしっかり探せ。原因はチームの外には
ない。チームの中にある。再起に時間はかかるし、何時這い上が
れるかも分からない。でもそれしかない。早稲田なら、やって見せ
ろ!」と申し上げたい。

獅子の親は子を谷に突き落とす」というあの故事を想起すべし。
早稲田ラグビーの先輩たちは何をしているか!

                          府中闘球居士
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仙人のつぶやき「上井草の芝が青く見られる日は来るのか」                                                        [早大ラグビー部御意見番 ・・・・・・2018年度]

仙人b.jpg 今年の春のシーズンもほぼ半分終
 わったが、今年の早稲田もあの清宮
 時代からは程遠く期待に背く出足の
 悪さが目に付く。

 シーズン始まって間もないからとか、
 故障者がとか、有力メンバーが抜か
 れているとか、ここ数年同じ言い訳
 ばかり聞かされているが、これは早
 稲田に限ったことだけでなく、どこの
 大学でもある程度共通した状況だと
 思う。

試合を見れば、スクラムは押せないし、ポロポロノッコンを繰り返
すし、タックルは甘いし、ディフェンスもスッと抜かれるし、これが
早稲田なのか?と言うラグビーである。

実質対抗戦4位の早稲田は、春季大会では対抗戦・リーグ戦の
1~3位で構成されるAグループには入れず、4~6位で構成される
Bグループで戦う羽目になっているのだが、そのBグループで、日
体に22:32と圧倒され、筑波にも前半0:24とリードされたのが効い
て、後半の追い上げも空しく21:38と敗れる始末だ。

中央には69:0で勝利したが、残る法政、日大に勝ってもBグルー
プ優勝とはなれないであろう。この様にBグループですら1位にな
れないところが早稲田の現状だ。
(先日、NZ学生選抜と関東学生選抜の試合があったが、招聘され
 た23名に帝京8、明治4、大東6、慶応2人に対し、早稲田は日体、
 流 経と並んで1人と言うありさまからも解る。)

隣のAグループでは明治が絶好調だ。明治は帝京を17:14で破り、
東海には62:33で圧勝し、流経をも61:14と圧倒している。八幡山
の芝は青い!尻すぼみにならず帝京の10連覇を阻めるかも?

帝京は選手層が厚く、明治に1敗したとは言え王者である。大型外
人を擁する大東を38:17で一蹴しており、余裕がある。メンバーを
選抜しチームとして来年の正月を狙っているだろう。

慶応は大型外人を中心とする大東に12:63と圧倒されたが、流経
には53:35と圧勝している。例年のごとく仕上がりが早い。


早稲田は定期戦という形で慶応、明治との対戦が組まれているが、
今春は帝京戦はない。慶応には明治、東海、帝京戦がある。今後
の上位校同士の対戦が終る6月末には全体像(春の時点での)が
明らかになるが、早稲田のポジションが大きく上がる要因は全くな
い。

早稲田はは抜けているレギュラーから3,4名が戻り、新入生からも
1,2名ががAに入れば一応一軍の面子は揃う。春のシーズンから
学び、菅平合宿で意思統一とコミュニケーションを身に着け秋の
シーズンに備えて貰いたい。

創部100周年での栄光は未だ霧の彼方だが、“らしさ”を売りに台
風の目になって欲しいものだ。

上井草のグランドの芝を青く輝かせてくれ!

                              酔狂不安仙人

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ダクタク句集2018年(平成30年)4月 [ダクタク句集2018年4月]

4/30mon
土筆ニョキ アニメのごとく 地べた割る
     (つくしにょき  あにめのごとく じべたわる)
        ※気がつくと、ここにもあそこにも。そして2、3日
         後には立派な土筆になる。

高温の 春や果木の 実の多き
     (こうおんのはるや かぼくのみのおおき)
        ※この3、4月の気温は異常な程高かった。桜前
         線北上の早さだけでなく、庭の様々なところで、
         例年と違うことが。欲張りなだけに果物の木が
         旺盛に実をつけるのは歓迎なのだが・・・。

4/28mon
ぶどう棚 小さき実そっと 誘引す
     (ぶどうだな  ちいさきみそっと ゆういんす)

衰えし 大工の技や 春の夜
     (おとろえし だいくのわざや はるのよる)
        ※宿題だったぶどう棚がようやく完成。買い求め
         た鉄管の切断治具がうまく行かなかったり、苦
         戦はしたが・・・。この気候で、作っている間にも
         ブドウの枝葉が実がみるみる大きくなるものだ
         から、早く、早くと無言の圧迫を受けた。

4/26thu
おらもまだ この春なまり とめどなぐ
     (おらもまだ このはるなまり とめどなぐ)
        ※芥川賞の若竹千佐子著「おら おらで ひとりい
         ぐも」を読んだ。この著者は岩手県出身で木更
         津市在住とか。オラが出身地のなまりとはちょ
         っと違うが、よーくわかる。

4/25wed
春届く ヤナギ行李の においかな
     (はるとどく やなぎごおりの においかな)
        ※その昔故郷から届いた行李荷物を思い出した。
         母の手になる紐掛けはヘタで簡単に解けるのだ
         が、あわててやるから失敗する。柳行李はなつ
         かしい。においはしない。「カラで送り返せ」とメ
         モがある。

