So-net無料ブログ作成
前の10件 | -

ダクタク句集2018年(平成30年)1月 [ダクタク句集2018年1月]

1/19fri
寒気団 関東の鴨 静かなり
     (かんきだん かんとうのかも しずかなり)
        ※関東は時に風の強い日があるが、概ね好天が続く。

1/17wed
蝋梅や 思い出もまた かすかなり
     (ろうばいや おもいでもまた かすかなり)
        ※今朝は蝋梅が里山への道沿いに並んでいるところ
         まで足を伸ばした。ここのは色も匂いも地味なほう
         だが、それがなんとも興趣をそそる。一時のぞいた
         青空を背景にした花の見事さは一流。遠い思い出
         がかすかに浮かんでくる。

1/16tue 
寒灯や クルマ4台 帰り来ぬ
     (かんとうや くるまよんだい かえりきぬ)
        ※子供二人が社会人になってそれぞれクルマで通勤。
         一家で4台だ。地方都市ではこれが普通だ。狭い敷
         地だから駐車場を広くとると、地面が殆ど残らないこ
         とも。一年間4台がアクシデントにあわずに無事帰る
         ・・・年頭にそれを祈る。

1/15mon
日短か 銅版画多く 見残しぬ
     (ひみじか どうはんがおおく みのこしぬ)
        ※まだまだ日暮れが早い。閉館のアナウンスで渋々
         帰路に着く。銅版画の第一人者深沢幸雄の追悼を
         兼ねた回顧展を最終日に訪ねた。ゆっくり見ていた
         ら思わぬ知らせにびっくり・・・。

1/14sun
寒晴れや 犬のふとんは 日々干して
     (かんばれや いぬのふとんは ひびほして)
        ※関東地方は毎日安定した晴れが続く。とはいえ寝
         具干しは毎日とはいかない。犬のそれは欠かさず
         ・・・感謝しているようではないが。

1/13sat
広辞苑 枕代わりに 第七版
     (こうじえん まくらがわりに だいななはん)
        ※昨日新版販売開始。新語の登録が話題になって
         いる。売れ行きもいいらしい。随分前の版を一冊
         持っているが、その後の改訂版はいらない。第一
         部厚くなりすぎ、枕には高過ぎる・・・。

1/12fri
障害の子 無人駅掃く 霧の朝
     (しょうがいのこ むじんえきはく きりのあさ)
        ※週末を除いて下りJRで通う人がいる。駅付近で
         会うだけだから、詳しいことは知らない。乗車時
         刻の20~30分も前に駅に着いて、誰もいない
         待合所の掃除をしている。

1/11thu 
その昔 図書館寒き 机の上
     (そのむかし としょかんさむき つくえのえ)
        ※いつも行く隣市の図書館は季節柄勉強する学生や
         生徒でいっぱい。館内暖房もばっちり。でも長いこと
         室内にいたら眠くなるのは必至。机や椅子も立派。
         パソコンも常備されている。

1/10wed
寒晴れや 浜の小店に 集まれり
     (かんばれや はまのこみせに あつまれり)
        ※寒中なのに異常なほど気温が高い。しかし風が強
         く、野外スケッチの会は中止。新年会のみの開催
         となった。ゆったりした昼食会で、この一年も良い
         集まりになることを予感させる。

今年の絵 抱負を問われ 新年会
     (ことしのえ ほうふをとわれ しんねんかい)
        ※不意に先生から絵の抱負をきかれた。70歳越え
         の弟子たちはどぎまぎ・・・、やっと「上手になりた
         い」「大きな絵に挑戦する」「外国にスケッチ旅行」
         等々・・・。「なんと素直な弟子たちよ」という表情で
         聞き入る先生。その先生も和服姿が可愛い。

1/8mon
松の内 カレンダー壁に そりかえり
     (まつのうち かれんだーかべに そりかえり)
        ※このあたりでは昨日に松飾りをしまった家が多い。
         関西から西では15日までが松の内というのが多
         いというが、地方によってマチマチとか。
          ついこの間まで職人の家ではゆっくり7日まで、
         時には10日まで仕事は休みというのが相場だっ
         たが。それもサラリーマン化して休みの日取りま
         で変わってしまった。

1/7sun
帽子飛ぶ 棄ててはいけぬ 冬の旅
     (ぼうしとぶ すててはいけぬ ふゆのたび)
        ※今朝は晴天だが風がめっぽう強い。フード付きに
         すればよかった。飛んだ帽子が転々と思わぬ方へ
         犬がそれを追いかけ引っ張る。そう、「冬の旅」を
         気取ってはいても、「・・・笠はとべども棄てて急ぎ
         ぬ」(菩提樹)というわけにはいかない。

七草の 欠けるを数え 粥啜る
     (ななくさの かけるをかぞえ かゆすする)
        ※強風で体感温度はきびしい。冷えた身体には足り
         ない粥でもすごくありがたい。

1/6sat
御代の春 あの痛恨事の なかりせば
     (みよのはる あのつうこんじの なかりせば)
        ※平成の世も一年と少し。東日本大震災の記憶があ
         まりにも大きく、未だに衝撃的だ。

天に向く 極楽鳥花の 寒に咲く
     (てんにむく ごくらくちょうかの かんにさく)
        ※夏の暑さに弱いといわれる。春と秋が開花時期。
         外で普通の鉢植えなのに、いつもより開花が遅く、
         11月~1月で元気に咲いている。昨日寒の入り。

1/5fri
人不足 早き初売りを 駆逐せり
     (ひとぶそく はやきはつうりを くちくせり)
        ※商魂行き過ぎと見えた正月商戦。待ったをかけた
         かに見えるのが人手不足とは。元日からの福袋、
         我さきにと群がるお客、服装はいつもと変わらぬ
         戦闘モード・・・いやです。

寒の入り 五輪見据えた 息白く
     (かんのいり ごりんみすえた いきしろく)
        ※当地木更津総合高の女子ソフトボール部の練習
         が始まった。全国制覇を成し遂げ、五輪選手を輩
         出した名門。まなじりが違います。

寒の入り 窓際の鯉が 浅間見る
     (かんのいり まどぎわのこいが あさまみる)
        ※友の故郷佐久市の光景が目に浮かぶ。道路沿
         いの堀に活発な鯉がいる。

1/4thu
床で待つ いつもの時刻 三が日
     (とこでまつ いつものじこく さんがにち)

晴れ上がる 大雪よそに 三が日
     (はれあがる おおゆきよそに さんがにち)

水仙の 丈伸ばしてや 三が日
     (すいせんの たけのばしてや さんがにち)
        ※今年の正月三が日三題
         上三句と並べなかった、もう一句がある。
          「三が日 三回寝れば 普通の日」
         (さんがにち さんかいねれば ふつうのひ)

         お粗末。これは過ぎ去った三が日を惜しんでいる
         のではなく、「早く来い来い普通の日」。普通の日
         礼賛の句です。毎日が日曜日。

1/3wed
すり鉢や 三日とろろの 朝仕事
     (すりばちや みっかとろろの あさしごと)
        ※東北(の一部)では正月三日の朝に「とろろ飯」
         を食べる。とろろ芋をその朝にすり鉢に摺り下ろ
         し、更にすりこぎ棒で延々とすり込む。大家族で
         全て大量だったから、この仕事の長かったことが
         忘れられない。「まだ?」「だめッ、まだまだ」
         これが終わらないと朝ごはんにありつけない。

         円谷幸吉は「父上様、母上様、三日とろろ美味し
         うございました。・・・幸吉はもう走れません。
         幸吉は父母上様の側で暮しとうございました」と
         遺書に記した。

青ペンで 去年の賀状を 恩師褒め
     (あおぺんで こぞのがじょうを おんしほめ)
        ※一年前に賀状に刷ったスケッチの絵を褒められた。
         学校時代に褒められれば、また別な道があったか
         なァ? 70歳過ぎてもうれしい。

長き夢 駅伝見ずに 寝正月
     (ながきゆめ えきでんみずに ねしょうがつ)

1/2tue
妻言うも 去年の服着て 初歩き
     (つまいうも こぞのふくきて はつあるき)

初日の出 べべ着た犬を 抱えおり
     (はつひので べべきたいぬを かかえおり)

酒肴なき テレビなき屠蘇や 今日ありて
     (さかななき てれびなきとそや きょうありて)
        ※静かな、いつもと変わらない一日。カマボコを少
         し食べ屠蘇をいただく。

1/1mon
戸のすきに 電車の音と 初明かり
     (とのすきに でんしゃのおとと はつあかり)
        ※「戸の隙を洩れ入る光・・・」、中原中也の「朝の
         歌」冒頭の一節。新年早々からパクリ?実はパ
         クりたくてウズウズしていた。こいつは春から縁
         起が良いようで・・・。
遊ぶ子の 路地に声聞く 子規の春
     (あそぶこの ろじにこえきく しきのはる)
        ※昨年正岡子規の明治34年の歳旦帳が発見さ
         れた。亡くなる前の年のものである。中に未発
         表の5句があったという。その中の一句、
           『暗きより元朝を騒く子供哉』
         これから子規の正月を思い描いた。
nice!(1)  コメント(0) 

ダクタク句集2017年(平成29年)12月 [ダクタク句集2017年12月]

12/31sun
洗剤を さがしあぐねて 大晦日
     (せんざいを さがしあぐねて おおみそか)

年越しや 増えた薬が こぼれ落ち
     (としこしや ふえたくすりが こぼれおち)

ほうきやの 嬶が店出す 大晦日
     (ほうきやの かかあがみせだす おおみそか)

溶鉱炉 働く人や 年越す日
     (ようこうろ はたらくひとや としこすひ)

ポンカンや 70個ほどの 暮れの幸
      (ぽんかんや ななじゅっこほどの くれのさち)

高齢の クルマ満タンで 年を越す
     (こうれいの くるままんたで としをこす)

今年また 坂の途中で 除夜の鐘
     (ことしまた さかのとちゅうで じょやのかね)
        ※「駄句と多句」を標榜しながら、後者は思うに任
         せず苦戦。大晦日に、多句の恥も書き捨てとば
         かりに並べました。良いお年を!!

