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ダクタク句集2017年(平成29年)11月 [ダクタク句集2017年11月]

11/19sun
秋深し 温顔となる人多く
     (あきふかし おんがんとなるひとおおく)
        ※元職場の10年ぶりの同窓会。現役30人を含め、
         130人の大盛会だった。懐かしい顔がまわりに
         いっぱい。

11/17fri
小春日和 身知らず柿の 箱開ける
     (こはるびより みしらずがきの はこあける)
        ※故郷の兄が送ってくれた会津名産の身知らず柿。
         箱に詰めた大粒の柿に焼酎をかけ渋を抜いて食
         べる。箱には開ける日が書いてある。子供の時か
         ら馴染みの柿、早々と味見する。美味。たくさん食
         べると腹を冷やすからと、祖母から注意された日
         々が思い起こされる。

柿たわわ 食い散らしたる 日々遥か
     (かきたわわ くいちらしたる ひびはるか)
        ※こちらは時期的にはちょっと前。小粒の甘柿。

11/16thu
松茸や 薄いが施設の 土瓶蒸し
     (まつたけや うすいがしせつの どびんむし)
        ※介護付き有料老人ホームに見学に行った。それ
         も丁寧なバージョンらしくて、昼食と喫茶付きであ
         る。最近は地方でも街中の一角に開業する例が
         多い。自然が多すぎて、人間の住む環境が恋しい、
         といった笑えない話は減ったみたい。びっくりした
         のは昼食についた土瓶蒸しだ。マッタケを過度に
         ありがたがる人種には属さないが、つましい暮ら
         しだから何年ぶりだろう?

11/15wed
秋日和 ものみな俳句と 虚子言うが
     (あきびより ものみなはいくと きょしいうが)
        ※虚子は句に言う、「秋風や眼中のもの皆俳句」。
         しかし凡人になかなかそうは・・・。

11/14tue
故郷の 紅葉ひときわ チバニアン
     (ふるさとの もみじひときわ ちばにあん)
        ※市原市養老川沿いの地層が地球の歴史を画する
         標準標本と認められた。地球新生代の一時期(77
         万年前~13万年前)の名称として「チバニアン(千
         葉時代)」が採用され、全世界で使用される。一時
         期とはいえ、ざっと64万年間、6400世紀分だ。
         以前訪れた場所、紅葉の盛りにはちょっと早いが、
         地球の磁場NSの転換を証明する地層が朝の光に
         輝いている。

11/13mon
潮騒の ような音あり 秋の夜
     (しおさいのようなおとあり あきのよる)
        ※深夜から未明の頃、なんにも音がしない、静寂そ
         のものの時でも、じーっと耳を澄ますと「シーーー
         ーー」と低いが切れ目のない音を感じる。あれは
         なに? この話をして同調してくれる人は三人に
         一人もいない。「そんな音しない」「おかしいんじゃ
         ないか?」「あれは血流の音?」とさまざま。私と
         しては耳の澄まし方が足りないのではと言いたい
         気持ちも。しかし、最近読んだ2冊の本で、偶然こ
         の音を表現する記事を読んだ。
         ほーら、かすかな潮騒はあるんだよ。生理学的な
         説明は要らない。山の中でも聞こえる潮騒がなく
         なったら大変だから。

11/12sun
人知れず コンビニ裏の アケビかな
     (ひとしれず こんびにうらの あけびかな)
        ※なんとか今年も収穫?したい。侵入罪、窃盗罪に
         ならないように気をつけて、暗くなってこっそりと。
         ちょうど絵画教室の会があるから格好の素材にな
         るのでは、と思っている。

11/11sat
居残りし バリウム重し 秋の夜
     (いのこりし ばりうむおもし あきのよる)
        ※例年11月に胃がん検診を受けている。バリウム
         を飲む検査だが、医療、検査方法が大きく進歩し
         ている中で、これだけは何十年も殆ど変わらない。
         受診した人の検査後の苦痛を考えると、どうにか
         ならないか?の疑問が残る。バリウムの排出、今
         年も翌朝まで持ち越した。

11/10fri
立冬の 夜飼い犬の 鳴きやまず
     (りっとうのよる かいいぬの なきやまず)
        ※今年の立冬は11月7日

11/9thu
風雨去り 青空ランク 「4」の秋
     (ふうふさり あおぞららんく よんのあき)
        ※空の青さを計る評価色票というのがあるらしい。
         それも分光器による測定ではなく、5枚の青色の
         どれに一番近いかで判定する。超アナログな方
         法。今朝の当地の青空は「快適」なランク4。濃
         いきれいな秋空だった。

11/8wed
野菜手に ダム人帰る 秋の暮
     (やさいてに だむびとかえる あきのくれ)
        ※ダムを保守する人々が交代で街に帰っていく。近
         くの村で求めた野菜を持って。キノコやアケビなど、
         ここにはお宝も多い。 

紅葉の 中をスーパーの バス来たる
     (こうようの なかをすーぱーの ばすきたる)
        ※客を呼ぶスピーカーの声が村に響く。肉、魚、冷
         凍食品やインスタント食品などが満載だ。時刻が
         決まっているのか、村の年寄りやおかみさん連中
         が通りに出て待っている。

11/7tue
模擬店は 中学生の クリごはん
     (もぎてんは ちゅうがくせいの くりごはん)
        ※「食べてって下さい」とか誘われると弱い。味噌
         汁付きで300円。売り子ぶりを眺めながら食べ
         る。賑やかだ。いい風味、うまかった。青空だ。

野菜など 持ち寄る秋の 抽選会
     (やさいなど もちよるあきの ちゅうせんかい)
        ※近くの体育館では演芸会。中学生の弦楽演奏に
         続き、各種演奏や踊り、詩吟など。最後は延々と
         カラオケで歌いまくる。とても聞けたものではない
         が、顔見知りが出演するのと、終わった後の抽選
         会が楽しみでみんなじいっと堪えて?いる。

11/6mon
ふかしたる 大芋の湯気 子の目線
     (ふかしたる おおいものゆげ このめせん)
        ※今年の収穫したサツマイモは品種のせいかどうか
         大ぶりである。無理は覚悟で、切らずにそのまま
         ふかしてみた。「アッチッチー」と言いながら半分に
         すると盛大な湯気が・・・。その向こうに子供たちの
         顔が見える。今時の子供は女の子でもイモ好きは
         少なくなったというが、大芋の迫力はすごい。

11/5sun
秋の灯や 父の草書に 歯が立たず
     (あきのひや ちちのそうしょに はがたたず)
        ※文化の日。先人の文物に接し、楽しむなかで、更
         なる文化が育まれるものだろうけれど、親の書付
         すら読めないとは・・・。

故郷の 料理伝える 秋の風
     (ふるさとの りょうりつたえる あきのかぜ)
        ※知り合いの台湾出身の奥さんが「台湾風中華ち
         まき」を文化祭で披露した。大好評。うちの家内は
         ミニ料理教室のアシスタントを務めた。

11/4sat
秋を吸う 夫婦の遅き 歩みかな
     (あきをすう ふうふのおそき あゆみかな)
        ※中風を患っている男性を奥さんが肘を支え寄り
         添って、川沿いの道をゆっくりゆっくり散歩してい
         る。毎朝のことだ。そして絶えず小声で会話しな
         がら。多分その一日の会話量は我が家の一ヶ月
         分にも相当する。

11/3fri
高台の 校庭柿の 畑あり
     (たかだいの こうていかきの はたけあり)
        ※今日は文化の日。近くの古い小学校は校庭の外
         れが果樹園のようになっている。石段を登って校
         庭に上がるところも柿畑があるところも今の小学
         校の作りにはないゆとりを感じさせる。登校日では
         ないが校舎からは歌声が聞こえる。

11/2thu
新涼や ラジオ体操 二番まで
     (しんりょうや らじおたいそう にばんまで)
        ※爽やかな晴天が続く。暑くもなく寒くもない秋の
         良さを味わう一日。

11/1wed
屋根伝う 朝顔目指す いわし雲
     (やねつたう あさがおめざす いわしぐも)
        ※11月。台風がやってくる度に秋が深まってきてい
         るのに、この家は今でも朝顔が垣根から壁伝いに
         屋根まで伸びている。青一色だが見事な大輪だ。
         特殊な品種なのだろうか? 樹勢ならぬ花の勢い
         がすさまじい程たくましい。

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仙人への返信 2017.10.31 [早大ラグビー部御意見番]

仙人様へ 
     「早稲田頑張れ! 優勝に絡んでおくれ」

居士.png 雨の早稲田✕帝京戦の観戦記拝見し
 ました。仙人の講評に賛同です。早稲
 田は頑張ったようですね。
 しかし、「私が仙人と全く同じです」で済
 ませては、ここでメールを終えねばなり
 ません。何か記さないと仙人に失礼で
 は?との考えから2,3、「やぶ睨み」の
 誹りを免れない感想を記します。「愛」
 あるが故の辛口な感想です。

早稲田は、対帝京戦で今年一番の頑張りぶりを見せた。昨年の対抗戦
2位の実力水準まで戻ってきた? 帝京相手に21点取ったことは評価
する。帝京相手に20点取るのは容易なことではないから。一方帝京に
40点取られた。得点差の20点は明らかに力に差があることを示す。

得点を21点増やすためには、ミニマム、帝京に点を与えないで、早稲
田が3つのトライ+コンバートを成功させねばならない。これは早稲田
にとって、はっきり言って難しい。それに、試合日は雨が降っていたか
ら、プレイ条件は悪かったはず。走るのにも、相手を止めるのにも、足
元がとられてしまう、パスミスも多くなって、体格、体力に勝る方が勝つ
ことになる。

しかし、勝つ側にも多くの得点は望めない。天候もグランド条件も良
かったら、点差はもっとあったのではないか。30点差くらいは。

早稲田は、大学選手権までにこの差をどこまで詰めてくれるか、その
努力の成果を大学選手権で見せて欲しい。


明治✕慶応戦はどちらが勝ってもおかしくない試合だったのでしょう。
今年の後半、慶応は強いのでしょうか、例年と違って。
この両チームと早稲田の強さとの関係が分からないので、なんともい
えませんが、この3チームの力は、現在、互角かもしれません。その
場合は、2位争いはこの3チームで競われることになりますが、

早稲田✕慶応、早稲田✕明治戦とも昨年と同じような試合をしないこ
とを望みたいね。既視感のある試合は見たくないからね。昨年は早稲
田が2位だったからよいものの、今年は下手にすると4位になることも。
それは堪えられない。

対抗戦は、帝京による「一強多弱」が続いています。どこかの国のよ
うな有様です。これは、面白くない。 毎年、2位争いにしのぎを削る
対抗戦なんて!