4/24tue
臈長けし 八重のサクラを 惜しむかな
     (ろうたけし やえのさくらを おしむかな)
        ※3、4月の高い気温で桜前線はすでに遥か北方
         にある。それでも遅い品種の八重が残っていた。
         今年は殊にきれいで、名残りを感じるのは年齢
         のせいもある。

故郷で 見る障子戸の 春灯り
     (ふるさとで みるしょうじどの はるあかり)

4/23mon
銭湯や 腹囲をきそう 春の宵
     (せんとうや ふくいをきそう はるのよい)
        ※近くのお風呂屋に行った。久しぶりでゆっくり
         手足を伸ばした。夕方8時ころ、男湯の客は大
         抵見事な腹をしていた。若手の客もそうだ。汗
         を出して、思いっきりビールを呑む客が多いも
         のか? 比較してやや気後れがするほど・・・。
         何年か前にかなりのダイエットに成功したこと
         が悔やまれそうな雰囲気。 

湯上りに 牛乳春の いのちかな
     (ゆあがりに ぎゅうにゅうはるの いのちかな)

4/22sun
新ビルは 諦め春の フェスタかな
     (しんびるは あきらめはるの ふぇすたかな)
        ※日比谷~東京駅
         戸嶋靖昌記念館(麹町)は午後臨時休館とかで
         諦める。日比谷ミッドタウンも省略。日比谷公園
         の地方物品フェスタをのぞき、日が傾いて来た
         日比谷通りを東京駅に向かう。

帝劇の 地下かつて我 春がすみ
     (ていげきの ちかかつてわれ はるがすみ)
        ※その昔東京駅京葉線から徒歩で帝劇地下まで歩
         き、三田線で西台まで通勤していた。毎日4時間
         余りの通勤時間をよくも通ったものだ。

日くれたり 行幸通りに 春灯り
     (ひくれたり ぎょうこうどおりに はるあかり)
        ※東京駅から馬場先門まで、途中日比谷通りをま
         たぐ形で、広い「行幸通り」が整備された。首都の
         玄関口にふさわしい、シンプルで堂々とした通り
         になった。東に東京駅、西には二重橋が見渡せ
         る。折しも点灯された通りは薄い夕焼け空を背
         景になかなかきれいだ。

春宵や スマホを教え 教えられ
     (しゅんしょうや すまほをおしえ おしえられ)
        ※打ち上げは八重洲側にわたって、とある居酒
         屋で。孫に持たされたスマホに必死で適応中。

4/21sat
銀座霞む 新しきビルと 店ありて
     (ぎんざかすむ あたらしきびると みせありて)
        ※after

春うらら 銀座は恋の ものがたり
     (はるうらら ぎんざはこいの ものがたり)
        ※before

西銀座 ヤナギは残り 芽吹きたり
     (にしぎんざ やなぎはのこり めぶきたり)
        ※築地~銀座~日比谷
         銀座は最近変貌を遂げた、刺激のある街に変わ
         ったと言われる。世界のブランド店の集積度アッ
         プ、Gsixなど大型店、ユニクロなど旗艦店と呼ぶ
         出店等々だ。見た目には変わった? 一方で確
         実に失ったものもあるではないか。
         若者特に女子に焦点を当てた街づくりはなんと
         なくセコイ。ジョウチョに欠ける。紛れもない、そう
         した事実は多くが感じるところだろうが、「人寄せ
         の波」に抗することはできないようだ。

4/19thu
なにしおう 浜の御殿や 花嵐
     (なにしおう はまのごてんや はなあらし)
        ※浜離宮②
         海側から眺めると、ビル群の壮大な壁を背景に、
         地べたに庭園が這っている印象が強烈だ。潮の
         干満が庭に変化を持たせているとは言うものの、
         現在の景観を誰が想像しただろう。

花筏 潮入る池を めぐりたり
     (はないかだ しおいるいけを めぐりたり)
        ※「お伝い橋」が潮入の池にかかっている。今は
         サクラの花びらが浮かんでいた。

里桜 オオデマリのごとき 花ありて
     (さとざくら おおでまりのごとき はなありて)

4/18wed
北京から PMとやらの 春の風
     (ぺきんから ぴーえむとやらの はるのかぜ)
        ※市場の西端から浜離宮までは徒歩15分ほど。
         ガン研中央病院の前を通る。それにしても今日
         は風が強い。

季節なき ビルの谷間に 庭ぞ春
     (きせつなき びるのたにまに にわぞはる)
        ※浜離宮①
         東京都立浜離宮恩賜庭園というのが正式名称。
         汐留操車場跡再開発の高層ビル群が林立する、
         すぐ側にある。江戸時代6代将軍家宣の別邸
         「浜御殿」として整備されたらしい。江戸城の出
         城としての役目から海に面し、潮水を取り入れ
         た泉水庭が広大な敷地に残る。かつては多くの
         建物、樹木があったけれども戦災等で消失し、
         一部が復元されている。茶屋は復元中だ。