12/30sat
拍子木の 遠く近くで 動きおり
     (ひょうしぎの とおくちかくで うごきおり)

火の用心 子の声高く 混じりけり
     (ひのようじん このこえたかく まじりけり)
        ※年末はどの町内も毎日火の用心の声が聞こえる。
         軽トラにスピーカーをつけてやっていたところも、
         いつしか本来の復古調に。当番を決め、拍子木の
         音に続いて皆で声を合わせる。
         勤め人は大方家にいる昨日今日、「年末が正月ら
         しくなって」きた。あの声、落ち着くなァ・・・。
         (正月は年々落ち着かなくなってきている、とか)

12/29fri
おしつまる 障子は小さき 紙を貼り
     (おしつまる しょうじはちいさき かみをはり)
        ※家の大掃除、思ったほどにははかどらず、第4コ
         ーナーを回ったところでタメ息が。障子は今年も
         全面張替えを断念し、小さな紙で部分補修となる。
         紙を花の形にしたり、色紙で昆虫をまねたり、せ
         めて工夫したつもりが終わって眺めたら、成果は
         イマイチ。もう2日。

12/28thu
賀状書かぬ 師走わずかに 日脚伸ぶ
     (がじょうかかぬ しわすわずかに ひあしのぶ)
        ※新年の挨拶は遠慮することにしている。賀状の用
         意をしない12月もおしせまって、今日は誕生日で
         やわらかな日差しが降りそそいでいる。俳句は季
         語の重なりを原則禁じるが、これはなんと三つも
         ・・・、季語のテンコモリ。

12/27wed
マンリョウや 師走の鳥の カフェテラス
     (まんりょうや しわすのとりの かふぇてらす)
        ※正月まではと願っていたマンリョウの赤い実が、
         粒が大きくなったところで鳥のごちそうになる。
         やって来るのはヒヨドリ、ムクドリ、オナガなどで、
         そう飢えた感じもしないし、日頃はギャング団と
         呼んでいる連中だ。やかましいだけだから追っ
         払いたいとも思うが・・・。

12/26tue
水仙や 川面の光に 照り映えて
     (すいせんや かわものひかりに てりはえて)
        ※川面からの反射光を下から受けた水仙はいつにも
         増して素晴らしい。家内が無事退院。

12/25mon
イブの雨 呼吸することの あたらしき
     (いぶのあめ いきすることの あたらしき)
        ※この12月は関東地方などでは降雨が記録的に
         少ない。報道されても暮らしていても、鈍い者には
         よくわからなかったが、今朝は違った。夜半の雨
         が教えてくれた。「いき」の味を・・・。

12/24sun
入院の 寝着でやつれ 聖夜かな
     (にゅういんの ねまきでやつれ せいやかな)
        ※どういうわけか病院の寝間着に着替え、ベッドに
         横になると、途端にやつれて見えた。患者らしく
         なったということ。

12/23sat
犬が寝て 手が動きおり 冬至の夜
     (いぬがねて てがうごきおり とうじのよ)
        ※犬や猫のペットが寝ぼける、夢を見る、寝言を言
         うとか言われるが、どうなのだろう? 当家の7歳
         メス雑種犬は眠っている時に、表情は変えないが
         オテのように片方の前足を差し出す仕草をする。
         夢を見ているとしか思えない。

12/22fri
寒気団 妻と一日の 冬ごもり
     (かんきだん つまとひとひの ふゆごもり)
        ※寒い日、今日は冬至。日差しがない分きびしい。
         明日に入院を控えた家内に不要不急の外出をや
         めるように言う。

12/20wed
百舌啼くや 羽根膨らまし 日差し待つ
     (もずなくや はねふくらまし ひざしまつ)
        ※めずらしく百舌発見。朝遠回りの甲斐があった。

介護士は 黒きジャンパー 黒バイク
     (かいごしは くろきじゃんぱー くろばいく)
        ※施設の若いスタッフの出勤だ。なんであれ、こだ
         わりを持っている若者が介護の中枢を担ってくれ
         るとすれば心強い。なによりカッコイイ。

12/19tue
短日や 広き境内に 大樹影
     (たんじつや ひろきけいだいに たいじゅかげ)
        ※浄眞寺九品仏参詣12/15続く
         一年の暦がめくられようとしている安らかな季節
         感と確実な時の経過に静かな戦慄を感じる師走。
         その両方を、ここの境内は受け止めてくれるよう
         な感じがする。イチョウ、カヤ、ヒノキ・・・参道に
         長い影を落としている。

門前に 居酒屋開くを 待つ初冬
     (もんぜんに いざかやあくを まつしょとう)
        ※居酒屋の席に案内され、営業時間までそのまま
         待たされる。ビールもこない。文句は言わない。

12/18mon
九品仏 いずれが吾か 日短か
     (くほんぶつ いずれがわれか ひみじか)
        ※浄眞寺九品仏参詣12/15
         死後阿弥陀仏のいる極楽にたどり着けるようにと
         お参りするのが九品仏。三仏堂(上品堂・中品堂
         ・下品堂)それぞれに三躰の阿弥陀仏(上生仏・
         中生仏・下生仏)が祀られている。

上品堂.JPG

年の瀬や 朱き御口が 言いたもふ
     (としのせや あかきみくちが いいたもう)
        ※お参りした九品仏のうちの一躰が低く囁いてくれ
         たよう・・・「年の瀬に良く来てくれた」、・・・錯覚。
         この仏様が九品仏のどれかは失念。

12/17sun
男とて 暮らしのことなど 渓紅葉
     (おとことて くらしのことなど たにもみじ)  
        ※等々力渓谷散歩12/15 続く
         久しぶりとはいえ、話題はいつも高尚にというわけ
         にはいかない。気のおけない間柄はまず暮らし向
         きのことに始まる。医療費がどうの、年金がどうの
         ・・・。話題に男女の差は縮まっていくものなのだろ
         うか?

冬ぬくし 木洩れ日赤き 不動尊
     (ふゆぬくし こもれびあかき ふどうそん)
        ※都会のオアシスといわれる等々力渓谷は谷底から
         長い坂を登った等々力不動尊が終点。途中、昔修
         行者が打たれたという不動の滝がある。その周辺
         は両岸の木々がことさらきれいだ。

12/16sat
二百廿歳 本懐遂げし 日に集う
     (にひゃくにじゅう ほんかいとげし ひにつどう)
        ※昨日12/15午後、東急大井町線等々力駅に集合。
         定期的に都内をウォーキングし、おしゃべりと打ち
         上げのビールを楽しむ会だ。赤穂浪士がめでたく
         本懐を遂げたのは今日未明。我ら三人は数え年
         合計が220歳、調べてみたら義士の最高齢は堀
         部弥兵衛金丸77歳を筆頭に、上位三人で享年
         210歳。

マンションの 林の中に 渓紅葉
     (まんしょんの はやしのなかに たにもみじ)
        ※駅から徒歩5分で等々力渓谷に入る。紅葉がまだ
         まだ見頃なのに驚く。地上はマンション化がとまら
         ないのにこの静寂。せせらぎも澄んでいる。

029.JPG

12/15fri
顔にらみ スクラム組むや 冬の音
     (かおにらみ すくらむくむや ふゆのおと)
        ※大学ラグビーは各対抗戦が終わって、大学選手
         権の組み合わせが決まった。年末年始の風物詩。
         新春の決勝に向けて、どうなることやら? 今回は
         帝京独走が阻まれるかも・・・。当ブログは早大ラ
         グビー部を熱烈応援。

12/14thu
養老川 名瀑に果つ 渓紅葉
     (ようろうがわ めいばくにはつ たにもみじ)
        ※房総半島の紅葉の見頃は遅いが12月上旬で盛
         りを終える。養老川沿いは各地に比較的小さな絶
         景ポイントがあるが、中でも上流「粟又の滝」周辺
         はオススメ第一だろう。
         渓流にかかる踏み石や川沿いの散歩ルートをゆっ
         くり遡っていく楽しみがある。目を上に光に当たっ
         た紅葉を眺め、すぐ傍ではせせらぎの音を楽しむ。
         やがて粟又の滝が見えてくる。

12/13wed
干し柿と 同じ色ともる 友の家
     (ほしがきと おなじいろともる とものいえ)
        ※古い家でどうにも・・・と言っていたが、よその目
         からすれば羨ましいことばかり。縁側があり、庭
         に面して木製雨戸がある。まして、この御仁は
         茶の間の窓に障子を残している。夕方近くを通
         ると、今ではレアものとなった「暖か色の光」が
         障子窓にほんのり映っている。いいなァと眺め
         る。これはもう皆のために残すべきだ。寒さをこ
         らえるのは本人。

12/12tue
初鴨や 父の句ひとつ 浮かびきて
     (はつがもや ちちのくひとつ うかびきて)

亡父の名を ちゃんづけで呼ぶ 露時雨
     (ちちのなを ちゃんづけでよぶ つゆしぐれ)
        ※父の親しい友人がいつも「ちゃん」づけで呼んで
         いたことをふと思い出した。それを真似てふざけ
         て「〇〇ちゃん」と呼んだことも。今は二人ともい
         ない。なのに「ちゃん」で呼ぶ音の響きが耳を離
         れない。

12/10sun
鼻水の 光る飼い主 曳かれおり
     (はなみずの ひかるかいぬし ひかれおり)
        ※今朝は今シーズン一の冷え込み。風邪気味を押し
         ての犬の散歩はきびしい。あれッ、向こうからも元
         気な犬に引っ張られてシニアがやってくる。あれあ
         れ・・・鼻水たらして。良く見ると、犬も飼い主も似て
         いる。誰に?・・・。微熱の朝の幻想。

12/9sat
風邪癒えず 西窓富士を 垣間見る
     (かぜいえず にしまどふじを かいまみる)
        ※風邪気味が長引いて、なかなか抜けない。今日の
         空は澄み切って、案の定富士山はきれいに見える。

12/8fri
トランプの 口のまわりに 針供養
     (とらんぷの くちのまわりに はりくよう)
        ※2月と覚えてる針供養、京都などでは12月8日の
         行事とか。米民主主義は決めた大統領に全てを
         委ねるということではあるまい。同様に公約の全
         てを実行するなら反対だとする支持者も多いはず。

12/7thu
本線は 50万ボルトと 冬に咆え
     (ほんせんは ごじゅうまんぼるとと ふゆにほえ)
        ※送電線の鉄塔を何本も見通せる場所がある。豪
         快な冬空を背景にしたところはなかなかのものだ。

12/6wed
室蘭に 母恋という街 寒夜かな
     (むろらんに ぼこいというまち かんやかな)
        ※なにげなく母恋の街を思い出した。室蘭に住んだ
         のは40年以上前、今にして思えばなにもかもが
         輝いた体験だった。夏にも思い出すし、冬にも。
         きれいに整備された街に、あの頃と同じ素晴らし
         い光がさしているだろうか? そしてあの頃の大
         好きな人たちは・・・。