早稲田頑張れ! 優勝に絡んでくれ。それには、明慶に勝つのは当
たり前。圧倒的な勝利を挙げてくれ。そして、大学選手権までに帝京
の背中に近づいていることを多くのファンに披露してくれ。期待してる。

                          府中闘球居士
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ダクタク句集2017年(平成29年)10月 自選10句 [ダクタク句集 月間大賞]

cup3-60.jpg審査中です(自選)
  10月のダクタク句の中から、「自選10句」と「次点」です。

10/30mon
蜻蛉や 高くのみいて 雲薄し
     (かげろうや たかくのみいて くもうすし)

細筆で すじ雲薄く 秋の暮
     (ほそふでで すじぐもうすく あきのくれ)
        ※台風22号は関東、東北地方の太平洋沖合を猛烈
         な速度で北上したが、幸い風雨とも予想より弱く、
         接近前の長雨から心配された被害は比較的軽微の
         模様。台風一過の今朝は爽やかに晴れ渡り、北風
         のせいでピリッとしている。

10/29sun
もうとろう 妻まだまだと 柿笑う
     (もうとろう つままだまだと かきわらう)
        ※台風22号が今夜にも接近しそう。強風の前に柿
         をとろうとするが反対される。このあたりではたわ
         わに実った柿を収穫しようとしない家々が多い中
         で、我が家はなんとも・・・。

10/28sat
文化祭 シニアが飾る 自信作
     (ぶんかさい しにあがかざる じしんさく)
     
スターいる 文武両道 マドンナも
     (すたーいる ぶんぶりょうどう まどんなも)
        ※地区毎の公民館が開く文化祭。主役はなんといっ
         てもシニア。シニアマフィア(と呼ぶのは私だけだ
         が)だ。中には計画から最後の反省会までを取り
         仕切る熱心な人々がいる。所属する絵画教室は
         例年ひと部屋を借りて作品を展示するのだ。悪し
         き習慣とはいえ、70歳越えでも一番の新人だか
         ら否やは言えない。最悪だ。今更ペンネームとい
         うわけにもいかず、近くの人にバレバレ。まあ、出
         し惜しみするほどの品物ではないのですが・・・。

シニア会 入る壁越せば マヒします
     (しにあかい はいるかべこせば まひします)
        ※シニアの、こうした公民館マフィアに仲間入りは
         していない。「まだまだ」「シニア会のお世話には
         なりません」と固く思っている。しかし同じ思いの
         同志がいつのまにかグランドゴルフのチームに
         勧誘されて、遂に沈没。「ニューフェースはさす
         が逞しい」とかおだてられている。ここが踏ん張
         りどころ。

10/27fri
棄てられし 野菜崩れる 野分かな
     (すてられし やさいくずれる のわきかな)
        ※日照時間が少なかった夏は野菜の価格が急騰し
         たが、旬の野菜は9月後半に入って落ち着いた。
         しかしこうなると一部は価格が急落して、運賃す
         ら出ないとかで出荷されず、畑の傍らに捨てられ
         てしまう。そうした野菜の山が台風21号の風で
         散々に吹き飛ばされている。

野分後 木に残る葉も 老いを増し
     (のわきあと きにのこるはも おいをまし)
        ※いつも通る小櫃川の堤道の桜の木は台風のた
         めに大部分が葉を落とした。残っている葉も僅か。
         フレディ、頑張れ・・・。

10/26thu
ヤギ二頭 草食む上に 柿千個
     (やぎにとう くさはむうえに かきせんこ)
        ※今日は「柿の日」とか。いわれは知らない。いつも
         散歩で見かけるヤギは薄暮の光でやっと確認できた。
         ヤギがいるのは柿の木10本ほどの畑、どの木も葉
         が落ちて赤い実がたわわになっている。
         古式ゆかしい日本の景色? いや、新型のイルミネ
         ーションのデザインかとも思う。その下は明るくは
         ないが・・・。

10/25wed
死ぬ日まで 筆とり上手く なりたいと
     (しぬひまで ふでとりうまく なりたいと)
        ※この9月、10月はNHKで北斎を集中的に取り
         上げた。改めて北斎の稀な才能と影響力を思い
         知った次第。なにより老境にさしかかってからの
         作品が充実し、本人もますます腕を磨いて、これ
         からがもっと良くなると言っていたことだ。変わら
         ぬ執念と集中力がすごい。

10/24tue
鉄骨の ボルトが軋む 軽き家
     (てっこつの ぼるとがきしむ かるきいえ)
        ※超大型台風21号は関東地方を直撃した。深夜か
         ら翌朝にかけ各地を震撼させた。プレハブ系の住
         宅は軽量鉄骨を使っているが、真夜中にキイキイ
         聞きなれない音がする。あれはー?ボルトが外れ
         て一気に崩れてしまうのでは・・・。かつてない猛
         烈な風の音で余計な妄想に囚われてしまう。

野分の夜 巣で震える ヒナのごと
     (のわきのよ すでふるえる ひなのごと)

10/23mon
風に乗る 先は暗闇 野分かな
     (かぜにのる さきはくらやみ のわきかな)
        ※衆議院選結果は大方の予想通り。順風のつもり
         がパタリと逆になったり、いつまでも吹いている風
         はこの世にない。見えざる暗闇を見える化すべき
         だった。

妻や子が 継ぐほどステキ 金バッチ
     (つまやこが つぐほどすてき きんばっち)

妻や子が 禁断の実食べ 街頭に
     (つまやこが きんだんのみたべ がいとうに)
        ※今回も2世候補が各地で戦った。北海道でも女性
         候補同士の選挙区があったよ。後継者自身は禁
         断の実を食べようとしなくとも、周囲にいる応援団、
         支持者というのは先代、先々代からの熱狂ぶり否
         偏狭ぶり。まして支持者の解散ということはあり得
         ない。より良い候補者を求めて動くことはなく て、
         自分たちで担ぐことが再優先。リンゴを食べるかど
         うかは大した問題ではない。

10/22sun
秋さわぎ ロボコン部室の 灯が揺れる
     (あきさわぎ ろぼこんぶしつの ひがゆれる)
        ※台風が接近し、既に強風が吹き荒れている。木更
         津高専チームは過去に大会で活躍した強豪。人気
         があるのか、部室は結構な数の男女で賑わってい
         る。悪天候の週末も遅くまで。

最近の 神風だれの 味方やら
     (さいきんの かみかぜだれの みかたやら)
        ※衆議院選投票日の今日、天気は最悪。低投票率
         でどの党が得するか? 以前は相場が決まってい
         た。組織票の割合が高い公明、共産、自民の順か?
         最近は天気などで左右される浮動票は若手を中心
         に自民に向かっているとか。今日一日、選挙アナリ
         ストがテレビで活躍する。

予報士の 声を聞き蜜柑の 枝を見る
     (よほうしの こえをききみかんの えだをみる)

10/21sat
野球部の 子ら声変わり オフの秋
     (やきゅうぶの こらこえがわり おふのあき)
        ※近くの中学校の野球部、夏に2年生以下の新チ
         ームになり、秋の新人戦も終えた。朝のランニン
         グの掛け声がぐっと低くなったような気がする。み
         んな声変わりの時期だ。

ランニング 朝寒なれば 速度増し
     (らんにんぐ あさざむなれば そくどまし)
        ※週末学校休みの部活はいつもより長いランニン
         グで始まる。このところの寒さで震え上がってい
         るのでは・・・。

女の子 声を上げつつ イガを割る
     (おんなのこ こえをあげつつ いがをわる)
        ※同じ中学校の帰宅部女子は帰校路のクリを狙っ
         ていた。今日は木を揺らし、落ちたイガをキャア
         キャア言いながら靴で踏みつけ、実を出そうとし
         ている。ワイルドだね、帰宅部も。ちょっと早いと
         思うのだけれど。

10/20fri
朝寒や えりまき笑う 女子の声
     (あさざむや えりまきわらう じょしのこえ)
        ※このところの冷え込みは異常なほど。それにして
         も中学生は元気。「えッ、もうえりまき?」という高
         い声がした。応えた声は聞こえなかったから、ひ
         やかされたのは男子だったのかも・・・。

雪の山 スマホアプリが 人救う
     (ゆきのやま すまほあぷりが ひとすくう)
        ※北海道旭岳で遭難事故あり。大勢の捜索隊が山
         に入ったが、スマホを使えば遭難場所の緯度経度
         を通話先に伝えることが出来るとか。今回は通話
         をした双方とも、このことを知らなかったという。
         また一つ、スマホが蔓延る理由が・・・。

望まぬに いとどスマホの 機能増し
     (のぞまぬに いとどすまほの きのうまし)
        ※世の親たちの半分以上が子供にケイタイ、スマホ
         を持たせるべきでないという意見だったが、今や子
         供の安全確保、緊急連絡のために持たせたいとす
         る親が大半だとか。

10/19thu
冷やかに バッハのアダージョ のみを聴く
     (ひややかに ばっはのあだーじょ のみをきく)
        ※大学時代の友人が会社経営を託した子息に先立た
         れたという。言葉がなかった。