4/17tue
春のお堂 低きつぶやきと 抹香と
     (はるのおどう ひくきつぶやきと まっこうと)
        ※先日4月上旬に仲間と都内を歩く会があった。
         今回は築地市場と浜離宮、そこから歩いて銀座
         ~日比谷~東京駅に至るコースだ。集合場所は
         築地本願寺。

葉桜や インバウンド蠢く 市場かな
     (はざくらや いんばうんどうごめく いちばかな)
        ※移転を前にした市場の雰囲気を、などと考える
         方が間違い。場外店地区はウィークデーでも観
         光客で溢れている。多くは外人観光客。彼らは
         来日前に詳細なポイント情報を得てくるから、
         店の選別ははっきりしている。 「素通り」と「行
         列」が見事に明瞭。

波除社 市場の心 ここに在り
     (なみよけしゃ いちばのこころ ここにあり)
        ※東側に波除稲荷神社がある。ここは比較的静か。
         漁業の安全と市場の繁栄を祈願した寄進がそこ
         かしこにある。

4/16mon
隅田川 ふくらむ水や 遅日かな
     (すみだがわ ふくらむみずや ちじつかな)
        ※過日夕方、相生橋のたもとの越中島公園から永
         代橋方面を眺めていた。圧倒的な水量が日が傾
         くにつれ牙を剥くように思われた。
G180415-0006b.jpg

筍の 茹で上がるころや 朝の鳥
     (たけのこの ゆであがるころや あさのとり)
        ※今朝、今採れたばかりという筍が届いた。時を
         移さず茹で上げる。

4/15sun
門仲の 暗き店から 春を見る
     (もんなかの くらきみせから はるをみる)
        ※葉桜の門前仲町で待ち合わせ。昼下がりの眩し
         い通りから、とある居酒屋に。薄暗い店内が妙に
         落ち着く。通りの喧騒がBGMのよう・・・。

4/14sat
田植え機に 油さし見る 水鏡
     (たうえきに あぶらさしみる みずかがみ)
        ※田植え前の一面の水田。空を写し、雲を写し、
         さながら水鏡。以前知っていた農家は後継者が
         今日から田植えを始めるらしい。

ぶどう棚 未だ未完の 四月かな
     (ぶどうだな いまだみかんの しがつかな)
        ※去年から頼まれていたぶどう棚の製作、2月、
         3月と延期してきた。まだ芽も葉も出ていない
         からとタカをくくっていたら、アッという間に葉が
         出て、もう繁りそうな雰囲気だ。これはマズイ
         と思っている。

4/12thu
さわさわと 水田に白い 雲のかげ
     (さわさわと みずたにしろい くものかげ)
        ※当地早いところは田植えが始まった。これから
         のところも満々と水を湛えている。

菜の花や 駆け込む人の 無人駅
     (なのはなや かけこむひとの むじんえき)
        ※JR久留里線は殆どが無人駅。だから駆けて来
         る人は「待ってえー」とは叫ばない。

4/11wed
常ならず サクラ描きたき 心あり
     (つねならず さくらかきたき こころあり)
        ※下手な描き手にサクラは高嶺の花だ。いつも敬
         遠していたのに、毎朝の或るポイントからの眺め
         に魅せられ俄然描く気になった。堤の満開のサ
         クラ並木に沿って菜の花の満開があり、すこし
         離れて田舎道が平行している、というもの。
         何故かキュンときた。こんなものかな? 画材と
         の幸せな出会いとは。勝手に上機嫌。

4/9mon
スオウ咲く 隣近所の オスソワケ
        ※蘇芳と書くらしい。隣近所でどこが先でオスソワ
         ケをくれたのか不明。生命力があるみたい。少し
         黒味を帯びた赤色は独特で蘇芳色と呼ばれる。

4/8sun
菜の花や 親子の指が バスを待つ
     (なのはなや おやこのゆびが ばすをまつ)
        ※毎朝支援学校のバスを待つ親子に会う。決まっ
         て母親の指は我が子の指をじっと握っている。
         濃密な愛情。今日は暖かい日。

4/7sat
ミズキ咲く そばに赤きは なけれども
     (みずきさく そばにあかきは ねけれども)
        ※俳句は散文詩や短歌とは違い、内容や解釈を読
         者に委ねるのだと言われる。単純な詩形だから、
         そうならざるを得ないし、作者もそれを認識する。
         先人の秀句に対しても実に多くの解釈や想像が溢
         れている。
         この句は、何年か前に強風のために根が切れてし
         まい、一気に枯れてしまった赤の花ミズキを惜しん
         でいるのだが、しかし一方では「伴侶に先立たれた
         作者が白いミズキを見て寂しさをこらえている」とか
         の想像がされるのかも。(読者がいて、この駄句を
         見て下さっての話ですが・・・)
         私の妻はかたわらで寝息を立て昼寝をしています。

4/6fri
手ぶくろを つけて葉桜の 中に入る
     (てぶくろを つけてはざくらの なかにいる)
        ※一転して寒い朝になった。小雨も。真冬の散歩グ
         ッズはこのところご無沙汰だったが、新品間もな
         い手袋をつける。

こぬか雨 花見の宴の 跡ありて
     (こぬかあめ はなみのえんの あとありて)
        ※満開の日以降初めてのおしめり。少しヒヤッと
         するくらいが趣味。しっとりした空気のなんと
         気持ち良いことか!