12/5tue
秋深し 挑みし本を 置く今宵
     (あきふかし いどみしほんを おくこよい)
        ※なにも今宵に限ったことではない。読んでみた
         いなァと思っても、過去の実績から読了困難?
         と思われるタイプの本がある。ヒマは無限にあ
         るのに・・・と思いつつ、繰り返し押し寄せるギ
         ブアップの波に抗しきれずに枕元に放り出す。

12/4mon
干し柿の 色づき速し 冬の足
     (ほしがきの いろづきはやし ふゆのあし)
        ※この秋は寒さが厳しい。秋が短い。もう冬。冬の
         足取りが速く、例年より柿の粒が小さいこともあ
         って、すっかり縮んで赤黒く色づいている。
         出来上がりが干し過ぎで硬くなってもと心配して
         いる。

12/3sun
さおだけぇ テープなれども 師走かな
     (さおだけぇ てーぷなれども しわすかな)
        ※物干し竿売りの呼び声が聞こえる。スピーカー
         から流れるのはテープの音だが、12月なら「い
         いかな」と思う。売っているのは最早ステンレス
         製だけだけれど。

12/2sat
平成の 終わり告げる日 石蕗の花
     (へいせいの おわりつげるひ つわのはな)
        ※皇室会議が行われ、天皇の譲位と新天皇の即位
         の日程が決まった。昭和に続く平成が長いと感じ
         ることは少なかったが30年である。戦争のなかっ
         た時代、バブルの崩壊と今に続くデフレの経済と
         暮らし、東日本大震災。そして自分に投影すると
         後半の人生の大部分が重なる。改めて振り返ると
         様々な感慨がある。

12/1fri
酉の市 夜店の上の 星いくつ
     (とりのいち よみせのうえの ほしいくつ)

酉の市 住んだ街まで 廻り道
     (とりのいち すんだまちまで まわりみち)
        ※今年は三の酉まであり、11月30日でした。行く
         ことはできませんでしたが、縁起熊手を求める人
         と売り手の掛け合い、恒例の手締めの光景が報
         道されていました。地方出の者にとっては、こうし
         た下町の季節の催しにはなぜか憧れが強く、ちょ
         っと遠くの駅で降り、ゆっくり徒歩で出向いたもの
         でした。

nice!(1)  コメント(0) 

仙人への返信 2017.12.13 [早大ラグビー部御意見番]

仙人様へ 
     「早稲田よ、これだけは頼む。絶対勝てるから・・・」

居士.png 残念でした。
 勝ち負けに限定していえば、早稲田は、
 勝てる試合だった! 激しい攻防が続
 くハラハラドキドキ感に満ちたよい試合
 でした。
 平板に表現すれば、試合開始後数分
 にして最初にトライ(+ゴール)を挙げ
 た明治が、最後までそのリードを保っ
 て逃げ切った試合でした。

明治の勝因は、事前に早稲田を徹底的に分析し、万全の対策を
講じたことにあります。これに対し早稲田はチームが持つ力を活
かす戦法を採ったが、得点に結びつく場面での最後の詰めが甘
かった。・・・仙人の観戦記に全く同感です。

試合の印象をいくつか具体的に記します。

1.印象としては、展開(バックス)の試合だった。

2.フォワードの体重は、Wが103.4kg、明治が103.5kgと全く同じ。
  しかし、明治のスクラムに1日の長があった。早稲田は慶応との
  スクラムにも劣位が見られたから、今年の早稲田のスクラムは
  弱いのだろう。同じ体重でも押し負けるというのは問題だ。

  優れたスクラムのコーチの指導を受けて「押し勝たなくてもよい
  が、せめて押し負けない」スクラムを組めるようにならなくちゃ。

3.だから、スクラムに弱い早稲田は「バックスの展開による得点」
  に賭けたのであろう。

4.両チームともよく攻め、よく守った。攻めも守りも緊張感に溢れた
  レベルの高いものであった。攻撃はフェーズ2桁に及ぶシーンが
  いくつもあった。しかし、数次にわたる攻撃でも攻防ラインをグッ
  と前に進めるシーンは見られなかった。一義的には、早明のデ
  フェンスがしっかりしていたからです。

5.両チームがよこ展開、縦のツッコミを重ねる間に、明治のフォワ
  ードに疲れが見えてきた。押す力に定評のある明治のフォワー
  ドが走り回れば、スクラムの力が弱くなるのは致し方無し。試合
  後半10分過ぎ頃から、明治のスクラムはそれまでの力強さを失
  い、スクラムは早明互角になった。

6.早稲田は「横+縦」の「走るラグビー」に賭けた。明治は早稲田の
  展開策を予想し、その対策を何度も何度も練習したに違いない。
  明治はその対策を見事にやり遂げた。早稲田の走るラグビーに
  負けずと走り、固いデフェンスで早稲田の攻撃を防いだ。そして、
  早稲田のロングパスをインターセプトし、先取点を挙げて、チーム
  を勢いづけた。早稲田は攻める時に、SOの岸岡が成功の危うい
  ロングパスを出したり、岸岡の傍を切り裂くように突っ込む早稲田
  のバックスにボールを「浮かして渡す(トス?)」(サインプレーでは
  ない)フォーメーションがあることを明治は熟知していた。だから、
  両チームのバックスが接近したときのロングパスやトスをカットす
  ることが出来た。狙っていたからだ。

  仙人の観戦記の中の早稲田のロングパスがカットされた数を知れ
  ば、明治は準備怠らず、であったことが分かる。

7.大学選手権の組み合わせで早稲田は厳しいブロックに入る こと
  になった。已むを得ない。対抗戦で4位だったのだから。でも勝ち
  進むことが出来ないわけではない。

  今年の帝京は例年ほど強くないようだし、明治、慶応とはレベル
  的には「ドングリの背比べ」だ。大学選手権では、早稲田は事前
  に対抗戦以外の相手チームをよく研究して、相手チームのかす
  かな隙を見逃すことなく、こじ開ける戦法を徹頭徹尾続ければ、
  勝ち進むことが出来ないわけではない。

8.早稲田は、
  ①(勝たなくてもよい)負けないスクラムを組めるようになってくれ。
  ②どこにも負けない「走るラグビー」を見せてくれ。
  ③横展開の先、縦に切り込む時、短い距離でスピード (加速度)
   を上げる練習を重ねよ。そうすれば、ロングパス、トスがカット
   されて不要な得点を相手に献上する機会は消滅する。
  ④体重と加速度を活かした破壊力のあるツッコミやフェイント、サ
   イドステップで相手デフェンスをかわして相手の狭い間隙を切り
   裂いて進む練習も頼む。
  ⑤早稲田のデフェンスは早明戦で見せたものでよい。体格を考
   慮すると現状が限界ではないかと思うので。

早稲田は対抗戦の最終盤に近づいて、良いチームになってきた。
戦闘力があって、攻守バランスのとれたチームになった。残念なこと
は、攻め込むのに「詰めに弱い」ことである。

体を作り上げ る時間的余裕はないから、早稲田が持つ強味は何か
をよく考えてそれを磨き上げて、あとは頭を使って「桶狭間の戦い」を
見せてくれ。

絶対勝てるから、頑張れ早稲田!

                          府中闘球居士
nice!(1)  コメント(0) 

仙人の「12/3早明戦観戦記」                                                        [早大ラグビー部御意見番]

          酔狂不安仙人 日記 2017.12.10

仙人b.jpg  銀杏が黄金色に輝き、22,000人を超
 えるほぼ満員の秩父宮が対抗戦とい
 うより大学選手権でいかに有利な山に
 入るかの重要な決戦の舞台であった。

 今季の明治は得点力が高く得失点差
 でもほぼ帝京に並んでいるのでも判る
 ようにFW,BK共強力でバランスが取
 れている。

 今日の試合を一言で言えば、早稲田
を研究し対策を立てた明治と愚直に横への展開と縦への突進を
繰り返し細工もなかった早稲田との差で、FWの地力が些か勝る
明治が優位に試合を運び、DF陣が最後まで早稲田の攻撃をし
のぎ切った結果と言えよう。

満員の秩父宮バックスタンド
満員の秩父宮バックスタンド.jpg

まず、前半立ち上がり4分の明治のトライは早稲田のロングパス
を読まれインターセプトされたもの。このロングパスからの失点は
(観戦した試合で)昨年は6,7回、今年は3回あり、各大学から狙
われているものだ。

早稲田の得点は前半10分、敵陣でのラインアウトからで、一塊
になったモールで②が抑える良い形のトライで同点。

その後明治に自陣深く攻め込まれ、10分近く耐えていたが、前半
28分、明治の⑨の動きに幻惑されたか、⑧にスッとパスされトラ
イを献上。前半は7:14と7点ビハインドで終わる。

後半開始早々5分、早稲田は攻め込まれた明治ボールをターンオ
ーバーして敵陣に攻め込み、今季初スタメンの⑮桑山(兄)が右
隅にトライし、2点差と追いつめる。

ただ、後半12分、早稲田ラインアウトのこぼれ球を明治に拾われ、
ディフェンスが整わないうちに明治の⑪に走られトライを奪われ、
更に21分自陣深く攻め込まれて最後は明治⑨のステップにかわ
されトライ、14点差となる。

ここ辺りから、早稲田もエンジンがかかり始め、攻撃に次ぐ攻撃で
敵陣に入りディフェンスが遅れて、耐え切れずペナルテイーを連
続する明治からついに後半34分ペナルティートライ(7点)を得る。
もう1トライ&ゴールは欲しい早稲田は自陣から果敢に攻めるが、
残り時間での焦りかペナルティーを犯し。後半36分明治にPG3点
を与えてしまい19:29と万事休すとなる。

足元の良くない中、早稲田のFWは前半は押され気味だったが、
スクラム、モール、ブレイクダウン、外でのアタック等でよく頑張っ
たと思う。


今日の試合を見る限り、早稲田は、ラインアウトのミス2本もあり
は要改善だ、攻撃のヴァリエイションも欲しい。捌き超一流のSH
だが攻撃参加にも使う手は無いのか?そして何より今後対戦す
る強力FWへの対抗策はと気になる点が多い。

今回の敗戦で実質対抗戦3位かと思っていたら、同日の慶応:青
学戦で119:5という記録的な点差で慶応が勝ったため、得失点
差で実質4位に転落してしまった。

対抗戦2位であれば準決勝(12/23)から出場だが、今回の結果
を受けた早稲田の山は死のロードで、12/16第3回戦東海(リーグ
戦2位)、勝てば12/23準決勝天理(関西1位、強力FW)そして勝
てば1/2帝京となるが。