残照や 刈田に案山子の 影うすく
     (ざんしょうや かりたにかかしの かげうすく)
        ※とっくに役目は終わっているのに・・・。

10/18wed
鉄の街 黒煙もくもくと 秋侵す
     (てつのまち こくえんもくもくと あきおかす)
        ※つかのまの晴れ間、今朝は快晴。しかし遠く製鉄
         所の方角に真っ黒な煙がモクモクと猛烈な勢いで
         青空高くまで立ち上がった。事故だろうか? 
         しばらくして白煙に変わった。消火活動が行われて
         いるのだろうか? 久しぶりの気持ちのいい朝なの
         に残念。

蔦の家 露地は曲がりて 行き止まり
     (つたのいえ ろじはまがりて ゆきどまり)
        ※ツタが少しだけ色づき始めている。斜面にある住
         宅街は古いもので、路地が不規則な形にあり、家
         並みとのコラボは特に秋になると散歩客を集めて
         いる。

10/17tue
地震予知 やめてつかえが とれて秋
     (じしんよち やめてつかえが とれてあき)
        ※東海地震対策は地震予知を前提にして、最高レベ
         ルでは新幹線まで停めて、人々は避難して備える
         という警報を出すことになっていた。
         が、しかし、このレベルの予知は不可能だとして、
         対策のあり方を根本的に改めることに。要するに
         ギブアップなのだが、今まで予知判定の要職にあ
         った人々はどんなにか胸を撫でおろしただろう。

10/16mon
大学は 50年目が 切れ目かな
     (だいがくは ごじゅうねんめが きれめかな)
        ※多くの大学が10月にホームカミングデーという
         のをやる。卒業生を10年毎にキャンパスに招待
         し、「大学の今」を知ってもらい、出店での物販、
         コンサート等様々に歓迎する。今回参加した50
         回目が最後らしい。例えはよくないが、故人を偲
         ぶ回忌法要も50回忌を最後にしているところが
         多い。大学では金持ちも成功者も、そうではない
         卒業生も50年で「合葬」されるのかも・・・。

秋時雨 早稲田に行く日 井伏読む
     (あきしぐれ わせだにゆくひ いぶせよむ)

10/14sat
会いたきは トランプよりも キム・ジョンウン
     (あいたきは とらんぷよりも きむ・じょんうん)
        ※親はみんな高齢である。時間がない。本心はキム
         ・ジョンウンに会って、思いの丈をぶつけたい。
         それで進展がなければ、この口で罵って刺し違え
         てもいい、殺されてもいいと思っている。せめて親
         の働きをしたいと願っている。

10/13fri
枝揺れて 木槿最後の 花と見る
     (えだゆれて むくげさいごの はなとみる)
        ※窓近く庭に咲いた花二題
         木槿は大昔から大好きな花。7月から咲き始めた
         花が昨日の花で今年は終わった。少したったらお
         礼肥えをしなくては。

クレオメは 暑い日々から 三月咲き 
     (くれおめは あついひびから みつきさき)
        ※クレオメ(風蝶草)は妻がもらってきて植えたも
         のだ。大好きな花の一番のニューフェース。5本
         ほどが次々と花をつけ、3ヶ月以上になる。
         「花魁草」と間違えた記事を書いたのが8/14。そ
         れからもずうっと。現在は最後の一本だから、月
         末まで持つかな? 一日花で咲き終わると節を
         作るようにして上に伸びて咲くから、咲いた日数、
         回数が節の数でわかる。

10/12thu
秋の寺 ただ鉛筆の 音ありて
     (あきのてら ただえんぴつの おとありて)
        ※スケッチ行続編
         久しぶりの静寂。シニアとて、長いこと忘れてい
         た感覚。仁王像のスケッチはまるでデッサンの練
         習のようで手ごわい。ついつい力が入る。また静
         寂を意識して深呼吸。

ウンという 仁王すじ雲の 空に立つ
     (うんという におうすじぐもの そらにたつ)
        ※「阿吽」の両像のうち描くの吽像。秋のすじ雲を
         背景にスクッと立つ仁王像は生半可な写生を跳
         ね返す。

10/11wed
門前の 日陰に画架を 秋の朝
     (もんぜんの ひかげにがかを あきのあさ)
        ※昨日の仲間とのスケッチ行。初めから日陰狙いの
         場所取り。郊外の小さな寺は静かそのもの。

仁王像 描かせ給える 秋日和
     (におうぞう かかせたまえる あきびより)

赤とんぼ 仁王の猛き 指先に
     (あかとんぼ におうのたけき ゆびさきに)

描き切れず 地蔵の慈顔 無慈悲かな
     (かききれず じぞうのじがん むじひかな)
        ※自分の実力不足を棚に上げて、こういうことを言
         うとバチがあたる。

10/10tue
秋日和 師の絵横目で 描けども
     (あきびより しのえよこめで えがけども)
        ※今日の絵画教室は郊外に出かけてのスケッチ。
         天気が良すぎて、10月で熱中症要注意の夏日と
         なった。どこを描くかより、いい日陰があるかどう
         かを優先。先生のすぐ隣で、真似をする良い機
         会だと意気込んだのだが、結果はまだまだ。

10/9mon
部屋明かり イガにうつりて 虫の声
     (へやあかり いがにうつりて むしのこえ)
        ※窓近くのイガの薄緑がきれいだ。少し茶色を帯び
         てきたかな?よそ様の栗の木を毎晩心配している。
         イガは毬と書くらしい。

鱗雲 すき間に月の 光洩れ
     (うろこぐも すきまにつきの ひかりもれ)
        ※鱗雲らしき濃い雲が東の山の端にかかっている。
         十六夜の月がようやく顔を出しそうだ。

10/8sun
赤き紅 真っ赤なバイクの シニア行く
     (あかきべに まっかなばいくの しにあいく)
        ※爽やかな秋の朝にぴったり。

十月の アンカ人みな 笑えども
     (じゅうがつの あんかひとみな わらえども)
        ※前の句のご婦人に較べ、なんとも。二三日前の晩
         は殊のほか冷えた。わけあって、やや冷え性の私
         は少々躊躇った末に電気アンカを使った。まだ十
         月上旬だというが・・・。

10/7sat
誰望む 八十年前の 内戦を
     (だれのぞむ はちじゅうねんまえの ないせんを)
        ※カタルーニャ地方の独立問題の深刻化。中央との
         対立が住民投票の実施をめぐって先鋭化。スペイ
         ンオタクとしては心配。気持ちはわかるが・・・。
         スペインの中のカタルーニャであって欲しい。初め
         てスペインを意識した当時から、そうであったから
         という単純な理由だが。後戻りのできない対立は
         回避したい。

10/6fri
ロンドンの 賭けは地元の 作家見ず
     (ろんどんの かけはじもとの さっかみず)
        ※文学賞はカズオ・イシグロ(英)。賭けはイシグ
         ロを高く買っていなかったようだ。読んでいる作
         家であり、思い入れがあるので、びっくりしたが
         大歓迎。初期の作品が好きだったところに、「日
         の名残り The Remains of the Day 」が忘れら
         れない作品に。英国の最高の文学賞を受賞し
         たし、後に映画になった。あれも良かった。

秋の道 老執事行く 恋の旅
     (あきのみち ろうしつじゆく こいのたび)
        ※映画のすじなんかは割愛。最後半に主人公が
         信じる女性を訪ねて行くシーンが印象的だ。

ウェールズへ 老優の顔は 若く燃え
     (うぇーるずへ ろうゆうのかおは わかくもえ)
        ※アンソニー・ホプキンス演じる老執事の表情は
         若々しかった。それは自分流の勤務を終え、愛
         する人を知った歓び故だろう。

10/5thu
息を詰め ノーベル賞の ニュースかな
     (いきをつめ のーべるしょうの にゅーすかな)
        ※自然科学分野の受賞はなし。この分だと文学賞が
         いけるかな?と期待は続く。
  
金木犀 俄仕立ての 春樹党 
     (きんもくせい にわかじたての はるきとう)
        ※にわかには読破できぬほど、小説の多さと最近の
         一冊の長さではある。

10/4wed
イヤホーンし 小豆とる娘 祖母近く
     (いやほーんし あずきとるむすめ そぼちかく)
        ※そう多くはないが、水田の横の畑で小豆を作って
         いる農家がある。ちょうど今が収穫期。雨が予想
         されるせいか、家族総出の作業だ。

10/3tue
挿し木とて 貰いし萩の 枝飾る
     (さしきとて もらいしはぎの えだかざる)
        ※近くの知人から妻が萩の枝を貰い飾った。家で花
         瓶に挿して眺める花ではないという思いがあった
         が、これはこれでいいものだ。

新党の 劇場チャンネル 消しもせず
     (しんとうの げきじょうちゃんねる けしもせず)
        ※希望の党、枝野新党・・・。「常在戦場」を口にする
         割には、事実上選挙の第4コーナーを回っている
         のにこの有様。しかし「野党再編一日にしてならず」
         とかも言うが、内容希薄な今回のショックで否応な
         しに進んでしまうのかも。それだけが取り柄か? 
         そういうことで、食傷気味ではあるけれど劇場政
         治、劇場選挙の様子をニタニタ見続けています。

10/1sun
ゆったりと 妻はクラス会 秋の部屋
     (ゆったりと つまはくらすかい あきのへや)
        ※当地は快晴。富有柿と温州みかんの生育は順調だ。
         一本ずつだが窓から眺められるのがいい。加えて、
         今日午後は妻不在でなんとも幸せ。


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ダクタク句集2017年(平成29年)10月 [ダクタク句集2017年10月]

10/30mon
蜻蛉や 高くのみいて 雲薄し
     (かげろうや たかくのみいて くもうすし)