シャクナゲに シラーにフリージャ そろい咲き
     (しゃくなげに しらーにふりーじゃ そろいさき)
        ※昨日は24節気の清明。気温のせいばかりでは
         なく、そういう季節なのだ。     

4/5thu
選抜の 終わりて患者の 無聊かな
     (せんばつの おわりてかんじゃの ぶりょうかな)
        ※病院一階ホールの大きなテレビの前には入院患
         者や会計待ちの人達がいっぱい見ていた。「高校
         野球、やっぱり人気だね」と思った。

4/4wed
戸隠の 編み師がしごく 竹や春
     (とがくしの あみしがしごく たけやはる)
        ※細々とつないできた信州伝統の竹細工。ザル類
         や農作業用の背負かご、買い物カゴなど多くは
         地味なものだが、ネットや観光ブームのおかげ
         で信じられない注文が舞い込んでいるとか。後
         継者になるかも知れない若い弟子も・・・。浮か
         れることもなく高齢の職人は竹を小割にしてしご
         き、目の前で練習用の編み方を見せてやってい
         る。若者が思い描く、新たなデザインや用途に
         目を細めることもある。

4/3tue
鍬をもて 田に水引くや 花曇り
     (くわをもて たにみずひくや はなぐもり)
        ※当地の田植えは早く、4月中下旬には始まる。
         田起こしと施肥はとっくに終え、先日は畦の仕
         上げを行い周囲の雑草も刈った。今日は今シ
         ーズン初の水入れ。

4/2mon
春のバラ 主は遍路 空の果て
     (はるのばら あるじはへんろ そらのはて)

春の宵 髪を乾かす 音のあり
     (はるのよい かみをかわかす おとのあり)

春の夜 作品展の 額に入れ
     (はるのよる さくひんてんの がくにいれ)
        ※4月の絵画教室作品展に出す絵を丁寧に額に入
         れる。「馬子にも衣装」とはこのことか? 他人様
         より前に本人が出来栄えに惚れ込む・・・。これだ
         からちっとも進歩しない。

4/1sun
シャクナゲ180402cb.jpg

新年度 朔日シャクナゲ ほころびぬ
     (しんねんど ついたちしゃくなげ ほころびぬ)
        ※このところの暖かさでスタンバッていたシャクナ
         ゲが平成30年度早々に開花した。シャクナゲは
         初夏の季語。

おやおやー 患者呼ぶ声 ニューフェース
     (おやおやー かんじゃよぶこえ にゅーふぇーす)
        ※近くのかかりつけの医院、さわやかな声。皆黙
         ってはいるが、新人看護師に目をみはる。

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仙人への返信 2018.4.17 [早大ラグビー部御意見番 ・・・・・・2018年度]

仙人様へ 
     「新人情報にびっくり・・・」

居士.png 新人部員の情報ありがとうございま
 す。新人の選手が28名。その中に
 背高ノッポは一人もおらず、バックス
 要員がやたら豊富とのこと・・おやお
 や・・ん?。

 これじゃ相手は自軍に有利なライン
 アウト戦法を次から次としかけてく
 るでしょう。身体的に大きなハンディ
キャップを負うどんぐりがセイタカアワダチソウに勝つためにどうい
う奇抜な戦法を編み出すか、ここは頭の使いどころです。

他方、早稲田のバックスには今後大いに期待できそうですね。もと
もと早稲田はバックスのチームなんだから、言ってみれば、早稲田
ラグビーの原点に返って、早稲田らしいチームを作り直そうという
ことになるのでしょう。

早稲田らしく、しぶとくて、変化に富んで、試合開始からノーサイ
ドまでハラハラドキドキするプレーの続くチームを 作って欲しい
ですね。監督やコーチ、お願いしますよ。

そうすれば、判官びいきのラグビーファンは、早稲田の試合に欣喜
雀躍し、高校ラグビーのトップ選手はこぞって早稲田進学を希望し
ますよ。

早稲田の復活! どうか、春の夜の夢で終わりませんように・・・

                          府中闘球居士
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仙人への返信 2018.4.16 [早大ラグビー部御意見番 ・・・・・・2018年度]

仙人様へ 
     「早稲田よ、俺は待ってるぜ」

居士.png  「仙人のつぶやき」拝見しました。
 昨年度の早稲田ラグビーの体たらく
 ばかりでなく、その後に起こった監督
 交代に対する仙人の激しい怒りなど
 を知って、仙人が本物の早稲田ラグ
 ビーの応援者であることを再認識し
 ました。

 私は、約5か月前に終わった早稲田
のラグビーのことは、その後一度も思い起こすことなく過ごしてきま
した。

 それは、・・・この頃の早稲田(ラグビー)はかつての早稲田とはす
っかり違ってしまった。早稲田のラグビーが伝統として持ち続けてき
た、あの数多の魅力はどこへ行ってしまったのか。早稲田の試合を
観ていても、もともとは才能のある選手がさらに成長している姿を見
せることもなく、小綺麗に試合展開しているだけではないか。早稲田
の試合にいつもあった、あのワクワク感がすっかり失せているでは
ないか。毎年2~3位狙いか?と思われるようなチームを作って何
になる!・・・と思っていたからです。