いづれのチームも大型外人を有しパワーがある。ガチンコだけで
は層の厚くない早稲田は先には進めないだろう。何らかの工夫が
必要だ。

早稲田/加藤組の最後の試合になりかねない12/16の東海大戦に
は、応援に行かざるを得ないだろう。

今年秩父宮での最後の試合だし。  

                            酔狂不安仙人
nice!(0)  コメント(0) 

ダクタク句集2017年(平成29年)12月 自選10句 [ダクタク句集 月間大賞]

cup3-60.jpg審査中です(自選)
  12月のダクタク句の中から、「自選10句」と「次点」です。

12/31sun
洗剤を さがしあぐねて 大晦日
     (せんざいを さがしあぐねて おおみそか)

年越しや 増えた薬が こぼれ落ち
     (としこしや ふえたくすりが こぼれおち)

ほうきやの 嬶が店出す 大晦日
     (ほうきやの かかあがみせだす おおみそか)

溶鉱炉 働く人や 年越す日
     (ようこうろ はたらくひとや としこすひ)

ポンカンや 70個ほどの 暮れの幸
      (ぽんかんや ななじゅっこほどの くれのさち)

高齢の クルマ満タンで 年を越す
     (こうれいの くるままんたで としをこす)

今年また 坂の途中で 除夜の鐘
     (ことしまた さかのとちゅうで じょやのかね)
        ※「駄句と多句」を標榜しながら、後者は思うに任
         せず苦戦。大晦日に、多句の恥も書き捨てとば
         かりに並べました。

12/30sat
拍子木の 遠く近くで 動きおり
     (ひょうしぎの とおくちかくで うごきおり)

火の用心 子の声高く 混じりけり
     (ひのようじん このこえたかく まじりけり)
        ※年末はどの町内も毎日火の用心の声が聞こえる。
         軽トラにスピーカーをつけてやっていたところも、
         いつしか本来の復古調に。当番を決め、拍子木の
         音に続いて皆で声を合わせる。
         勤め人は大方家にいる昨日今日、「年末が正月ら
         しくなって」きた。あの声、落ち着くなァ・・・。
         (正月は年々落ち着かなくなってきている、とか)

12/29fri
おしつまる 障子は小さき 紙を貼り
     (おしつまる しょうじはちいさき かみをはり)
        ※家の大掃除、思ったほどにははかどらず、第4コ
         ーナーを回ったところでタメ息が。障子は今年も
         全面張替えを断念し、小さな紙で部分補修となる。
         紙を花の形にしたり、色紙で昆虫をまねたり、せ
         めて工夫したつもりが終わって眺めたら、成果は
         イマイチ。もう2日。

12/28thu
賀状書かぬ 師走わずかに 日脚伸ぶ
     (がじょうかかぬ しわすわずかに ひあしのぶ)
        ※新年の挨拶は遠慮することにしている。賀状の用
         意をしない12月もおしせまって、今日は誕生日で
         やわらかな日差しが降りそそいでいる。俳句は季
         語の重なりを原則禁じるが、これはなんと三つも
         ・・・、季語のテンコモリ。

12/27wed
マンリョウや 師走の鳥の カフェテラス
     (まんりょうや しわすのとりの かふぇてらす)
        ※正月まではと願っていたマンリョウの赤い実が、
         粒が大きくなったところで鳥のごちそうになる。
         やって来るのはヒヨドリ、ムクドリ、オナガなどで、
         そう飢えた感じもしないし、日頃はギャング団と
         呼んでいる連中だ。やかましいだけだから追っ
         払いたいとも思うが・・・。

12/26tue
水仙や 川面の光に 照り映えて
     (すいせんや かわものひかりに てりはえて)
        ※川面からの反射光を下から受けた水仙はいつにも
         増して素晴らしい。家内が無事退院。

12/25mon
イブの雨 呼吸することの あたらしき
     (いぶのあめ いきすることの あたらしき)
        ※この12月は関東地方などでは降雨が記録的に
         少ない。報道されても暮らしていても、鈍い者には
         よくわからなかったが、今朝は違った。夜半の雨
         が教えてくれた。「いき」の味を・・・。

12/24sun
入院の 寝着でやつれ 聖夜かな
     (にゅういんの ねまきでやつれ せいやかな)
        ※どういうわけか病院の寝間着に着替え、ベッドに
         横になると、途端にやつれて見えた。患者らしく
         なったということ。

12/23sat
犬が寝て 手が動きおり 冬至の夜
     (いぬがねて てがうごきおり とうじのよ)
        ※犬や猫のペットが寝ぼける、夢を見る、寝言を言
         うとか言われるが、どうなのだろう? 当家の7歳
         メス雑種犬は眠っている時に、表情は変えないが
         オテのように片方の前足を差し出す仕草をする。
         夢を見ているとしか思えない。

12/22fri
寒気団 妻と一日の 冬ごもり
     (かんきだん つまとひとひの ふゆごもり)
        ※寒い日、今日は冬至。日差しがない分きびしい。
         明日に入院を控えた家内に不要不急の外出をや
         めるように言う。

12/20wed
百舌啼くや 羽根膨らまし 日差し待つ
     (もずなくや はねふくらまし ひざしまつ)
        ※めずらしく百舌発見。朝遠回りの甲斐があった。

介護士は 黒きジャンパー 黒バイク
     (かいごしは くろきじゃんぱー くろばいく)
        ※施設の若いスタッフの出勤だ。なんであれ、こだ
         わりを持っている若者が介護の中枢を担ってくれ
         るとすれば心強い。なによりカッコイイ。

12/19tue
短日や 広き境内に 大樹影
     (たんじつや ひろきけいだいに たいじゅかげ)
        ※浄眞寺九品仏参詣12/15続く
         一年の暦がめくられようとしている安らかな季節
         感と確実な時の経過に静かな戦慄を感じる師走。
         その両方を、ここの境内は受け止めてくれるよう
         な感じがする。イチョウ、カヤ、ヒノキ・・・参道に
         長い影を落としている。

門前に 居酒屋開くを 待つ初冬
     (もんぜんに いざかやあくを まつしょとう)
        ※居酒屋の席に案内され、営業時間までそのまま
         待たされる。ビールもこない。文句は言わない。

12/18mon
九品仏 いずれが吾か 日短か
     (くほんぶつ いずれがわれか ひみじか)
        ※浄眞寺九品仏参詣12/15
         死後阿弥陀仏のいる極楽にたどり着けるようにと
         お参りするのが九品仏。三仏堂(上品堂・中品堂
         ・下品堂)それぞれに三躰の阿弥陀仏(上生仏・
         中生仏・下生仏)が祀られている。

上品堂.JPG

年の瀬や 朱き御口が 言いたもふ
     (としのせや あかきみくちが いいたもう)
        ※お参りした九品仏のうちの一躰が低く囁いてくれ
         たよう・・・「年の瀬に良く来てくれた」、・・・錯覚。
         この仏様が九品仏のどれかは失念。

12/17sun
男とて 暮らしのことなど 渓紅葉
     (おとことて くらしのことなど たにもみじ)  
        ※等々力渓谷散歩12/15 続く
         久しぶりとはいえ、話題はいつも高尚にというわけ
         にはいかない。気のおけない間柄はまず暮らし向
         きのことに始まる。医療費がどうの、年金がどうの
         ・・・。話題に男女の差は縮まっていくものなのだろ
         うか?

冬ぬくし 木洩れ日赤き 不動尊
     (ふゆぬくし こもれびあかき ふどうそん)
        ※都会のオアシスといわれる等々力渓谷は谷底から
         長い坂を登った等々力不動尊が終点。途中、昔修
         行者が打たれたという不動の滝がある。その周辺
         は両岸の木々がことさらきれいだ。

12/16sat
二百廿歳 本懐遂げし 日に集う
     (にひゃくにじゅう ほんかいとげし ひにつどう)
        ※昨日12/15午後、東急大井町線等々力駅に集合。
         定期的に都内をウォーキングし、おしゃべりと打ち
         上げのビールを楽しむ会だ。赤穂浪士がめでたく
         本懐を遂げたのは今日未明。我ら三人は数え年
         合計が220歳、調べてみたら義士の最高齢は堀
         部弥兵衛金丸77歳を筆頭に、上位三人で享年
         210歳。

マンションの 林の中に 渓紅葉
     (まんしょんの はやしのなかに たにもみじ)
        ※駅から徒歩5分で等々力渓谷に入る。紅葉がまだ
         まだ見頃なのに驚く。地上はマンション化がとまら
         ないのにこの静寂。せせらぎも澄んでいる。

029.JPG

12/15fri
顔にらみ スクラム組むや 冬の音
     (かおにらみ すくらむくむや ふゆのおと)
        ※大学ラグビーは各対抗戦が終わって、大学選手
         権の組み合わせが決まった。年末年始の風物詩。
         新春の決勝に向けて、どうなることやら? 今回は
         帝京独走が阻まれるかも・・・。当ブログは早大ラ
         グビー部を熱烈応援。

12/14thu
養老川 名瀑に果つ 渓紅葉
     (ようろうがわ めいばくにはつ たにもみじ)
        ※房総半島の紅葉の見頃は遅いが12月上旬で盛
         りを終える。養老川沿いは各地に比較的小さな絶
         景ポイントがあるが、中でも上流「粟又の滝」周辺
         はオススメ第一だろう。
         渓流にかかる踏み石や川沿いの散歩ルートをゆっ
         くり遡っていく楽しみがある。目を上に光に当たっ
         た紅葉を眺め、すぐ傍ではせせらぎの音を楽しむ。
         やがて粟又の滝が見えてくる。

12/13wed
干し柿と 同じ色ともる 友の家
     (ほしがきと おなじいろともる とものいえ)
        ※古い家でどうにも・・・と言っていたが、よその目
         からすれば羨ましいことばかり。縁側があり、庭
         に面して木製雨戸がある。まして、この御仁は
         茶の間の窓に障子を残している。夕方近くを通
         ると、今ではレアものとなった「暖か色の光」が
         障子窓にほんのり映っている。いいなァと眺め
         る。これはもう皆のために残すべきだ。寒さをこ
         らえるのは本人。

12/12tue
初鴨や 父の句ひとつ 浮かびきて
     (はつがもや ちちのくひとつ うかびきて)