細筆で すじ雲薄く 秋の暮
     (ほそふでで すじぐもうすく あきのくれ)
        ※台風22号は関東、東北地方の太平洋沖合を猛烈
         な速度で北上したが、幸い風雨とも予想より弱く、
         接近前の長雨から心配された被害は比較的軽微の
         模様。台風一過の今朝は爽やかに晴れ渡り、北風
         のせいでピリッとしている。

10/29sun
もうとろう 妻まだまだと 柿笑う
     (もうとろう つままだまだと かきわらう)
        ※台風22号が今夜にも接近しそう。強風の前に柿
         をとろうとするが反対される。このあたりではたわ
         わに実った柿を収穫しようとしない家々が多い中
         で、我が家はなんとも・・・。

10/28sat
文化祭 シニアが飾る 自信作
     (ぶんかさい しにあがかざる じしんさく)
     
スターいる 文武両道 マドンナも
     (すたーいる ぶんぶりょうどう まどんなも)
        ※地区毎の公民館が開く文化祭。主役はなんといっ
         てもシニア。シニアマフィア(と呼ぶのは私だけだ
         が)だ。中には計画から最後の反省会までを取り
         仕切る熱心な人々がいる。所属する絵画教室は
         例年ひと部屋を借りて作品を展示するのだ。悪し
         き習慣とはいえ、70歳越えでも一番の新人だか
         ら否やは言えない。最悪だ。今更ペンネームとい
         うわけにもいかず、近くの人にバレバレ。まあ、出
         し惜しみするほどの品物ではないのですが・・・。

シニア会 入る壁越せば マヒします
     (しにあかい はいるかべこせば まひします)
        ※シニアの、こうした公民館マフィアに仲間入りは
         していない。「まだまだ」「シニア会のお世話には
         なりません」と固く思っている。しかし同じ思いの
         同志がいつのまにかグランドゴルフのチームに
         勧誘されて、遂に沈没。「ニューフェースはさす
         が逞しい」とかおだてられている。ここが踏ん張
         りどころ。

10/27fri
棄てられし 野菜崩れる 野分かな
     (すてられし やさいくずれる のわきかな)
        ※日照時間が少なかった夏は野菜の価格が急騰し
         たが、旬の野菜は9月後半に入って落ち着いた。
         しかしこうなると一部は価格が急落して、運賃す
         ら出ないとかで出荷されず、畑の傍らに捨てられ
         てしまう。そうした野菜の山が台風21号の風で
         散々に吹き飛ばされている。

野分後 木に残る葉も 老いを増し
     (のわきあと きにのこるはも おいをまし)
        ※いつも通る小櫃川の堤道の桜の木は台風のた
         めに大部分が葉を落とした。残っている葉も僅か。
         フレディ、頑張れ・・・。

10/26thu
ヤギ二頭 草食む上に 柿千個
     (やぎにとう くさはむうえに かきせんこ)
        ※今日は「柿の日」とか。いわれは知らない。いつも
         散歩で見かけるヤギは薄暮の光でやっと確認できた。
         ヤギがいるのは柿の木10本ほどの畑、どの木も葉
         が落ちて赤い実がたわわになっている。
         古式ゆかしい日本の景色? いや、新型のイルミネ
         ーションのデザインかとも思う。その下は明るくは
         ないが・・・。

10/25wed
死ぬ日まで 筆とり上手く なりたいと
     (しぬひまで ふでとりうまく なりたいと)
        ※この9月、10月はNHKで北斎を集中的に取り
         上げた。改めて北斎の稀な才能と影響力を思い
         知った次第。なにより老境にさしかかってからの
         作品が充実し、本人もますます腕を磨いて、これ
         からがもっと良くなると言っていたことだ。変わら
         ぬ執念と集中力がすごい。

10/24tue
鉄骨の ボルトが軋む 軽き家
     (てっこつの ぼるとがきしむ かるきいえ)
        ※超大型台風21号は関東地方を直撃した。深夜か
         ら翌朝にかけ各地を震撼させた。プレハブ系の住
         宅は軽量鉄骨を使っているが、真夜中にキイキイ
         聞きなれない音がする。あれはー?ボルトが外れ
         て一気に崩れてしまうのでは・・・。かつてない猛
         烈な風の音で余計な妄想に囚われてしまう。

野分の夜 巣で震える ヒナのごと
     (のわきのよ すでふるえる ひなのごと)

10/23mon
風に乗る 先は暗闇 野分かな
     (かぜにのる さきはくらやみ のわきかな)
        ※衆議院選結果は大方の予想通り。順風のつもり
         がパタリと逆になったり、いつまでも吹いている風
         はこの世にない。見えざる暗闇を見える化すべき
         だった。

妻や子が 継ぐほどステキ 金バッチ
     (つまやこが つぐほどすてき きんばっち)

妻や子が 禁断の実食べ 街頭に
     (つまやこが きんだんのみたべ がいとうに)
        ※今回も2世候補が各地で戦った。北海道でも女性
         候補同士の選挙区があったよ。後継者自身は禁
         断の実を食べようとしなくとも、周囲にいる応援団、
         支持者というのは先代、先々代からの熱狂ぶり否
         偏狭ぶり。まして支持者の解散ということはあり得
         ない。より良い候補者を求めて動くことはなく て、
         自分たちで担ぐことが再優先。リンゴを食べるかど
         うかは大した問題ではない。

10/22sun
秋さわぎ ロボコン部室の 灯が揺れる
     (あきさわぎ ろぼこんぶしつの ひがゆれる)
        ※台風が接近し、既に強風が吹き荒れている。木更
         津高専チームは過去に大会で活躍した強豪。人気
         があるのか、部室は結構な数の男女で賑わってい
         る。悪天候の週末も遅くまで。

最近の 神風だれの 味方やら
     (さいきんの かみかぜだれの みかたやら)
        ※衆議院選投票日の今日、天気は最悪。低投票率
         でどの党が得するか? 以前は相場が決まってい
         た。組織票の割合が高い公明、共産、自民の順か?
         最近は天気などで左右される浮動票は若手を中心
         に自民に向かっているとか。今日一日、選挙アナリ
         ストがテレビで活躍する。

予報士の 声を聞き蜜柑の 枝を見る
     (よほうしの こえをききみかんの えだをみる)

10/21sat
野球部の 子ら声変わり オフの秋
     (やきゅうぶの こらこえがわり おふのあき)
        ※近くの中学校の野球部、夏に2年生以下の新チ
         ームになり、秋の新人戦も終えた。朝のランニン
         グの掛け声がぐっと低くなったような気がする。み
         んな声変わりの時期だ。

ランニング 朝寒なれば 速度増し
     (らんにんぐ あさざむなれば そくどまし)
        ※週末学校休みの部活はいつもより長いランニン
         グで始まる。このところの寒さで震え上がってい
         るのでは・・・。

女の子 声を上げつつ イガを割る
     (おんなのこ こえをあげつつ いがをわる)
        ※同じ中学校の帰宅部女子は帰校路のクリを狙っ
         ていた。今日は木を揺らし、落ちたイガをキャア
         キャア言いながら靴で踏みつけ、実を出そうとし
         ている。ワイルドだね、帰宅部も。ちょっと早いと
         思うのだけれど。

10/20fri
朝寒や えりまき笑う 女子の声
     (あさざむや えりまきわらう じょしのこえ)
        ※このところの冷え込みは異常なほど。それにして
         も中学生は元気。「えッ、もうえりまき?」という高
         い声がした。応えた声は聞こえなかったから、ひ
         やかされたのは男子だったのかも・・・。

雪の山 スマホアプリが 人救う
     (ゆきのやま すまほあぷりが ひとすくう)
        ※北海道旭岳で遭難事故あり。大勢の捜索隊が山
         に入ったが、スマホを使えば遭難場所の緯度経度
         を通話先に伝えることが出来るとか。今回は通話
         をした双方とも、このことを知らなかったという。
         また一つ、スマホが蔓延る理由が・・・。

望まぬに いとどスマホの 機能増し
     (のぞまぬに いとどすまほの きのうまし)
        ※世の親たちの半分以上が子供にケイタイ、スマホ
         を持たせるべきでないという意見だったが、今や子
         供の安全確保、緊急連絡のために持たせたいとす
         る親が大半だとか。

10/19thu
冷やかに バッハのアダージョ のみを聴く
     (ひややかに ばっはのあだーじょ のみをきく)
        ※大学時代の友人が会社経営を託した子息に先立た
         れたという。言葉がなかった。

残照や 刈田に案山子の 影うすく
     (ざんしょうや かりたにかかしの かげうすく)
        ※とっくに役目は終わっているのに・・・。

10/18wed
鉄の街 黒煙もくもくと 秋侵す
     (てつのまち こくえんもくもくと あきおかす)
        ※つかのまの晴れ間、今朝は快晴。しかし遠く製鉄
         所の方角に真っ黒な煙がモクモクと猛烈な勢いで
         青空高くまで立ち上がった。事故だろうか? 
         しばらくして白煙に変わった。消火活動が行われて
         いるのだろうか? 久しぶりの気持ちのいい朝なの
         に残念。

蔦の家 露地は曲がりて 行き止まり
     (つたのいえ ろじはまがりて ゆきどまり)
        ※ツタが少しだけ色づき始めている。斜面にある住
         宅街は古いもので、路地が不規則な形にあり、家
         並みとのコラボは特に秋になると散歩客を集めて
         いる。

10/17tue
地震予知 やめてつかえが とれて秋
     (じしんよち やめてつかえが とれてあき)
        ※東海地震対策は地震予知を前提にして、最高レベ
         ルでは新幹線まで停めて、人々は避難して備える
         という警報を出すことになっていた。
         が、しかし、このレベルの予知は不可能だとして、
         対策のあり方を根本的に改めることに。要するに
         ギブアップなのだが、今まで予知判定の要職にあ
         った人々はどんなにか胸を撫でおろしただろう。