山下監督が退任し(更迭された?)、無名に近い(?)相良監督が
誕生したとのこと、石井さ んのメールで初めて知りました。私は、
相良氏に関する情報を全く持ち合わせませんが、早稲田のラグビー
が「昔の光 いま何処」の事態に陥っているこのタイミングに監督
就任を要請されたはずですから、「相良はただ者ではない」ことを
必ず示してくれるだろうと期待することにします。

夏の菅平の合宿で鍛えに鍛えられて、粗削りではあるが見違えるよ
うなチームに変貌して(或いは変貌する萌芽を感じさせて)里に下
りてきて欲しい・・・俺は待ってるぜ。
                          府中闘球居士
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仙人の「平成30年度入部式」                                                        [早大ラグビー部御意見番 ・・・・・・2018年度]

仙人b.jpg 昨日上井草グランドで入部式があったので
 新入部員の顔と新監督の顔が見たくて行っ
 てきました。

 新入部員は選手28名(内2名は2年生入部)、
 スタッフ5名。早稲田系列・系属校出身は選
 手で10名でほぼ例年通りですが、今年は関
 西で力をつけてきている早稲田摂陵はいま
 せん。また例年選手を送り出してくれる高校
 ラグビー強豪校3校ほどからの入部者はあ
 りません。
(早稲田地盤沈下の影響でなければよいがと思ってしまいます)

それよりも選手の身長が例年以上に低く185を超える選手は一人もい
ません。従って、FW陣ではPR,HO,FLの選手はいてもLOはこの年度は
穴が開いている感じです。

来年度は是非とも190位のLOをリクルートして欲しいものです。

BK陣は数、質とも人材は豊富のようです。新監督が鍛え上げて鉄壁
のディフェンス陣を作って欲しいものです。

スタッフ5名の中にレフェリー志望の女性が1人います。女性のレフェ
リーは早稲田では初めてでしょう。今後の女子ラグビー発展を支え
るためにも頑張って笛を吹いて貰いたいと思いました。

                              酔狂不安仙人

写真は 島田部長の挨拶を聞くラグビー部員(最前列が新入部員)
2018.4.14上井草グランドで入部式.jpg
                           
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仙人の「つぶやき ・・・・早稲田ラグビーよ、どこへ行く」                                                        [早大ラグビー部御意見番 ・・・・・・2018年度]

仙人b.jpg  昨年12月16日の秩父宮は忘れたこと
 がない!大学選手権第3回戦で東海
 大にた18:47と大敗し、年越し(ベスト4
 入り)はおろか準決勝にすら進出でき
 ずに加藤組が旗を降ろした日だ。外人
 2人を含む大型チームに苦戦するだろ
 うとは事前の大方の予想であったが、
 キックオフのハイパントをキャッチされ
 右陣タッチライン際を次々と突破され、
 わずか50秒余りでトライを奪われる出
 だしがこの試合の全てであった。

その後も早稲田は一度も試合の主導権を握ることもなくノーサイドとな
り、加藤組(29年度チーム)は終ってしまつた。ここまでは想定内であっ
たが---。
写真はH29年12月16日 東海大学戦のノーサイド後の両校挨拶
2017.12東海大戦.jpg
その後の展開(山下監督の退任と相良新監督の就任)は想定外であ
った。そもそも山下監督は創部100年(2018年)にラグビー学生No1
になるため監督になったのではないか?

確かに4年連続で年越しが出来ないと言うのはラグビー部にとって不
祥事??とも言えるものではあるが、過去2年の蓄積を踏まえ3年目
の今年で集大成し花を咲かせる積りではなかったのか?

巷の雀は色々噂を流すが退任の真相は公にされていない。成績不振
の責任を取ってと言うのが本人の説明の様であるが、OB会の圧力、
等で詰め腹を切らされたとみるべきであろう。

相良新監督については、3,4年前にコーチーとして上井草に顔を出
していたようであるが、91年にキャプテンとしてチームを率いて戦
った頃の記憶は全くない。更に、メジャーでない三菱重工に進んで
プレイをしたことも影が薄い理由の一つであろう。

それはともかく、新たな佐藤組を率いて創部100年以降を戦ってゆく
訳だが、コーチ陣の殆どが留任で山下流のどこをどう変えるのかが
見えない。新監督はディフェンス力の弱さ(同率2位と言いながら
得失点差で実質4位となったのだから当然と言えば当然だが)の克
服には言及されているが、その他は山下流の長所・短所を逐次洗い
出して改善して行くつもりなのかも。

主要ライバル校には引き離され・追いつかれ、気が付いてみるとベ
スト8校にも入れない早稲田としては、そんな手法でいいのかと気
になる。

今一つ気になるのは学生ラグビーの方向である。2015年のW杯を機
に日本ラグビーも一挙に国際化(プロアマ混合、異国人招へい)が
進み、学生ラグビーも一部その方向(外国人留学生・奨学金制度)
に動きつつある。大型の外人を盾に力技で勝ち抜くという戦法だが、
(体力的に劣る日本が諸外国と同じ戦法で対抗するという方向が)
これが日本ラグビーにとって本当に有用であるのか?