亡父の名を ちゃんづけで呼ぶ 露時雨
     (ちちのなを ちゃんづけでよぶ つゆしぐれ)
        ※父の親しい友人がいつも「ちゃん」づけで呼んで
         いたことをふと思い出した。それを真似てふざけ
         て「〇〇ちゃん」と呼んだことも。今は二人ともい
         ない。なのに「ちゃん」で呼ぶ音の響きが耳を離
         れない。

12/10sun
鼻水の 光る飼い主 曳かれおり
     (はなみずの ひかるかいぬし ひかれおり)
        ※今朝は今シーズン一の冷え込み。風邪気味を押し
         ての犬の散歩はきびしい。あれッ、向こうからも元
         気な犬に引っ張られてシニアがやってくる。あれあ
         れ・・・鼻水たらして。良く見ると、犬も飼い主も似て
         いる。誰に?・・・。微熱の朝の幻想。

12/9sat
風邪癒えず 西窓富士を 垣間見る
     (かぜいえず にしまどふじを かいまみる)
        ※風邪気味が長引いて、なかなか抜けない。今日の
         空は澄み切って、案の定富士山はきれいに見える。

12/8fri
トランプの 口のまわりに 針供養
     (とらんぷの くちのまわりに はりくよう)
        ※2月と覚えてる針供養、京都などでは12月8日の
         行事とか。米民主主義は決めた大統領に全てを
         委ねるということではあるまい。同様に公約の全
         てを実行するなら反対だとする支持者も多いはず。

12/7thu
本線は 50万ボルトと 冬に咆え
     (ほんせんは ごじゅうまんぼるとと ふゆにほえ)
        ※送電線の鉄塔を何本も見通せる場所がある。豪
         快な冬空を背景にしたところはなかなかのものだ。

12/6wed
室蘭に 母恋という街 寒夜かな
     (むろらんに ぼこいというまち かんやかな)
        ※なにげなく母恋の街を思い出した。室蘭に住んだ
         のは40年以上前、今にして思えばなにもかもが
         輝いた体験だった。夏にも思い出すし、冬にも。
         きれいに整備された街に、あの頃と同じ素晴らし
         い光がさしているだろうか? そしてあの頃の大
         好きな人たちは・・・。

12/5tue
秋深し 挑みし本を 置く今宵
     (あきふかし いどみしほんを おくこよい)
        ※なにも今宵に限ったことではない。読んでみた
         いなァと思っても、過去の実績から読了困難?
         と思われるタイプの本がある。ヒマは無限にあ
         るのに・・・と思いつつ、繰り返し押し寄せるギ
         ブアップの波に抗しきれずに枕元に放り出す。

12/4mon
干し柿の 色づき速し 冬の足
     (ほしがきの いろづきはやし ふゆのあし)
        ※この秋は寒さが厳しい。秋が短い。もう冬。冬の
         足取りが速く、例年より柿の粒が小さいこともあ
         って、すっかり縮んで赤黒く色づいている。
         出来上がりが干し過ぎで硬くなってもと心配して
         いる。

12/3sun
さおだけぇ テープなれども 師走かな
     (さおだけぇ てーぷなれども しわすかな)
        ※物干し竿売りの呼び声が聞こえる。スピーカー
         から流れるのはテープの音だが、12月なら「い
         いかな」と思う。売っているのは最早ステンレス
         製だけだけれど。

12/2sat
平成の 終わり告げる日 石蕗の花
     (へいせいの おわりつげるひ つわのはな)
        ※皇室会議が行われ、天皇の譲位と新天皇の即位
         の日程が決まった。昭和に続く平成が長いと感じ
         ることは少なかったが30年である。戦争のなかっ
         た時代、バブルの崩壊と今に続くデフレの経済と
         暮らし、東日本大震災。そして自分に投影すると
         後半の人生の大部分が重なる。改めて振り返ると
         様々な感慨がある。

12/1fri
酉の市 夜店の上の 星いくつ
     (とりのいち よみせのうえの ほしいくつ)

酉の市 住んだ街まで 廻り道
     (とりのいち すんだまちまで まわりみち)
        ※今年は三の酉まであり、11月30日でした。行く
         ことはできませんでしたが、縁起熊手を求める人
         と売り手の掛け合い、恒例の手締めの光景が報
         道されていました。地方出の者にとっては、こうし
         た下町の季節の催しにはなぜか憧れが強く、ちょ
         っと遠くの駅で降り、ゆっくり徒歩で出向いたもの
         でした。

nice!(0)  コメント(0) 

ダクタク句集2017年(平成29年)11月 [ダクタク句集2017年11月]

11/30thu
鹿野山 古寺は甍も 黄ばみおり
     (かのうざん こじはいらかも きばみおり)

神宿る 銀杏の巨木 寺紅葉
     (かみやどる いちょうのきょぼく てらもみじ)
        ※昨日当地はうららかな小春日和。今が紅葉の見頃
         との情報で、絵画教室の仲間と急遽鹿野山神野寺
         にスケッチに出かけた。名物銀杏の大樹はさかりを
         終えていたが、境内の真っ赤なモミジは見事。朝の
         霧をかきわけ、登ってきた甲斐があった。
         巨木の下で描いていたら、次々と黄色の葉が落ち
         てくる。さすが葉もでかい。帽子に落ちる。グサッと
         いう。絵はまあまあ、しかしいい一日。

11/29wed
アイフォーン これ買う秋や 金貯めて
     (あいふぉーん これかうあきや かねためて)
        ※次々と最新のものを手にする快感はそんなに大き
         いのだろうか? とまらない? 結構高価だし、買っ
         たからには朝夕手放せない。

11/27mon
呼び合える 渡り帰る日 風強く
     (よびあえる わたりかえるひ かぜつよく)

子を呼ぶか 高く啼きつつ 鳥帰る
     (こをよぶか たかくなきつつ とりかえる)
        ※東京湾でタカの種類の帰りが観察されるという
         ニュースを見た。近くでも高く鳴きつつ南に行く
         鳥が何度か見られたが、生憎鳥の種類を確認
         する知識がない。

11/26sun
蓮根掘り もはや体験 すべからず
     (はすねほり もはやたいけん すべからず)
        ※初冬の風物詩、内房線沿いに蓮田が広がる。以前
         住んだ浜松市でも天竜川の支流沿いに蓮田があり、
         季節には蓮根堀りの作業を眺めたものだ。発動機
         によるポンプで水を噴出させ、泥を飛ばして蓮根を
         取り出し、浮かべた舟に乗せる。寒風の中、時には
         腰まで畑の水と泥に浸かりながらの作業だ。最近は
         観光用の体験教室なんてのもあるらしいが・・・。

11/25sat
早霜や 孫のクルマの 窓を拭く
     (はやじもや まごのくるまの まどをふく)
        ※出勤支度をした孫娘が出てくるまでに窓をきれい
         に拭いている。安全を願っての日課だろうが、部
         屋着が寒そうでよけい心配。

11/24fri
枯れススキ カラスが歩く ロータリー
     (かれすすき からすがあるく ろーたりー)
        ※JRの駅からの光景。利用客の少なかった側にも
         ロータリーが出来ている。海寄りの開発と人口増
         を当て込んでいる。しかし時間がかかるのだろう。

暖房車 子供の暮らし 孫のこと
     (だんぼうしゃ こどものくらし まごのこと)
        ※ローカル線は各停に限る。和服姿のオバサンの
         一団、お稽古事の帰りなのか、この時刻の常連の
         ようだ。「この前の続きだけれど」に始まって、子供
         の生活が話題だ。・・・いつしか話は進み、孫の話
         に。結構面白い。ウトウトしながら聴いている。

11/23thu
かすかなる 息で「古い顔」 忘年会
     (かすかなる いきでふるいかお ぼうねんかい)
        ※半年に一度の同期会。暮れは忘年会を兼ねる。酒
         は弱い上にこの顔ぶれが相手だと、途端にアルコー
         ルの回りが速くなる。やっとのことで肩組みして歌う。
         ♫ 幼い頃に遊んでた
           学生時代に付き合った
             、いろんな友がいたけれど
          みんなみんな今は亡い ああ懐かしい古い顔

11/22wed
干し柿の 数を減らして 見張り番
     (ほしがきの かずをへらして みはりばん)
        ※このところの寒さは一日の寒暖差も大きく、干し
         柿には最適らしい。しかし、そろそろとなると鳥た
         ちがやって来る。尾長、ヒヨドリなど。実に賢いし、
         かつ貪欲である。
         畑では良い出来だと楽しみにしていた落花生が
         軒並みハクビシンにやられガックリきた。鳥たち
         にも寛容ではいられない。

11/21tue
豊作や 僧が風切る スクーター
     (ほうさくや そうがかぜきる すくーたー)
        ※若い僧侶が秋晴れの街道を行く。農家は不順な夏
         の天候で心配されたが、まずまずの米作だったとか。
         秋の野菜収穫は絶好調。豊作であれば檀家の実入
         りも豊かだろう。お布施も・・・。お坊さんの表情も明
         るい。

秋の句を 諳んじ若き 僧が行く
     (あきのくを そらんじわかき そうがいく)
        ※後を継いだ坊さんは地域の文化活動にも積極的だ。
         句会とか歴史講座などにお寺を開放している。彼自
         身が句会の有力メンバー。

11/20mon
山茶花や 早咲きだけを 取り柄とし
     (さざんかや はやざきだけを とりえとし)
        ※早朝に山茶花の掃除をした。よその家はやっと咲
         き始めが多い。今年の11月は寒い日が続いてい
         るから、早咲きの我が家の花が季節感としては最
         高だったかな・・・などと、得意になっている。

手袋と ジャンパー厚く 身構えり
     (てぶくろと じゃんぱーあつく みがまえり)
        ※今朝の冷え込みは一段と厳しい。1月並との予報
         だった。朝の散歩の武装は2段目に切り替え。犬
         は変わらず。

11/19sun
温顔と なる人多く 冬に入る
     (おんがんと なるひとおおく ふゆにいる)
        ※元職場の10年ぶりの同窓会。現役30人を含め、
         130人の大盛会だった。懐かしい顔がまわりに
         いっぱい。

11/17fri
小春日和 身知らず柿の 箱開ける
     (こはるびより みしらずがきの はこあける)
        ※故郷の兄が送ってくれた会津名産の身知らず柿。
         箱に詰めた大粒の柿に焼酎をかけ渋を抜いて食
         べる。箱には開ける日が書いてある。子供の時か
         ら馴染みの柿、早々と味見する。美味。たくさん食
         べると腹を冷やすからと、祖母から注意された日
         々が思い起こされる。

柿たわわ 食い散らしたる 日々遥か
     (かきたわわ くいちらしたる ひびはるか)
        ※こちらは時期的にはちょっと前。小粒の甘柿。

11/16thu
松茸や 薄いが施設の 土瓶蒸し
     (まつたけや うすいがしせつの どびんむし)
        ※介護付き有料老人ホームに見学に行った。それ
         も丁寧なバージョンらしくて、昼食と喫茶付きであ
         る。最近は地方でも街中の一角に開業する例が
         多い。自然が多すぎて、人間の住む環境が恋しい、
         といった笑えない話は減ったみたい。びっくりした
         のは昼食についた土瓶蒸しだ。マッタケを過度に
         ありがたがる人種には属さないが、つましい暮ら
         しだから何年ぶりだろう?