10/16mon
大学は 50年目が 切れ目かな
     (だいがくは ごじゅうねんめが きれめかな)
        ※多くの大学が10月にホームカミングデーという
         のをやる。卒業生を10年毎にキャンパスに招待
         し、「大学の今」を知ってもらい、出店での物販、
         コンサート等様々に歓迎する。今回参加した50
         回目が最後らしい。例えはよくないが、故人を偲
         ぶ回忌法要も50回忌を最後にしているところが
         多い。大学では金持ちも成功者も、そうではない
         卒業生も50年で「合葬」されるのかも・・・。

秋時雨 早稲田に行く日 井伏読む
     (あきしぐれ わせだにゆくひ いぶせよむ)

10/14sat
会いたきは トランプよりも キム・ジョンウン
     (あいたきは とらんぷよりも きむ・じょんうん)
        ※親はみんな高齢である。時間がない。本心はキム
         ・ジョンウンに会って、思いの丈をぶつけたい。
         それで進展がなければ、この口で罵って刺し違え
         てもいい、殺されてもいいと思っている。せめて親
         の働きをしたいと願っている。

10/13fri
枝揺れて 木槿最後の 花と見る
     (えだゆれて むくげさいごの はなとみる)
        ※窓近く庭に咲いた花二題
         木槿は大昔から大好きな花。7月から咲き始めた
         花が昨日の花で今年は終わった。少したったらお
         礼肥えをしなくては。

クレオメは 暑い日々から 三月咲き 
     (くれおめは あついひびから みつきさき)
        ※クレオメ(風蝶草)は妻がもらってきて植えたも
         のだ。大好きな花の一番のニューフェース。5本
         ほどが次々と花をつけ、3ヶ月以上になる。
         「花魁草」と間違えた記事を書いたのが8/14。そ
         れからもずうっと。現在は最後の一本だから、月
         末まで持つかな? 一日花で咲き終わると節を
         作るようにして上に伸びて咲くから、咲いた日数、
         回数が節の数でわかる。

10/12thu
秋の寺 ただ鉛筆の 音ありて
     (あきのてら ただえんぴつの おとありて)
        ※スケッチ行続編
         久しぶりの静寂。シニアとて、長いこと忘れてい
         た感覚。仁王像のスケッチはまるでデッサンの練
         習のようで手ごわい。ついつい力が入る。また静
         寂を意識して深呼吸。

ウンという 仁王すじ雲の 空に立つ
     (うんという におうすじぐもの そらにたつ)
        ※「阿吽」の両像のうち描くの吽像。秋のすじ雲を
         背景にスクッと立つ仁王像は生半可な写生を跳
         ね返す。

10/11wed
門前の 日陰に画架を 秋の朝
     (もんぜんの ひかげにがかを あきのあさ)
        ※昨日の仲間とのスケッチ行。初めから日陰狙いの
         場所取り。郊外の小さな寺は静かそのもの。

仁王像 描かせ給える 秋日和
     (におうぞう かかせたまえる あきびより)

赤とんぼ 仁王の猛き 指先に
     (あかとんぼ におうのたけき ゆびさきに)

描き切れず 地蔵の慈顔 無慈悲かな
     (かききれず じぞうのじがん むじひかな)
        ※自分の実力不足を棚に上げて、こういうことを言
         うとバチがあたる。

10/10tue
秋日和 師の絵横目で 描けども
     (あきびより しのえよこめで えがけども)
        ※今日の絵画教室は郊外に出かけてのスケッチ。
         天気が良すぎて、10月で熱中症要注意の夏日と
         なった。どこを描くかより、いい日陰があるかどう
         かを優先。先生のすぐ隣で、真似をする良い機
         会だと意気込んだのだが、結果はまだまだ。

10/9mon
部屋明かり イガにうつりて 虫の声
     (へやあかり いがにうつりて むしのこえ)
        ※窓近くのイガの薄緑がきれいだ。少し茶色を帯び
         てきたかな?よそ様の栗の木を毎晩心配している。
         イガは毬と書くらしい。

鱗雲 すき間に月の 光洩れ
     (うろこぐも すきまにつきの ひかりもれ)
        ※鱗雲らしき濃い雲が東の山の端にかかっている。
         十六夜の月がようやく顔を出しそうだ。

10/8sun
赤き紅 真っ赤なバイクの シニア行く
     (あかきべに まっかなばいくの しにあいく)
        ※爽やかな秋の朝にぴったり。

十月の アンカ人みな 笑えども
     (じゅうがつの あんかひとみな わらえども)
        ※前の句のご婦人に較べ、なんとも。二三日前の晩
         は殊のほか冷えた。わけあって、やや冷え性の私
         は少々躊躇った末に電気アンカを使った。まだ十
         月上旬だというが・・・。

10/7sat
誰望む 八十年前の 内戦を
     (だれのぞむ はちじゅうねんまえの ないせんを)
        ※カタルーニャ地方の独立問題の深刻化。中央との
         対立が住民投票の実施をめぐって先鋭化。スペイ
         ンオタクとしては心配。気持ちはわかるが・・・。
         スペインの中のカタルーニャであって欲しい。初め
         てスペインを意識した当時から、そうであったから
         という単純な理由だが。後戻りのできない対立は
         回避したい。

10/6fri
ロンドンの 賭けは地元の 作家見ず
     (ろんどんの かけはじもとの さっかみず)
        ※文学賞はカズオ・イシグロ(英)。賭けはイシグ
         ロを高く買っていなかったようだ。読んでいる作
         家であり、思い入れがあるので、びっくりしたが
         大歓迎。初期の作品が好きだったところに、「日
         の名残り The Remains of the Day 」が忘れら
         れない作品に。英国の最高の文学賞を受賞し
         たし、後に映画になった。あれも良かった。

秋の道 老執事行く 恋の旅
     (あきのみち ろうしつじゆく こいのたび)
        ※映画のすじなんかは割愛。最後半に主人公が
         信じる女性を訪ねて行くシーンが印象的だ。

ウェールズへ 老優の顔は 若く燃え
     (うぇーるずへ ろうゆうのかおは わかくもえ)
        ※アンソニー・ホプキンス演じる老執事の表情は
         若々しかった。それは自分流の勤務を終え、愛
         する人を知った歓び故だろう。

10/5thu
息を詰め ノーベル賞の ニュースかな
     (いきをつめ のーべるしょうの にゅーすかな)
        ※自然科学分野の受賞はなし。この分だと文学賞が
         いけるかな?と期待は続く。
  
金木犀 俄仕立ての 春樹党 
     (きんもくせい にわかじたての はるきとう)
        ※にわかには読破できぬほど、小説の多さと最近の
         一冊の長さではある。

10/4wed
イヤホーンし 小豆とる娘 祖母近く
     (いやほーんし あずきとるむすめ そぼちかく)
        ※そう多くはないが、水田の横の畑で小豆を作って
         いる農家がある。ちょうど今が収穫期。雨が予想
         されるせいか、家族総出の作業だ。

10/3tue
挿し木とて 貰いし萩の 枝飾る
     (さしきとて もらいしはぎの えだかざる)
        ※近くの知人から妻が萩の枝を貰い飾った。家で花
         瓶に挿して眺める花ではないという思いがあった
         が、これはこれでいいものだ。

新党の 劇場チャンネル 消しもせず
     (しんとうの げきじょうちゃんねる けしもせず)
        ※希望の党、枝野新党・・・。「常在戦場」を口にする
         割には、事実上選挙の第4コーナーを回っている
         のにこの有様。しかし「野党再編一日にしてならず」
         とかも言うが、内容希薄な今回のショックで否応な
         しに進んでしまうのかも。それだけが取り柄か? 
         そういうことで、食傷気味ではあるけれど劇場政
         治、劇場選挙の様子をニタニタ見続けています。

10/1sun
ゆったりと 妻はクラス会 秋の部屋
     (ゆったりと つまはくらすかい あきのへや)
        ※当地は快晴。富有柿と温州みかんの生育は順調だ。
         一本ずつだが窓から眺められるのがいい。加えて、
         今日午後は妻不在でなんとも幸せ。


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仙人の「帝京戦観戦記」                                                        [早大ラグビー部御意見番]

          酔狂不安仙人 日記 2017.10.28

仙人b.jpg  今日も又、小雨煙る秩父宮に帝京戦
 観戦に行ってきました。一言で言えば、
 『21:40、早稲田善戦す、されど課題
 なお多し』というところでしょうか。

 戦前、昨年の3-75、今年の菅平の
 0-82、今期の日体、青学戦での失点
 の多さがどうしても頭から離れず、下
 手をすると今年も50点位の点差にな
 るのではとの強迫感がありましたが、
 反面、でも上手くすれば3トライ差位
で済むかなという、かすかな予感もありました。

 両校校歌斉唱
 DSCN0193.jpg
 前半早稲田のキックオフ
 DSCN0196.jpg

今日はヤット観られる試合になったなあというのが実感です。今日
の帝京はミスが多く、少なくともあと3トライくらいは取れた感じだし、
早稲田も少なくとも2トライくらいは取れたでしょう。その意味では、
この点差は今の実力差(些か甘い!)かも知れません。ある意味で
筑波戦からの好調さが維持されているのかも知れません。

前半は早稲田が14:7とリードして後半戦に入るかと思いきや、最
後の5分余りで逆に2トライ奪われてしまったり、後半も早稲田良
い形と思ったら痛恨のパスミスでトライ献上したりで・・・。以降、早
稲田がゲームを支配することはありませんでした。

ブレイクダウンでは大男を相手に、かなり頑張っていたし、ディフェ
ンスも大きく破綻することなく最後まで保ち続けたのがこの点差で
収まった要因であろう。

ただスクラムは相変わらず押されっぱなし、ラインアウト(筑波戦よ
りは少し改善されていたが)もマイボールを3割位は相手に渡して
いた感じだ。SOのキックの精度も問題がある。セットプレイが安定
しないとゲームが作れないのだ。秩父宮で正月を迎えるためにも
是非修正してほしものだ。