“山椒は小粒でピリリと辛い”というのが日本ラグビーの本質では
なかったのか!大西イズムは過去のものでは無い。大と小(速)の
組み合わせこそ妙味があろう。

200kgを超える逸ノ城級ばかりの大相撲、ホームランバッターばかり
のMBLでは興味が半減するではないか?

今年も早稲田のラグビーがどう進展するのか見守ってゆきたい。

                            酔狂不安仙人
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ダクタク句集2018年(平成30年)3月 [ダクタク句集2018年3月]

3/31sat
春風や 畦におりたつ 海の鳥
     (しゅんぷうや あぜにおりたつ うみのとり)
        ※朝の散歩コースにしている辺は海岸から3~5
         kmの内陸だが、群れをなす海鳥をみかけること
         がある。旅鳥のシギの仲間か? 目の前の小櫃
         川は東京湾に注ぐところで広大な干潟を形成し
         ている。生物が豊かに生息していて首都圏では
         数少ない貴重な場所らしい。川の上流を目指して、
         食事?に来てもおかしくない。 不詳。

3/29thu
いぬふぐり イヌトモ今朝も 顔見せず
     (いぬふぐり いぬともけさも かおみせず)
        ※当地はサクラ満開。朝の散歩に顔を合わせる人
         がこのところ来ない。この気温で花粉警報も赤く
         なっていたから、きっとそのせいに違いない。家
         の近所で我慢しているのだ。今朝の堤の景色を
         見られないとは・・・。

3/28wed
春眠や 本はふとんの 中で寝る
     (しゅんみんや ほんはふとんの なかでねる)

3/27tue
煙突も 煙も霞の 中に溶け
     (えんとつも けむりもかすみの なかにとけ)

春宵の 赤き通りと 通夜の客
     (しゅんしょうの あかきとおりと つやのきゃく)
        ※5月並みの気温も夕方には少し冷える。気温の
         せいで霞がかかったような大気も透き通ってきて、
         夕焼けの光が通りを染めている。

3/26mon
遍路行く 室戸吉良川 蔵の町
     (へんろいく むろときらがわ くらのまち)

湯上りに 主人の語り 春遍路
     (ゆあがりに しゅじんのかたり はるへんろ)
        ※「いつかは四国遍路へ・・・」と思い始めたのが
         50歳前後の頃。「全路徒歩で」が「一部でも」と
         なり、「ちょっとだけでも」という現在に至って、
         まだ実行していない。蔵の街を朝日に見るか、
         夕焼けか? 遍路宿って? いい主人がいる
         かな? いらぬ心配ばかりしている。

3/25sun
いつの間に 花花花か 春駆ける
     (いつのまに はなはなはなか はるかける)

春うらら 椅子組み立てる 釣り師かな
     (はるうらら いすくみたてる つりしかな)
        ※休日の釣り師、ゆっくりとアルミの椅子を準備
         している。ヘラブナ釣りは寒い中が似合う光景
         だが、こんな日もいいものだ。釣り師も一番落
         ち着くのはこの椅子の上だから、この季節この
         好天では釣れそうもないけれど家を出た・・・。

3/24sat           
春の朝 帰心に水差す 寒さかな
     (はるのあさ きしんにみずさす さむさかな)

法事終え 兄の横顔 春の風
     (ほうじおえ あにのよこがお はるのかぜ)
        ※両親と弟の回忌法要をまとめる形で郷里で行った。
         生憎みぞれ混じりの雨。肉親の法事としては今回
         を節目としていた兄はほっと一息という面持ち。温
         泉宿に移動してのお斎も楽しかった。

3/22thu
bandicam 2018-03-15 14-49-53-330.jpg
獅子舞は あの日の通りの においまで
     (ししまいは あのひのとおりの においまで)

被り上げ タバコ吸ってる 獅子の春
     (かぶりあげ たばこすってる ししのはる)

彼岸獅子 戊辰の役に 手柄あり
     (ひがんじし ぼしんのえきに てがらあり)
        ※ちょうど150年前(今年は戊辰戦争150周年)、
         前線から籠城戦に戻る山川大蔵(やまかわおお
         くら、後の山川浩、陸軍少将)の一隊が包囲され
         ていた鶴ヶ城に容易に入城できないでいたとこ
         ろを、彼岸獅子の一団にまぎれて無事入城を果
         たした。

3/21wed
bandicam 2018-03-15 14-45-16-102.jpg
彼岸獅子 なつかしき顔の みな揃い
     (ひがんじし なつかしきかおの みなそろい)

人垣に 友の顔いくつ 彼岸獅子
     (ひとがきに とものかおいくつ ひがんじし)

あの笛は 母の背中よ 温かき
     (あのふえは ははのせなかよ あたたかき)

彼岸獅子 道端に黒き 雪ありて
     (ひがんじし みちばたにくろき ゆきありて)

3/20tue
彼岸獅子 舞い一番の 獅子を追い
     (ひがんじし まいいちばんの ししをおい)