11/15wed
秋日和 ものみな俳句と 虚子言うが
     (あきびより ものみなはいくと きょしいうが)
        ※虚子は句に言う、「秋風や眼中のもの皆俳句」。
         しかし凡人になかなかそうは・・・。

11/14tue
故郷の 紅葉ひときわ チバニアン
     (ふるさとの もみじひときわ ちばにあん)
        ※市原市養老川沿いの地層が地球の歴史を画する
         標準標本と認められた。地球新生代の一時期(77
         万年前~13万年前)の名称として「チバニアン(千
         葉時代)」が採用され、全世界で使用される。一時
         期とはいえ、ざっと64万年間、6400世紀分だ。
         以前訪れた場所、紅葉の盛りにはちょっと早いが、
         地球の磁場NSの転換を証明する地層が朝の光に
         輝いている。

11/13mon
潮騒の ような音あり 秋の夜
     (しおさいのようなおとあり あきのよる)
        ※深夜から未明の頃、なんにも音がしない、静寂そ
         のものの時でも、じーっと耳を澄ますと「シーーー
         ーー」と低いが切れ目のない音を感じる。あれは
         なに? この話をして同調してくれる人は三人に
         一人もいない。「そんな音しない」「おかしいんじゃ
         ないか?」「あれは血流の音?」とさまざま。私と
         しては耳の澄まし方が足りないのではと言いたい
         気持ちも。しかし、最近読んだ2冊の本で、偶然こ
         の音を表現する記事を読んだ。
         ほーら、かすかな潮騒はあるんだよ。生理学的な
         説明は要らない。山の中でも聞こえる潮騒がなく
         なったら大変だから。

11/12sun
人知れず コンビニ裏の アケビかな
     (ひとしれず こんびにうらの あけびかな)
        ※なんとか今年も収穫?したい。侵入罪、窃盗罪に
         ならないように気をつけて、暗くなってこっそりと。
         ちょうど絵画教室の会があるから格好の素材にな
         るのでは、と思っている。

11/11sat
居残りし バリウム重し 秋の夜
     (いのこりし ばりうむおもし あきのよる)
        ※例年11月に胃がん検診を受けている。バリウム
         を飲む検査だが、医療、検査方法が大きく進歩し
         ている中で、これだけは何十年も殆ど変わらない。
         受診した人の検査後の苦痛を考えると、どうにか
         ならないか?の疑問が残る。バリウムの排出、今
         年も翌朝まで持ち越した。

11/10fri
立冬の 夜飼い犬の 鳴きやまず
     (りっとうのよる かいいぬの なきやまず)
        ※今年の立冬は11月7日

11/9thu
風雨去り 青空ランク 「4」の秋
     (ふうふさり あおぞららんく よんのあき)
        ※空の青さを計る評価色票というのがあるらしい。
         それも分光器による測定ではなく、5枚の青色の
         どれに一番近いかで判定する。超アナログな方
         法。今朝の当地の青空は「快適」なランク4。濃
         いきれいな秋空だった。

11/8wed
野菜手に ダム人帰る 秋の暮
     (やさいてに だむびとかえる あきのくれ)
        ※ダムを保守する人々が交代で街に帰っていく。近
         くの村で求めた野菜を持って。キノコやアケビなど、
         ここにはお宝も多い。 

紅葉の 中をスーパーの バス来たる
     (こうようの なかをすーぱーの ばすきたる)
        ※客を呼ぶスピーカーの声が村に響く。肉、魚、冷
         凍食品やインスタント食品などが満載だ。時刻が
         決まっているのか、村の年寄りやおかみさん連中
         が通りに出て待っている。

11/7tue
模擬店は 中学生の クリごはん
     (もぎてんは ちゅうがくせいの くりごはん)
        ※「食べてって下さい」とか誘われると弱い。味噌
         汁付きで300円。売り子ぶりを眺めながら食べ
         る。賑やかだ。いい風味、うまかった。青空だ。

野菜など 持ち寄る秋の 抽選会
     (やさいなど もちよるあきの ちゅうせんかい)
        ※近くの体育館では演芸会。中学生の弦楽演奏に
         続き、各種演奏や踊り、詩吟など。最後は延々と
         カラオケで歌いまくる。とても聞けたものではない
         が、顔見知りが出演するのと、終わった後の抽選
         会が楽しみでみんなじいっと堪えて?いる。

11/6mon
ふかしたる 大芋の湯気 子の目線
     (ふかしたる おおいものゆげ このめせん)
        ※今年の収穫したサツマイモは品種のせいかどうか
         大ぶりである。無理は覚悟で、切らずにそのまま
         ふかしてみた。「アッチッチー」と言いながら半分に
         すると盛大な湯気が・・・。その向こうに子供たちの
         顔が見える。今時の子供は女の子でもイモ好きは
         少なくなったというが、大芋の迫力はすごい。

11/5sun
秋の灯や 父の草書に 歯が立たず
     (あきのひや ちちのそうしょに はがたたず)
        ※文化の日。先人の文物に接し、楽しむなかで、更
         なる文化が育まれるものだろうけれど、親の書付
         すら読めないとは・・・。

故郷の 料理伝える 秋の風
     (ふるさとの りょうりつたえる あきのかぜ)
        ※知り合いの台湾出身の奥さんが「台湾風中華ち
         まき」を文化祭で披露した。大好評。うちの家内は
         ミニ料理教室のアシスタントを務めた。

11/4sat
秋を吸う 夫婦の遅き 歩みかな
     (あきをすう ふうふのおそき あゆみかな)
        ※中風を患っている男性を奥さんが肘を支え寄り
         添って、川沿いの道をゆっくりゆっくり散歩してい
         る。毎朝のことだ。そして絶えず小声で会話しな
         がら。多分その一日の会話量は我が家の一ヶ月
         分にも相当する。

11/3fri
高台の 校庭柿の 畑あり
     (たかだいの こうていかきの はたけあり)
        ※今日は文化の日。近くの古い小学校は校庭の外
         れが果樹園のようになっている。石段を登って校
         庭に上がるところも柿畑があるところも今の小学
         校の作りにはないゆとりを感じさせる。登校日では
         ないが校舎からは歌声が聞こえる。

11/2thu
新涼や ラジオ体操 二番まで
     (しんりょうや らじおたいそう にばんまで)
        ※爽やかな晴天が続く。暑くもなく寒くもない秋の
         良さを味わう一日。

11/1wed
屋根伝う 朝顔目指す いわし雲
     (やねつたう あさがおめざす いわしぐも)
        ※11月。台風がやってくる度に秋が深まってきてい
         るのに、この家は今でも朝顔が垣根から壁伝いに
         屋根まで伸びている。青一色だが見事な大輪だ。
         特殊な品種なのだろうか? 樹勢ならぬ花の勢い
         がすさまじい程たくましい。

nice!(1)  コメント(6) 

仙人の「居士のフォローに感謝する」                                                        [早大ラグビー部御意見番]

          酔狂不安仙人 日記 2017.11.28

仙人b.jpg 何時もながらザルの観戦記を秩序正し
 くフォローしていただき、恐縮の極みで
 す。
 今年の慶応は、身体も大きく、伝統の
 突き刺さるタックルに加え、ラインアウ
 ト(今回は1回ミスしましたが)も正確で、
 鋭い攻撃力は今一だがミスの少なく良
 く鍛錬されたまとまったチームです。選
 手も6~7割が塾高生だというのもまと
 まりの良さの要因でしょう。しかし、慶応
 のアタッカーはFWに1,2名、BKに2名
 ほどで、慶応の攻撃時も相手は防御し易いという難点があります。

毎年思うのは、慶応には泥臭さが足りず、勝利への執念が弱いと感じ
てます。育ちの良さや就職のためのラグビーという甘さがあるとみて
ます。帝京のように100点離しても、更に1トライ取りに行くという貪欲さ
やラグビーで身を立てるという覚悟がないのです。

後半12点差をつけた時に、これで緩むと見たのは上記の思いからで、
残り時間が5分で12点差ならともかくまだ18分もありここで緩んだら逆
転、早稲田にやられると見てたらそうなりました。これは精神力云々で
なく日頃の生活態度から身に着けるものでしょう。慶応は負けるべくし
て負けたと思います。

現代のラグビーではトライゲッターが1,2名ではディフェンス陣にマーク
され機能しません。早稲田からパナに行った藤田もそうでした。

早稲田は12点差で目を覚まし?まだ時間はあるし、早慶戦でノートラ
イでは終われないと発奮したのでしょう。スローフォワードを取られ、早
稲田のトライにはなりませんでしたが、逆転後のあのプレイには飛び
上がりました。

早稲田がラインアウトにのろのろと選手が集まるのだけは戴けません。
かって某大学にブーイングしていた早稲田が。

早明戦はどちらが勝つか予想出来ません。ペナルテイーとミスの少な
いチームが勝つでしょう。一般的には居士さんの方程式で良いとは思
いますが、ミスは読めません。

スクラムは劣勢でしょうが、マイボールはダイレクトフッキング等で3,4
秒我慢すれば良いと思います。問題はモール攻撃への対応の方で
しょう。ラインアウトは筑波戦以降かなり改善されてますね! ディフェ
ンス網もまあまあですし、ブレイクダウンも互角以上でしょうから。

明治の専門職の第一列とフランカー、センターから転職とルーキーの
第一列(走れるし、パスも出来る)の戦いも見ものです。ただ一年生の
③を潰そうと相手の①、②がかかって来るので、これをどうかわすか
もFW戦のの見せ場ですね。

それはともかく日:仏戦は残念でしたね!勝てる試合でした。でも勝た
ないほうが緩まなくて?あと2年頑張れますかね?