第一試合は慶応:明治戦で、28:26で慶応の勝利でした。明治はや
らずもがなのハイタックルでペナルティトライを献上したり、イージー
なGKを外したりで自から勝利を渡した感じでした。
明治はスクラムは(ほどほどに)強いがBKのキレがなくディフェンス
網を突破できない。慶応はラインアウトが実に上手くマイボールは
ほぼ100%確保出来ていた。

いよいよ11/23日は早慶戦、12/3日は早明戦です。

セットプレイが安定すれば攻撃力としては早稲田が両校に勝ってい
るのでは?とみてますが。

                          酔狂不安仙人
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仙人への返信 2017.10.17 [早大ラグビー部御意見番]

仙人様へ 
     「早稲田はどんなチームになろうとしているのでしょうか」

居士.png 仙人様 霧雨の中、筑波戦の応援に
 出向かれたとのこと、誠にお疲れ様で
 した。早稲田ラグビーに対する仙人の
 熱い情熱に、現役の選手達は心底感
 謝しなければなりません。
 私は、ひょんなことで筑波戦があるこ
 とを知りましたが、試合当日には、もう
 すっかり試合のことを忘れていました。

仙人の観戦記を拝誦して「また忘れてた!」と気が付きました。所詮、
私はこの程度の応援者です。

さて、仙人の観戦記を拝誦すると、早稲田は試合には勝ったが、面白
味の少ない、初歩的なミス続発の(?)試合だったようですね。
そして「28日の早稲田✕帝京戦を観れば、早稲田のこの一年間の鍛
錬の成果が実証される、昨年完敗した帝京の背中に早稲田がどこま
で迫れるか実証される」等、仙人の不安と期待のないまぜになった感
情が、冷静さを装った表現で書かれています。

「早稲田が急に強くなったとは思えないなあ」これが私の感想です。
むしろ「今年の筑波は強くない」ことを示してくれただけではないか。

私は「ラグビーというスポーツは、負け続けるチームが突然信じられ
ないほど強くなることはあり得ない」と考える者です。唯一そうなれ
るのは「戦術の変更が見事に当たった時+運」でしょう。

選手は毎日毎日、体を作り、鍛え、走って、精神も鍛えて、まずは相
手の全体としての肉体に勝つようにならねばなりません。チーム力も
度重なる試合を通じて試合勘も身につけねばなりません。選手の基
礎的な能力を高めまたチーム力を高めることは、一朝一夕ではでき
ません。身体能力の高い選手が練習の成果をどんどん体の中にた
め込まねばなりません。

これまでの早稲田の戦績から予想すると、帝京戦は全体的には昨年
に近い結果で終わるかもしれません。でも早稲田の今年の出だしの
「あれっ?あれっ!」の負け戦感からすれば、それも已むを得ないで
しょう。

早稲田には、まず明治と慶応に予想でも実試合でも圧勝して欲しい。
本音は「明治 や慶応に負けてもよいから、帝京には勝って欲しい」
だが、そんな夢を語っても詮無い話だから。(脱線しました)

帝京戦では、多くの面で劣位にある早稲田が真っ向勝負を仕掛けて、
前半は、目を見張るような展開を見せてくれればよい。敢えて点差は
問わない。後半、帝京の重戦車に蹴散らされても不満は言わない。

前半持続出来た早稲田の体力が、次回は、試合終了まで持続出来
さえすればあっと驚く戦法で帝京に勝つかもしれないのだから。

早稲田はどんなチームになっているのでしょうか。そして、どんなチ
ームになろうとしているのでしょうか。負けたって、負けたって、ファ
ンは次の試合に期待をしてくれる。かつてダメ虎と揶揄された「阪神
タイガース」なのに、タイガースファンはファンであることを誇りにして
いた!早稲田はそういうチームになって、強いチームを相手にラグ
ビーの面白さを見せて欲しい。

今私が早稲田に望むことは「勝敗は問わない、ラグビーの本源的な
面白さを見せてくれ」その一語に尽きる。

君たちは出来るはず!あの早稲田の後輩なんだから。

                          府中闘球居士
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仙人の「筑波戦観戦記」                                                        [早大ラグビー部御意見番]

          酔狂不安仙人 日記 2017.10.15

仙人b.jpg  霧雨の煙る秩父宮に筑波戦を観に行
 ってきました。夏の菅平での東海、帝
 京戦での惨敗があり、これを引きずっ
 ている訳でもないだろうが、
   日体戦(54:20)
   青学戦(94:24)
 と得点はまあまあだがアレッ?というよ
 うな失点があり今日の筑波戦でつぶさ
 に確認したい気持ちが抑えられなかっ
 たというのが本音だ。

結果は33:10での勝利ということだが、今日の試合ついては大外を抜
かれるようなこともなく、ディフェンスも最後まで機能していたが、筑波
のミスに助けられた面もある。

試合は前半はほぼ互角の戦いであったが、後半に早稲田が1分、6分
と立て続けにトライを取り引き離し、そのまま難なく終了というハラハ
ラドキドキのないゲームでした。

課題は多い。スクラムは特に前半押されていた。(明治も前半スクラム
で押されたらしいから筑波が強いのかも?)後半は修正したのか筑波
のスタミナが切れたのかほぼ互角で、昨年の第一列の抜けの穴がま
だこの時期で埋まっていないことを実感した。

またこの時期では大幅に改善されているべきミス(ノッコン、スローフォ
ワード、ノットストレート、タッチキックミス)が相変わらず多く、ゲーム
の流れを切るだけでなく、チャンスからピンチへと(筑波サイドも同じ
だったが)自らの首を絞めることになる。

ラインアウトも改善点が多い。マイボールを安易に相手に渡してしま
うケースが数件あり戴けない!また、今日は敵陣マイボールからの
モール攻撃が全く見られなかった。一時は早稲田のお株だったのだ
が、磨いておいてあるのかしらん?と気になった。(その代わり筑波
のモール攻撃にはよく対応し分断していた)

ディフェンスは大きな破綻なく終ったが、タックル、ラックからの戻り
が遅く、ギャップが出来そうな場面が散見された。
BE THE CHAIN を標榜するチームとしては、得点チャンスはあ
まり多くないのだから、防御は2次,3次と伸びて欲しい。

今日の試合では、キャプテン加藤は言うまでもなく、働くべきキーマ
ンが良く動いていた。SH斉藤は実によく動いてどこにでも顔を出し
て捌くし、SOの岸岡(ノッコンがあったが)も的確なキック。
No8下川(1年生)やWTC中野、WTB佐々木、FB古賀(1年生)も
前評判通りの活躍であった。

問題はこれから!28日の帝京戦をはじめに後半戦に入り、大学選
手権へと続くが、率直に言って今の早稲田ではこれに対応出来ない
のではないか?

少なくともこれだけは!

  スクラムトライを狙うようなFWは早稲田本来ののFWでは
  ない! 相手の球出しを遅らせたり方向を変えさせたり、
  マイボールを絶妙にコントロール出来るようなスクラムで
  充分。

  モール攻撃への対応力の強化

  ラインアウトはせめてマイボールの確保を最優先に

  優秀なプレイヤーは必ずマークされているので裏の裏のサ
  インプレイを幾つか用意し、相手の防御を混乱させギャップ
  を作る。

  それよりも何よりも、詰まらぬミス・ペナルティーを無くすこと

昨年の帝京戦は早稲田ノートライの3:75の惨敗でした。1年かかって
どこまで詰められたかが28日に実証されます。 

                          酔狂不安仙人
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ダクタク句集2017年(平成29年)9月 [ダクタク句集2017年9月]

9/30sat
【根岸散歩3】
打ち上げは あんかけ豆腐の 湯気はさみ
     (うちあげは あんかけどうふの ゆげはさみ)
        ※鶯谷名物?の豆腐料理で締めくくる。雨中行進で
         やや冷えた身体に暖かい料理と冷えたビール。

三人して 言問通りの そこかしこ
     (みたりして ことといどおりの そこかしこ)
        ※いつもは晴れる仲間との歩き会も20回近く続い
         ている。都心の精選散歩コースと称しているが、
         「歴史」「お墓」「明治~昭和レトロ」が多い。
         谷中、上野、本郷、浅草・向島、深川、根岸・・
         ・等、コース中で言問通りに出会うことが期せず
         して多い。

もののけの 集いとなりて 街の風
     (もののけの つどいとなりて まちのかぜ)
        ※これは現在のことではない。

9/29fri
【根岸散歩2】
秋の雨 傘に根岸の 柳かな
     (あきのかぜ かさにねぎしの やなぎかな)
        ※柳が並木になっている通りがある。最近は珍しい。

秋彼岸 菓子量り売る ジジの店
     (あきひがん かしはかりうる じじのみせ)
        ※孫らしき子供が祖父母と遊ぶ店があった。なつか
         しいお菓子、煎餅や飴玉などがガラスの容器に入
         っていて見た目が本当にきれい。全てバラ売りか
         量り売りとか。

9/28thu
【根岸散歩1】
句碑ありて 根岸の里の 路地の秋
     (くひありて ねぎしのさとの ろじのあき)
        ※根岸の里という響きがいい。江戸時代から明治大
         正期までの通り呼び名か、今は台東区根岸。隣接
         するのは下谷、更に南は入谷、その東側は浅草。
         江戸の繁華街の郊外になる。現代の根岸のウリ
         は子規庵と路地の散策。

お行の松 江戸の人おらず 時雨かな
     (おぎょうのまつ えどのひとおらず しぐれかな)
        ※雨の中を江戸名所図会にも描かれたお行の松ま
         で歩く。今もある不動堂にかつては高さ10数メー
         トルの松があったという。今の松は三代目。

9/27wed
【子規庵訪問4】
糸瓜あり 畳に臥せて 息を吐く
     (へちまあり たたみにふせて いきをはく)
        ※持病の苦しみとは別に、机に向かったまま行き詰
         まることも何度もあったろう。伸ばせない左膝のた
         めに特注で加工した机の刻みから脚を抜いて、家
         人に頼んで横になる・・・。

句はとだえ 血を吐く想い ほととぎす
     (くはとだえ ちをはくおもい ほととぎす)
        ※句作は仕事というより趣味に近い面も子規にはあ
         ったのではないか。それは日々の暮らしで息をする
         ようなもの。ただ、吟味と表現方法では時にとんで
         もない精力を注ぐのが彼だった。ここのほととぎす
         は鳥ではなく、秋に咲くほととぎす。子規を見守る。

9/26tue
【子規庵訪問3】    
野球しに 手ぬぐい下げて 萩の道
     (やきゅうしに てぬぐいさげて はぎのみち)
        ※上野の東京文化会館の横に子規記念球場という
         のがある。子規は23歳の時にここで野球をしたと
         書いている。野球しに出かける子規を想像するの
         は楽しい。 ただし、根岸に住むことになったのは
         25歳前後だから、野球を続けていたかどうか?