春うらら 急くな雄獅子の 弓くぐり
     (はるうらら せくなおじしの ゆみくぐり)
        ※獅子団それぞれに特徴があり、ご贔屓も生まれる。
         舞いを頼むとその家の前で、包んだ芳志(金額)に
         よって舞いのメニューが決まる。通常の3人の舞手
         によるものに加え、真ん中の牝獅子だけの舞い、
         連れてきている子供と牡獅子の舞い、牡獅子によ
         る弓くぐりの舞い・・・と多彩だ。子供の頃は圧巻の
         弓くぐりが見たくて、今で言う「おっかけ」をしたもの
         だ。なつかしい思い出。
         各家では椅子を持ち出し、年寄りを中央に座らせ、
         舞いを楽しんだ。テレビもない、観劇など滅多にな
         い時代であった。家の主人の親孝行。

3/19mon
笛聞かば 雪の通りに 飛び出せり
     (ふえきかば ゆきのとおりに とびだせり)

彼岸獅子 子役のありて 恋しかり
     (ひがんじし こやくのありて こいしかり)
        ※郷里会津若松市では春の彼岸に伝統の「彼岸
         獅子」が市内の各所で披露される。近郊の町か
         ら4、5組の獅子団が市中の商店、家を巡り、縁
         起物の舞を踊る。獅子団は連とも言える集団で、
         今は伝統文化保存会と称して、舞い方、笛太鼓
         の囃子方から構成される。会津に獅子団の音が
         聞こえるとやっと本格的な春が訪れる。

3/18sun
春嵐 備長炭の 窯たたく
     (はるあらし びんちょうたんの かまたたく)
        ※雨混じりの強風が窯をたたき続ける。わずかに
         白い湯気が立つ。原料はカシ。紀伊半島から伝
         えられた備長炭の生産を守っている。

春風に 備長炭は チンとなり
     (はるかぜに びんちょうたんは ちんとなり)
        ※炭の断面を見ると、真っ黒で密度が高い。炭同士
         がふれて出す音は金属音。

3/17sat
春野菜 安くなるかと ラジオ言い
     (はるやさい やすくなるかと らじおいい)
        ※朝6時の気温、昨日16度で今朝が3度、実に
         13度もの差。天候不順で高止まりしていた野
         菜がようやく安くなりそうという。暖かくなれば
         出荷量が増えて、のこと。
         しかし今朝の気温は! 大丈夫かな・・・。

3/16fri
桃スモモ 花咲く暖気の すさまじさ
     (ももすもも はなさくだんきの すさまじさ)
        ※昨日までの圧倒的な気温、サクラ開花予報も一
         新された。我が家の桃とプラム、昨年より4~5日
         開花が早い。

この春も 黄の競艶の 名に迷い
     (このはるも きのきょうえんの なにまよい)
        ※春に虫が一番好む色は黄色だとか。黄色の花は
         多いが、ここでいう黄の競艶?は「黄色の花をつけ
         る木」である。公園の植栽に、家々の庭の垣根越
         しに見られるもの。春を感じます。
         迷うのは(一年たつと忘れるのは)、
           マンサク(万作)
           レンギョウ(連翹)
           サンシュユ(山茱萸)
           ヤマブキ(山吹)
           トサミズキ(土佐水木)

3/14wed
春の午後 師の筆入る 絵に見入る
     (はるのごご しのふではいる えにみいる)

水仙の 小さき花よ 黄の微妙
     (すいせんの ちいさきはなよ きのびみょう)
        ※絵画教室では年に一度の作品展(4月)に向け、
         準備に入った。去年より少しは良い作品になった
         かなァ? わずかな自信も仲間の出展作と較べ
         ると、「あれーっ!?」としぼみがちだ。先生のア
         ドバイスとちょっとの加筆で大きくイメージを変え
         ることも。

3/13tue
ヘッドライト 後悔のみあり 春の霧
     (へっどらいと こうかいのみあり はるのきり)
        ※ちょっと前にTVで映画「ヘッド・ライト」(仏1955)
         を見た。なつかしかった。若い女との恋に家族を
         捨てた中年トラックドライバーの心の動きを描い
         たものだ。女との新たな暮らしを思い描いた矢先、
         女は病気で急死してしまう。中年男の恋とエゴ、
         暮らしと哀愁・・・をギャンは渋く演じる。

3/12mon
梅の里と 地名すぐにも 匂いあり
     (うめのさとと ちめいすぐにも においあり)

年齢で知る 春の芽吹きの すさまじさ
     (としでしる はるのめぶきの すさまじさ)

ハイウェイの 音の変わりし 彼岸前
     (はいうぇいの おとのかわりし ひがんまえ)
        ※春本格の様相。光に色に、風に香りに、音に・・・。

3/11sun
春つかむ 指のよごれや ふきのとう
     (はるつかむ ゆびのよごれや ふきのとう)
        ※この春も既にフキノトウの天ぷらを賞味した。そ
         してもう終盤なので、終盤向きの場所に採りに行
         く。数はないけれど大きくてうまそうな・・・。

春浅き 鎮魂の海は ただ青く
     (はるあさき ちんこんのうみは ただあおく)