                            酔狂不安仙人
nice!(1)  コメント(0) 

仙人への返信 2017.11.27 [早大ラグビー部御意見番]

仙人様へ 
     「対慶応 早稲田が勝って良かった」

居士.png 詳細な観戦記をありがとうございます。
 早慶双方のプレイに対する仙人さんの
 講評に私も全く賛同します。とにかく、
 早稲田が勝ってよかった! ノーサイド
 の笛を聞いた時の私の本音です。

 試合の予想はしませんでした。五分だ
 と思ったからです。どんな戦いぶりを見
 せてくれるか、それだけを楽しみにテレ
ビ観戦しました。

試合の分水嶺は2箇所ありました。ひとつは後半の23分に慶応が3本
目のトライ&ゴールを挙げた後、それに続いて次はどちらが得点する
かの場面。もう一つは30分過ぎに早稲田が2つ目のトライ&ゴールを
挙げて早稲田23、慶応21と早稲田が逆転した場面。

しかし、私は早稲田が逆転した場面で、多少の不安はありましたが、
これで早稲田は勝てる、と思いました。慶応は最後の詰めに弱い! 
悔しがるだろうが、それが慶応の伝統だから。

以下は参考まで最近4年のスコア。
   2017:早稲田23-慶応21
   2016:早稲田25-慶応23
   2015:早稲田32-慶応31
   2014:早稲田25-慶応25

私の印象を箇条書風に記します。 ちょっと辛口です。

1.両チームは、体格、スクラム、ラインアウト、タックル、走力、攻め方・
  守り方、ゴールキックの正確さまで驚くほど似ている。まるで双子の
  兄弟チームが試合をしている感じ。

2.ちょっとした違いは、体重で5kg劣る早稲田がスクラムで慶応に押し
  負けていたこと。それとモールも負けていた。

3.早慶ともよく練習してきたと思われる。チームには大きな弱点がない。
  体格の劣位は疲れを見せない走力でカバーしていた。何フェーズに
  も及ぶ波状攻撃。守備はロータックルで、多くの場合、2~3人がかり
  で防いで、容易にトライを挙げさせなかった。自分たちの体格、力に合
  ったバランスの取れた模範的なチーム作りに成功したと言える。

4.でも、力強さ、突破力、破壊力が足りない。バランスの取れた優等生
  的チームでは、大きな弱点はないが圧倒的な破壊力を持つチームに
  は勝てない。帝京は、今年のチームについては知らないが、その圧
  倒的な破壊力を持つチームだと理解している。

5.大学選手権で、早稲田はそのような帝京に勝てるか? スクラムで
  も破壊力でも劣る早稲田が帝京に勝つ対策を練り上げ徹底して練
  習して欲しい。私は、走力(離合集散)を更にアップさせ、横展開に
  鋭い縦への複数人での切込みを加えたら、その先に僅差の勝利が
  見えはしないか、と想像します。しかも、今年の帝京は例年より弱い
  のかもしれない。
  帝京は慶応に僅差で勝ったのだ!それなら、慶応に勝った早稲田に
  も希望が湧こうというものです。

6.早明戦で勝つでしょう。慶応が明治に勝って、早稲田が慶応に勝っ
  たのだから、早稲田が明治に勝つのは論理的に考えて当然の帰結。

  (「理の当然」か「「三すくみ」かは、やってみないと分からない?)

                          府中闘球居士
nice!(0)  コメント(0) 

仙人の「早慶戦観戦記」                                                        [早大ラグビー部御意見番]

          酔狂不安仙人 日記 2017.11.23

仙人b.jpg またまた雨天の秩父宮かと思っていた
 ら12時を過ぎると奇跡的に晴れ上が
 った。抜けるような青空をバックに、銀
 杏の黄色と緑の爽やかなコントラスト
 が早慶戦の舞台でした。

 この数年は引分けはあったが負けた
 ことのない早稲田だが、今年の慶応
 はセットプレイ特にラインアウトが上
 手く、BKにもWTB,FBに切れ味の
 良いトライゲッターも持っており、春
の早慶戦では早稲田に12:33で敗れたものの、シーズンに入り着
実に実力を発揮している。

一方早稲田は、セットプレイ、特にスクラムが安定せず、また辛抱し
きれずペナルティーを犯すし、ハンドリングミスも多く、時としてディフェ
ンスにほころびも見られ思うに任せた試合が殆ど出来ていない。
そんなことから、私の予想は今年は久しぶりに慶応が勝つか?という
ものであった。

   バックスタンドと銀杏
バックッスタンドと銀杏.jpg
   
   校歌を歌う早稲田の選手
校歌を歌う早稲田の選手.JPG

両者とも固い動きのスタートでしたが、12分慶応に攻め込まれ1トライ
を献上し、慶応が勢いづくかと思いきや14分、34分とPG2つを早稲田
が決め1点ビハインドで後半戦に突入。慶応の攻撃性と早稲田の守勢
が目立った。

早稲田はスクラムで押されるし、ノックオンは相変わらず多いしで、しか
も従来ならタッチに蹴り出してラインアウトにすべきところをPG狙いに
行くなど攻撃的な姿勢が見られなかった。
(ただこの一見ネガティブな姿勢が着実な勝利への途だったというこ
 とを後で知らされる)

後半に入り、6分早稲田が3ッ目のPGを決め9:7と先行すると慶応は
すかさず10分、ラインアウトからのモール攻撃で1トライを返し逆転、
さらに勢いづいて23分力づくのトライを取り、早稲田との点差を12点
と拡げる。

この12点差が慶応の命取りになるのではとフト思った。慶応はこの点
差であれば勝てるのでは、との気の緩みが出る。早稲田は逆にこれ
以上離されたら勝負が決まってしまう危機感からしっかり締るのでは、
と見たのだ。

結果はその通りとなった。27分早稲田の縦横織り交ぜた攻撃で1トラ
イ返し5点差、31分さらにたたみかけ1トライ返して23:21と再逆転し、
そのままノーサイドへ。なんとまあ・・・。

勝利という意味では喜ばしいが、あの前半のミスの多さ、スクラムの
弱さを見るにつけ、大学選手権が思いやられる。リーグ戦の上位校
や関西の天理などパワーのあるFWにいかにして対抗するのか?と。

ノーサイド後に両校選手.jpg 今日は大きなボロこそ出さな
 かったがラインアウトもまだ
 まだ弱いし、モール攻撃へ
 の対応も心もとない。
 今日の勝利はPG選択(今
 のFWではラインアウトから
 モールで押し込むことは出
 来ない)とSH斉藤のゴール
 キックの正確さかも知れな
 い。それに慶応BKの攻撃
 をほぼ止め切ったディフェ
 ンスも。

 12月3日の早明戦では、明
 治がどうよりも、自分たちの
 ラグビーを存分に発揮して
 欲しいものだ。それには、
 我慢して規律を守りペナル
 ティーを減らし、ハンドリン
 グミスを無くすこと。ディフェ
 ンスのカバーを早くし、攻撃
 のパターンを増やすこと。
 そして何よりネバーギブアッ
 プの精神力だ。 
 それに尽きる。

         酔狂不安仙人
nice!(0)  コメント(0) 

ダクタク句集2017年(平成29年)11月 自選10句 [ダクタク句集 月間大賞]

cup3-60.jpg審査中です(自選)
  11月のダクタク句の中から、「自選10句」と「次点」です。

11/30thu
鹿野山 古寺は甍も 黄ばみおり
     (かのうざん こじはいらかも きばみおり)

神宿る 銀杏の巨木 寺紅葉
     (かみやどる いちょうのきょぼく てらもみじ)
        ※昨日当地はうららかな小春日和。今が紅葉の見頃
         との情報で、絵画教室の仲間と急遽鹿野山神野寺
         にスケッチに出かけた。名物銀杏の大樹はさかりを
         終えていたが、境内の真っ赤なモミジは見事。朝の
         霧をかきわけ、登ってきた甲斐があった。
         巨木の下で描いていたら、次々と黄色の葉が落ち
         てくる。さすが葉もでかい。帽子に落ちる。グサッと
         いう。絵はまあまあ、しかしいい一日。

11/29wed
アイフォーン これ買う秋や 金貯めて
     (あいふぉーん これかうあきや かねためて)
        ※次々と最新のものを手にする快感はそんなに大き
         いのだろうか? とまらない? 結構高価だし、買っ
         たからには朝夕手放せない。

11/27mon
呼び合える 渡り帰る日 風強く
     (よびあえる わたりかえるひ かぜつよく)

子を呼ぶか 高く啼きつつ 鳥帰る
     (こをよぶか たかくなきつつ とりかえる)
        ※東京湾でタカの種類の帰りが観察されるという
         ニュースを見た。近くでも高く鳴きつつ南に行く
         鳥が何度か見られたが、生憎鳥の種類を確認
         する知識がない。

11/26sun
蓮根掘り もはや体験 すべからず
     (はすねほり もはやたいけん すべからず)
        ※初冬の風物詩、内房線沿いに蓮田が広がる。以前
         住んだ浜松市でも天竜川の支流沿いに蓮田があり、
         季節には蓮根堀りの作業を眺めたものだ。発動機
         によるポンプで水を噴出させ、泥を飛ばして蓮根を
         取り出し、浮かべた舟に乗せる。寒風の中、時には
         腰まで畑の水と泥に浸かりながらの作業だ。最近は
         観光用の体験教室なんてのもあるらしいが・・・。

11/25sat
早霜や 孫のクルマの 窓を拭く
     (はやじもや まごのくるまの まどをふく)
        ※出勤支度をした孫娘が出てくるまでに窓をきれい
         に拭いている。安全を願っての日課だろうが、部
         屋着が寒そうでよけい心配。

11/24fri
枯れススキ カラスが歩く ロータリー
     (かれすすき からすがあるく ろーたりー)
        ※JRの駅からの光景。利用客の少なかった側にも
         ロータリーが出来ている。海寄りの開発と人口増
         を当て込んでいる。しかし時間がかかるのだろう。

暖房車 子供の暮らし 孫のこと
     (だんぼうしゃ こどものくらし まごのこと)
        ※ローカル線は各停に限る。和服姿のオバサンの
         一団、お稽古事の帰りなのか、この時刻の常連の
         ようだ。「この前の続きだけれど」に始まって、子供
         の生活が話題だ。・・・いつしか話は進み、孫の話
         に。結構面白い。ウトウトしながら聴いている。