羽二重餅 食べて帰りは 下り道
     (はぶたえもち たべてかえりは くだりみち)
        ※子規がよく食べたという名物羽二重餅の老舗は
         子規庵から歩いて5分ほど。

9/25mon
【子規庵訪問2】
鶏頭は 大業見てし ガラス越し
     (けいとうは たいぎょうみてし がらすごし)
        ※子規庵は庭を見てから出口に向かう。今風の植え
         込まれたガーデンではなく、季節季節に花や野菜
         を植えていたようだ。例年決まってあるのはヘチマ
         と鶏頭、そして萩など。鶏頭は頭を伸ばし、秋の夜
         な夜な子規が呻吟するのを見ていたかも・・・。

雨の日も 冬も支えし 律女史よ
     (あめのひも ふゆもささえし りつじょしよ)
        ※子規は日頃の妹のことをそう良くは言っていない。
         「性格が悪い」「気が強い」「理屈っぽい」だの。
         しかし出かけた律を母と一緒に待っている句があ
         る。あの句一つで律への愛情と信頼がわかる。
         司馬遼太郎は律のことを、幼い頃から子規の守護
         神のように書いていた。

子規の家 馴れぬ句帳を ひもといて
     (しきのいえ なれぬくちょうを ひもといて)
        ※雨天で平日だったが、子規庵を訪れる人は多い。
         特別展のためかも。子規の家で彼と同じ?空気を
         吸っていると句が湧いてきそうだ。いい錯覚。

9/24sun
【子規庵訪問1】
糸瓜忌や 居士の倍なる 年齢数え
     (へちまきや こじのばいなる としかぞえ)
        ※9月22日鶯谷駅近く根岸に子規庵を訪ねた。糸
         瓜忌にちなんで友人と行ったのだが、生憎雨降り。
         その分しっとりと庵を楽しむことが出来た。加えて
         現在「生誕150年記念特別展示」中である。
         友人ともども子規没年年齢の倍以上・・・。今更に
         子規の偉業を感じた。 
       
子規庵に 友と後進を これほどに
     (しきあんに ともとこうしんを これほどに)
        ※子規を囲んだ句会の記録と絵が展示されている。
         当時子規庵を訪れる人の多さとその人々の師を思
         う熱情にびっくりする。これほどの人数を考えれば
         庵は狭いが、通常の3人住まいなら4DK? 普通
         以上の広さだと思う・・・。

歳旦帳 気ままな筆の 跡すがし
     (さいたんちょう きままなふでの あとすがし)
        ※今年発見された明治34年の歳旦帳が展示されて
         いた。未発表の5句や自画像スケッチも。客が途切
         れた時に描いたのかも? きままに書いたメモや客
         との話題などもある。描くこと、書くことがなにより好
         きだったことがわかる。

歳旦帳 客の合間に 餅をやき
     (さいたんちょう きゃくのあいまに もちをやき)
        ※没年1年前の新年だから病状や痛みは相当なも
         のだったと思うが、食欲は少しも衰えなかったとか。
         その健啖ぶりは様々に伝えられている。
         「律ゥ、火鉢にもちを」と家人にせがむ声が聞こえ
         るよう。

9/22fri
パンダの子 まだ目が見えぬ くりくり眼
     (ぱんだのこ まだめがみえぬ くりくりめ)
        ※パンダの赤ちゃんの成長ぶりが報道される。母親
         パンダの母性愛の細やかさ、専任飼育員との信頼
         ぶりが良くわかる。まだ見えぬ目で母親にまとわり、
         甘えている。目などずうっと見えずに、母親の懐で
         暮らしていくのが一番幸せかも・・・。

9/21thu
彼岸まで もう一磨き 稲刈り機
     (ひがんまで もうひとみがき いねかりき)
        ※快晴の日、丹念に機械を磨いている。今年は会心
         の作柄ではなかったものの、そんなことは別にして
         一心に・・・。農家の仕事は明日も続く。来年も、そ
         のまた来年も。

9/20wed
メール来る 友の秀句や 秋日和
     (めーるくる とものしゅうくや あきびより)
        ※台風一過で秋日和。友人とは月に一二度メールの
         やり取りをしている。お互いに3句ほど直近の句を
         交換する。なかなか良い頻度で気に入っている。
         強風が吹き荒れた後のほっとした気持ちが感じ取
         れた。

9/18mon       
説教の ありがたみ知る 白髪かな
     (せっきょうの ありがたみしる しらがかな)
        ※今日敬老の日。年齢を重ねるほどに、
           「先生、先輩と呼べる人がいること」
           「教えを乞えること」
           「説教を貰えること」
         が何にも増して貴重でありがたく感じる。もそっと
         若い頃にそんな素直さがあったらなァ・・・とも思う。

9/17sun
平成の 空襲警報 夢砕く
     (へいせいの くうしゅうけいほう ゆめくだく)
        ※対処の仕方がない警報がアラートと称し、国民
         を驚かす。馴れてはいけない、異常な事態。

解散や Jアラートより 驚かし
     (かいさんや じぇいあらーとより おどろかし)
        ※ええッ、本当? 政略の匂い芬芬。

9/16sat
彼岸待つ 三色旗織る 曼珠沙華
     (ひがんまつ さんしょくきおる まんじゅしゃげ)
        ※今年の秋の彼岸入りは9月20日(水曜日)。
         九州上陸をうかがう台風18号が不気味ですが、
         どんな気候の年にも秋の彼岸に合わせて曼珠沙
         華が咲き揃いつつあります。彼岸花の別名通り、
         なんとも健気な感じ。最近白い花を見かけること
         が増え、黄色の花も・・・。赤、白、黄の三色旗。

9/15fri
行く夏や Tシャツ通す やせ我慢
     (ゆくなつや てぃしゃつとおす やせがまん)
        ※9月の残暑は例年より暑い、というのが予想だっ
         たが、台風も接近し、このまま秋に直行という気
         配だ。今朝は湿気も少なく、朝の散歩の時間は
         肌寒いほど。けれど・・・。

9/14thu
シニア増え 敬老祝いが 後ずさり
     (しにあふえ けいろういわいが あとずさり)
        ※団塊の世代のピーク、昭和22年生まれが今年
         70歳になる。当町内では敬老祝い(お菓子など)
         を従来の70歳からを77歳からに改めた。もう既
         に2度もらっているのに、次もらうにはこの先5年
         後となる。多分どこでもそうだろうなァ・・・としぶし
         ぶ?納得する。

健脚や コスモス街道 シニア行く
     (けんきゃくや こすもすかいどう しにあいく)
        ※「程好く鍛えられ、習慣化されていれば」シニア
         といえど、その辺の若間を軽く凌駕する。咲き初
         めのコスモスの横を、シニア軍団が行く。

9/11mon
通夜に行く 東京湾の 秋の風
     (つやにいく とうきょうわんの あきのかぜ)
        ※日曜日の好天の午後であったからアクアラインは
         渋滞がひどかった。横浜に近づいたところでネク
         タイを結んだ。

みまかって 2ミリほどの 黒髪が
     (みまかって にみりほどの くろかみが)
        ※従兄は長い間ガンを患っていた。治療のせいで白
         髪まじりの頭部は殆ど髪がなくなっていたのだが、
         息をひきとってから黒い髪がわずかに出てきたと
         いう。やすらかな顔だった。

9/10sun
やや不作 名うての彼の 田んぼでも
     (ややふさく なうてのかれの たんぼでも)
        ※当地はコシヒカリが主流で、しかも収穫が早い。
         もう殆どの田んぼで稲刈りは終了している。今年
         は肝心の8月の日照が極端に少なく、出来はイマ
         イチとか。

9/9sat
遅き実を 黙って待ちし 糸瓜かな
     (おそきみを だまってまちし へちまかな)
        ※6月の畑に棚を作ったが、他のツル物が次々と実
         をつけ収穫を迎えたのに、糸瓜は葉っぱと多くの
         花をつけるが、実の成長は遅々としていた。
         子規が日夜眺めた庭に、夏はヘチマが実をつけた。
         彼は成長を喜び、ヘチマ水を飲んだとか。同じヘチ
         マでも万分の一の詩心さえないのが哀しい。

9/8fri
兄弟は 銀輪の轡 並べ行く
     (きょうだいは ぎんりんのくつわ ならべゆく)
        ※毎朝出勤時に最寄りの駅まで、自転車の兄弟が
         行く。堤の未舗装の道でよく出会う。話に夢中の
         時もある。一緒の職場なのかな? どうかな?