3/10sat
雨音を しのぐ声あり 猫の恋
     (あまおとを しのぐこえあり ねこのこい)
        ※我が家の犬は猫が嫌い。先代もそうだった。雨音
         と猫の声、そして止まない犬の吠え・・・これが深夜
         に続くとちょっと困る。

3/9fri
才能の 静かに溢れ 春の宵
     (さいのうの しずかにあふれ はるのよい)

師の顔は わずかに歪み 春嵐
     (しのかおは わずかにゆがみ はるあらし)
        ※藤井6段の師弟対決勝利のニュースが届く。今回
         もただ驚くだけ。いつものことながら、快挙の度合い
         が十分に理解できない門外漢としては周囲のどよ
         めきと対戦者二人の表情を見ることしかない。

3/8thu
観覧車の 子らの声のごと 初雲雀
     (かんらんしゃの こらのこえのごと はつひばり)

雲雀来て 川面は鳥の なかりけり
     (ひばりきて かわもはとりの なかりけり)
        ※昨日いつもの散歩コースで初雲雀観察。今年の
         特色は初日から盛んに鳴き立てていることだ。

3/7wed
もどり寒 鵯の黙して 横切れり
     (もどりざむ ひよのもくして よこぎれり)
        ※身近な鳥の中でヒヨドリはとかく行儀が悪い。鳴
         き声がうるさい、食欲が旺盛、他の小鳥をやっつ
         ける・・・等々。それにしても「鵯」とはちょっと可哀
         想な気も。

もどり寒 夜また長く 沈みおり
     (もどりざむ よるまたながく しずみおり)
        ※一度暖かい生活に慣れると、寒い日は暗く、日が
         再び短くなったような気もする。屋内で静かにして
         いるか。

3/6tue
目も鼻も のども癒して 春の雨
     (めもはなも のどもいやして はるのあめ)
        ※晴れ続きも花粉症の人にとってはうらめしい。2
         日ほどの雨模様はプレゼント。

雌犬の 春大口の 欠伸する
     (めすいぬの はるおおぐちの あくびする)
        ※「人前で大口開けてあくびするものじゃない。お
          嬢様なんだから」
         「(-_-)゜zzz・・・・・」

3/5mon
梅の香に 楊枝作りの 主歩く
     (うめのかに ようじづくりの ぬしあるく)
        ※君津市久留里の伝統工芸に楊枝作りがある。ク
          ロモジから削り出され、久留里城にちなんで「雨
         城楊枝」と呼ばれる。本格的な職人は一人きり、
         後継者も弟子もいないとか。座っての仕事。普段
         はろくに運動もしない。一徹な人柄。その人がウォ
         ーキング・・・。

3/4sun
新しき 薬草食う 犬の春
     (あたらしき くすりぐさくう いぬのはる)
        ※名前を知らないが、犬は腹の調子が悪い時に路傍
         の細い草を食べる。普段は少しだけ、悪い時は大量
         に食って悪い食物とともに口からもどす。やっとやわ
         らかそうな草がのびてきた。

ゴイサギの 首回し見る 岸の春
     (ごいさぎの くびまわしみる きしのはる)
        ※他の鳥と違って、近くを通ってもゴイサギは悠然と
         している。川面を見張っていた目はぐるりとこちらに
         向けられる。

3/3sat
雛の段 重ねる亡母の 太い指
     (ひなのだん かさねるははの ふといゆび)
        ※思い出すのは、雛人形を優しく飾る姿ではなく、
         蔵の二階から人形が入った大きな木箱を下ろして
         来て、大小の箱を利用してひな壇を作っていた姿
         だ。緋毛氈で覆って出来た時、いつも手品のよう
         だと感心した。

ネモフィラよ 床屋に朝の 客五人
     (ねもふぃらよ とこやにあさの きゃくごにん)
        ※普通の理髪店より安い店がある。抜けるような青
         空、早くも客がたくさん。いがぐり頭の主人は若い
         が働き者、朝飯前にかたづける。

3/2fri
雪軒に 会津に嫁いで 糸紡ぐ
     (ゆきのきに あいづにとついで いとつむぐ)
         ※奥会津の雪深い村に受け継がれてきた素朴な
          織物の話。 「からむし」という植物から麻に似た
          糸を紡ぎ、織姫と呼ばれる女性が帯などに織り
          上げる。人気上昇中とか。

3/1thu
バラを描く 原色黄色の 旬や今
     (ばらをえがく げんしょくきいろの しゅんやいま)
        ※バラ一般の旬は5,6月だろうが、花屋の店先の
         バラはこれからが旬。待ちこがれる人にとって黄
         色のバラは春そのもの。バラ15本ほどとカスミ草
         を求め、画材にした。

春の日や 師の筆先の すこやかさ
     (はるのひや しのふでさきの すこやかさ)
        ※花特にバラを描かせると先生の絵は生き生きとす
         る。のびやかさは筆先の動きもそうだ。

冬の絵に 仲間の評は 春ならず
     (ふゆのえに なかまのひょうは はるならず)
        ※寒い中で描いた風景画を持っていった。皆の評価
         はいまひとつだ。
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