11/23thu
かすかなる 息で「古い顔」 忘年会
     (かすかなる いきでふるいかお ぼうねんかい)
        ※半年に一度の同期会。暮れは忘年会を兼ねる。酒
         は弱い上にこの顔ぶれが相手だと、途端にアルコー
         ルの回りが速くなる。やっとのことで肩組みして歌う。
         ♫ 幼い頃に遊んでた
           学生時代に付き合った
             、いろんな友がいたけれど
          みんなみんな今は亡い ああ懐かしい古い顔

11/22wed
干し柿の 数を減らして 見張り番
     (ほしがきの かずをへらして みはりばん)
        ※このところの寒さは一日の寒暖差も大きく、干し
         柿には最適らしい。しかし、そろそろとなると鳥た
         ちがやって来る。尾長、ヒヨドリなど。実に賢いし、
         かつ貪欲である。
         畑では良い出来だと楽しみにしていた落花生が
         軒並みハクビシンにやられガックリきた。鳥たち
         にも寛容ではいられない。

11/21tue
豊作や 僧が風切る スクーター
     (ほうさくや そうがかぜきる すくーたー)
        ※若い僧侶が秋晴れの街道を行く。農家は不順な夏
         の天候で心配されたが、まずまずの米作だったとか。
         秋の野菜収穫は絶好調。豊作であれば檀家の実入
         りも豊かだろう。お布施も・・・。お坊さんの表情も明
         るい。

秋の句を 諳んじ若き 僧が行く
     (あきのくを そらんじわかき そうがいく)
        ※後を継いだ坊さんは地域の文化活動にも積極的だ。
         句会とか歴史講座などにお寺を開放している。彼自
         身が句会の有力メンバー。

11/20mon
山茶花や 早咲きだけを 取り柄とし
     (さざんかや はやざきだけを とりえとし)
        ※早朝に山茶花の掃除をした。よその家はやっと咲
         き始めが多い。今年の11月は寒い日が続いてい
         るから、早咲きの我が家の花が季節感としては最
         高だったかな・・・などと、得意になっている。

手袋と ジャンパー厚く 身構えり
     (てぶくろと じゃんぱーあつく みがまえり)
        ※今朝の冷え込みは一段と厳しい。1月並との予報
         だった。朝の散歩の武装は2段目に切り替え。犬
         は変わらず。

11/19sun
温顔と なる人多く 冬に入る
     (おんがんと なるひとおおく ふゆにいる)
        ※元職場の10年ぶりの同窓会。現役30人を含め、
         130人の大盛会だった。懐かしい顔がまわりに
         いっぱい。

11/17fri
小春日和 身知らず柿の 箱開ける
     (こはるびより みしらずがきの はこあける)
        ※故郷の兄が送ってくれた会津名産の身知らず柿。
         箱に詰めた大粒の柿に焼酎をかけ渋を抜いて食
         べる。箱には開ける日が書いてある。子供の時か
         ら馴染みの柿、早々と味見する。美味。たくさん食
         べると腹を冷やすからと、祖母から注意された日
         々が思い起こされる。

柿たわわ 食い散らしたる 日々遥か
     (かきたわわ くいちらしたる ひびはるか)
        ※こちらは時期的にはちょっと前。小粒の甘柿。

11/16thu
松茸や 薄いが施設の 土瓶蒸し
     (まつたけや うすいがしせつの どびんむし)
        ※介護付き有料老人ホームに見学に行った。それ
         も丁寧なバージョンらしくて、昼食と喫茶付きであ
         る。最近は地方でも街中の一角に開業する例が
         多い。自然が多すぎて、人間の住む環境が恋しい、
         といった笑えない話は減ったみたい。びっくりした
         のは昼食についた土瓶蒸しだ。マッタケを過度に
         ありがたがる人種には属さないが、つましい暮ら
         しだから何年ぶりだろう?

11/15wed
秋日和 ものみな俳句と 虚子言うが
     (あきびより ものみなはいくと きょしいうが)
        ※虚子は句に言う、「秋風や眼中のもの皆俳句」。
         しかし凡人になかなかそうは・・・。

11/14tue
故郷の 紅葉ひときわ チバニアン
     (ふるさとの もみじひときわ ちばにあん)
        ※市原市養老川沿いの地層が地球の歴史を画する
         標準標本と認められた。地球新生代の一時期(77
         万年前~13万年前)の名称として「チバニアン(千
         葉時代)」が採用され、全世界で使用される。一時
         期とはいえ、ざっと64万年間、6400世紀分だ。
         以前訪れた場所、紅葉の盛りにはちょっと早いが、
         地球の磁場NSの転換を証明する地層が朝の光に
         輝いている。

11/13mon
潮騒の ような音あり 秋の夜
     (しおさいのようなおとあり あきのよる)
        ※深夜から未明の頃、なんにも音がしない、静寂そ
         のものの時でも、じーっと耳を澄ますと「シーーー
         ーー」と低いが切れ目のない音を感じる。あれは
         なに? この話をして同調してくれる人は三人に
         一人もいない。「そんな音しない」「おかしいんじゃ
         ないか?」「あれは血流の音?」とさまざま。私と
         しては耳の澄まし方が足りないのではと言いたい
         気持ちも。しかし、最近読んだ2冊の本で、偶然こ
         の音を表現する記事を読んだ。
         ほーら、かすかな潮騒はあるんだよ。生理学的な
         説明は要らない。山の中でも聞こえる潮騒がなく
         なったら大変だから。

11/12sun
人知れず コンビニ裏の アケビかな
     (ひとしれず こんびにうらの あけびかな)
        ※なんとか今年も収穫?したい。侵入罪、窃盗罪に
         ならないように気をつけて、暗くなってこっそりと。
         ちょうど絵画教室の会があるから格好の素材にな
         るのでは、と思っている。

11/11sat
居残りし バリウム重し 秋の夜
     (いのこりし ばりうむおもし あきのよる)
        ※例年11月に胃がん検診を受けている。バリウム
         を飲む検査だが、医療、検査方法が大きく進歩し
         ている中で、これだけは何十年も殆ど変わらない。
         受診した人の検査後の苦痛を考えると、どうにか
         ならないか?の疑問が残る。バリウムの排出、今
         年も翌朝まで持ち越した。

11/10fri
立冬の 夜飼い犬の 鳴きやまず
     (りっとうのよる かいいぬの なきやまず)
        ※今年の立冬は11月7日

11/9thu
風雨去り 青空ランク 「4」の秋
     (ふうふさり あおぞららんく よんのあき)
        ※空の青さを計る評価色票というのがあるらしい。
         それも分光器による測定ではなく、5枚の青色の
         どれに一番近いかで判定する。超アナログな方
         法。今朝の当地の青空は「快適」なランク4。濃
         いきれいな秋空だった。

11/8wed
野菜手に ダム人帰る 秋の暮
     (やさいてに だむびとかえる あきのくれ)
        ※ダムを保守する人々が交代で街に帰っていく。近
         くの村で求めた野菜を持って。キノコやアケビなど、
         ここにはお宝も多い。 

紅葉の 中をスーパーの バス来たる
     (こうようの なかをすーぱーの ばすきたる)
        ※客を呼ぶスピーカーの声が村に響く。肉、魚、冷
         凍食品やインスタント食品などが満載だ。時刻が
         決まっているのか、村の年寄りやおかみさん連中
         が通りに出て待っている。

11/7tue
模擬店は 中学生の クリごはん
     (もぎてんは ちゅうがくせいの くりごはん)
        ※「食べてって下さい」とか誘われると弱い。味噌
         汁付きで300円。売り子ぶりを眺めながら食べ
         る。賑やかだ。いい風味、うまかった。青空だ。

野菜など 持ち寄る秋の 抽選会
     (やさいなど もちよるあきの ちゅうせんかい)
        ※近くの体育館では演芸会。中学生の弦楽演奏に
         続き、各種演奏や踊り、詩吟など。最後は延々と
         カラオケで歌いまくる。とても聞けたものではない
         が、顔見知りが出演するのと、終わった後の抽選
         会が楽しみでみんなじいっと堪えて?いる。

11/6mon
ふかしたる 大芋の湯気 子の目線
     (ふかしたる おおいものゆげ このめせん)
        ※今年の収穫したサツマイモは品種のせいかどうか
         大ぶりである。無理は覚悟で、切らずにそのまま
         ふかしてみた。「アッチッチー」と言いながら半分に
         すると盛大な湯気が・・・。その向こうに子供たちの
         顔が見える。今時の子供は女の子でもイモ好きは
         少なくなったというが、大芋の迫力はすごい。

11/5sun
秋の灯や 父の草書に 歯が立たず
     (あきのひや ちちのそうしょに はがたたず)
        ※文化の日。先人の文物に接し、楽しむなかで、更
         なる文化が育まれるものだろうけれど、親の書付
         すら読めないとは・・・。

故郷の 料理伝える 秋の風
     (ふるさとの りょうりつたえる あきのかぜ)
        ※知り合いの台湾出身の奥さんが「台湾風中華ち
         まき」を文化祭で披露した。大好評。うちの家内は
         ミニ料理教室のアシスタントを務めた。

11/4sat
秋を吸う 夫婦の遅き 歩みかな
     (あきをすう ふうふのおそき あゆみかな)
        ※中風を患っている男性を奥さんが肘を支え寄り
         添って、川沿いの道をゆっくりゆっくり散歩してい
         る。毎朝のことだ。そして絶えず小声で会話しな
         がら。多分その一日の会話量は我が家の一ヶ月
         分にも相当する。

11/3fri
高台の 校庭柿の 畑あり
     (たかだいの こうていかきの はたけあり)
        ※今日は文化の日。近くの古い小学校は校庭の外
         れが果樹園のようになっている。石段を登って校
         庭に上がるところも柿畑があるところも今の小学
         校の作りにはないゆとりを感じさせる。登校日では
         ないが校舎からは歌声が聞こえる。

11/2thu
新涼や ラジオ体操 二番まで
     (しんりょうや らじおたいそう にばんまで)
        ※爽やかな晴天が続く。暑くもなく寒くもない秋の
         良さを味わう一日。

11/1wed
屋根伝う 朝顔目指す いわし雲
     (やねつたう あさがおめざす いわしぐも)
        ※11月。台風がやってくる度に秋が深まってきてい
         るのに、この家は今でも朝顔が垣根から壁伝いに
         屋根まで伸びている。青一色だが見事な大輪だ。
         特殊な品種なのだろうか? 樹勢ならぬ花の勢い
         がすさまじい程たくましい。

nice!(0)  コメント(0) 
前の10件 | -