9/7thu
縁日の 太鼓くぐもる 霧の奥
     (えんにちの たいこくぐもる きりのおく)
        ※近くの地域の縁日、朝から濃霧だ。村の鎮守様と
         いう形容がぴったりの、神社がある山の方角から
         太鼓の音が聞こえる。出かけてみようか。

ハッピ着た 男が笑う 別な顔
     (はっぴきた おとこがわらう べつなかお)
        ※法被を着て、一杯入った赤い顔の男がこちらを見
         て会釈した。アレッ?と一瞬思ったが、時々朝に挨
         拶する人と思いついた。あの真面目そうな彼が・・・。

9/6wed
梅雨に晴れ 開けて晴れなし 今朝の秋
     (つゆにはれ  あけてはれなし けさのあき)
        ※今朝の秋2題
         中期長期の天気予報は本当に難しいことを、今年
         の夏の気候は教えてくれた。大災害が各地で頻発
         しているが、コメなど作物への影響は広く、じわー
         っと拡大しているみたい。
         9月の残暑は高めという予想だったが、今週の涼
         しさは記録的だ。もう寒い。

畑々に 若手はおらず 今朝の秋
     (はたばたに わかてはおらず けさのあき)
        ※農家の畑も趣味の畑にも若い人は本当にいない。

9/4mon
核の闇 迫る一日を 姫照らし
     (かくのやみ せまるひとひを ひめてらし)
        ※ミサイル馴れしていても大型規模の核実験となる
         と心新たな戦慄が・・・。眞子さま婚約記念会見は
         全国に微笑みを送った。

9/3sun
消防の 窓に男が シャツを干す
     (しょうぼうの まどにおとこが しゃつをほす)
        ※市消防署の出張所が近くにある。周囲は住宅団地
         と田んぼだが、新鋭のはしご車が常駐している。
         当直の若い消防士達が訓練と暮らしの中で、火災
         発生時に備え待機している。表の頼もしい表情と
         裏側南向きの暮らしの表情の対比がいい。

9/2sat
歳旦帳 三十路の翁の 句が五つ
     (さいたんちょう みそじのおきなの くがいつつ)
        ※子規の研究には有名無名実に多くの人が携わって
         いる。亡くなる前年の歳旦帳が発見されたとか。そこ
         には自画像や年賀の来訪者の氏名、話題、未発表
         の句などが自筆で書かれているらしい。
         5句のうちの一つ、
           暗きより 元朝を騒ぐ 子供哉
         今年の「糸瓜忌 9/19」は例年より賑やかになる。

9/1fri
防災の 話あるとて 萩の家
     (ぼうさいの はなしあるとて はぎのいえ)
        ※町内の各班ごとに集合して、防災の学習をすると
         か。教材はなにかと問えば、漬物やらお菓子の持
         ち寄りと言う。ははーん、食料の備蓄の訓練かな?

秋の風 蝉心配で 寝もやらず
     (あきのかぜ せみしんぱいで ねもやらず)

秋風に 商売たたむ 蚊もありて
     (あきかぜに しょうばいたたむ かもありて)
        ※一昨日からの気温の急低下は激しく、今日は10
         月中下旬の平均気温とか。
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2017年(平成29年)9月 自選10句 [ダクタク句集 月間大賞]

cup3-60.jpg審査中です(自選)
   9月のダクタク句の中から、「自選10句」と「次点」です。

9/30sat
【根岸散歩3】
打ち上げは あんかけ豆腐の 湯気はさみ
     (うちあげは あんかけどうふの ゆげはさみ)
        ※鶯谷名物?の豆腐料理で締めくくる。雨中行進で
         やや冷えた身体に暖かい料理と冷えたビール。

三人して 言問通りの そこかしこ
     (みたりして ことといどおりの そこかしこ)
        ※いつもは晴れる仲間との歩き会も20回近く続い
         ている。都心の精選散歩コースと称しているが、
         「歴史」「お墓」「明治~昭和レトロ」が多い。
         谷中、上野、本郷、浅草・向島、深川、根岸・・
         ・等、コース中で言問通りに出会うことが期せず
         して多い。

もののけの 集いとなりて 街の風
     (もののけの つどいとなりて まちのかぜ)
        ※これは現在のことではない。

9/29fri
【根岸散歩2】
秋の雨 傘に根岸の 柳かな
     (あきのかぜ かさにねぎしの やなぎかな)
        ※柳が並木になっている通りがある。最近は珍しい。

秋彼岸 菓子量り売る ジジの店
     (あきひがん かしはかりうる じじのみせ)
        ※孫らしき子供が祖父母と遊ぶ店があった。なつか
         しいお菓子、煎餅や飴玉などがガラスの容器に入
         っていて見た目が本当にきれい。全てバラ売りか
         量り売りとか。

9/28thu
【根岸散歩1】
句碑ありて 根岸の里の 路地の秋
     (くひありて ねぎしのさとの ろじのあき)
        ※根岸の里という響きがいい。江戸時代から明治大
         正期までの通り呼び名か、今は台東区根岸。隣接
         するのは下谷、更に南は入谷、その東側は浅草。
         江戸の繁華街の郊外になる。現代の根岸のウリ
         は子規庵と路地の散策。

お行の松 江戸の人おらず 時雨かな
     (おぎょうのまつ えどのひとおらず しぐれかな)
        ※雨の中を江戸名所図会にも描かれたお行の松ま
         で歩く。今もある不動堂にかつては高さ10数メー
         トルの松があったという。今の松は三代目。

9/27wed
【子規庵訪問4】
糸瓜あり 畳に臥せて 息を吐く
     (へちまあり たたみにふせて いきをはく)
        ※持病の苦しみとは別に、机に向かったまま行き詰
         まることも何度もあったろう。伸ばせない左膝のた
         めに特注で加工した机の刻みから脚を抜いて、家
         人に頼んで横になる・・・。

句はとだえ 血を吐く想い ほととぎす
     (くはとだえ ちをはくおもい ほととぎす)
        ※句作は仕事というより趣味に近い面も子規にはあ
         ったのではないか。それは日々の暮らしで息をする
         ようなもの。ただ、吟味と表現方法では時にとんで
         もない精力を注ぐのが彼だった。ここのほととぎす
         は鳥ではなく、秋に咲くほととぎす。子規を見守る。

9/26tue
【子規庵訪問3】    
野球しに 手ぬぐい下げて 萩の道
     (やきゅうしに てぬぐいさげて はぎのみち)
        ※上野の東京文化会館の横に子規記念球場という
         のがある。子規は23歳の時にここで野球をしたと
         書いている。野球しに出かける子規を想像するの
         は楽しい。 ただし、根岸に住むことになったのは
         25歳前後だから、野球を続けていたかどうか?

羽二重餅 食べて帰りは 下り道
     (はぶたえもち たべてかえりは くだりみち)
        ※子規がよく食べたという名物羽二重餅の老舗は
         子規庵から歩いて5分ほど。

9/25mon
【子規庵訪問2】
鶏頭は 大業見てし ガラス越し
     (けいとうは たいぎょうみてし がらすごし)
        ※子規庵は庭を見てから出口に向かう。今風の植え
         込まれたガーデンではなく、季節季節に花や野菜
         を植えていたようだ。例年決まってあるのはヘチマ
         と鶏頭、そして萩など。鶏頭は頭を伸ばし、秋の夜
         な夜な子規が呻吟するのを見ていたかも・・・。

雨の日も 冬も支えし 律女史よ
     (あめのひも ふゆもささえし りつじょしよ)
        ※子規は日頃の妹のことをそう良くは言っていない。
         「性格が悪い」「気が強い」「理屈っぽい」だの。
         しかし出かけた律を母と一緒に待っている句があ
         る。あの句一つで律への愛情と信頼がわかる。
         司馬遼太郎は律のことを、幼い頃から子規の守護
         神のように書いていた。

子規の家 馴れぬ句帳を ひもといて
     (しきのいえ なれぬくちょうを ひもといて)
        ※雨天で平日だったが、子規庵を訪れる人は多い。
         特別展のためかも。子規の家で彼と同じ?空気を
         吸っていると句が湧いてきそうだ。いい錯覚。

9/24sun
【子規庵訪問1】
糸瓜忌や 居士の倍なる 年齢数え
     (へちまきや こじのばいなる としかぞえ)
        ※9月22日鶯谷駅近く根岸に子規庵を訪ねた。糸
         瓜忌にちなんで友人と行ったのだが、生憎雨降り。
         その分しっとりと庵を楽しむことが出来た。加えて
         現在「生誕150年記念特別展示」中である。
         友人ともども子規没年年齢の倍以上・・・。今更に
         子規の偉業を感じた。 
       
子規庵に 友と後進を これほどに
     (しきあんに ともとこうしんを これほどに)
        ※子規を囲んだ句会の記録と絵が展示されている。
         当時子規庵を訪れる人の多さとその人々の師を思
         う熱情にびっくりする。これほどの人数を考えれば
         庵は狭いが、通常の3人住まいなら4DK? 普通
         以上の広さだと思う・・・。

歳旦帳 気ままな筆の 跡すがし
     (さいたんちょう きままなふでの あとすがし)
        ※今年発見された明治34年の歳旦帳が展示されて
         いた。未発表の5句や自画像スケッチも。客が途切
         れた時に描いたのかも? きままに書いたメモや客
         との話題などもある。描くこと、書くことがなにより好
         きだったことがわかる。

歳旦帳 客の合間に 餅をやき
     (さいたんちょう きゃくのあいまに もちをやき)
        ※没年1年前の新年だから病状や痛みは相当なも
         のだったと思うが、食欲は少しも衰えなかったとか。
         その健啖ぶりは様々に伝えられている。
         「律ゥ、火鉢にもちを」と家人にせがむ声が聞こえ
         るよう。

9/22fri
パンダの子 まだ目が見えぬ くりくり眼
     (ぱんだのこ まだめがみえぬ くりくりめ)
        ※パンダの赤ちゃんの成長ぶりが報道される。母親
         パンダの母性愛の細やかさ、専任飼育員との信頼
         ぶりが良くわかる。まだ見えぬ目で母親にまとわり、
         甘えている。目などずうっと見えずに、母親の懐で
         暮らしていくのが一番幸せかも・・・。

9/21thu
彼岸まで もう一磨き 稲刈り機
     (ひがんまで もうひとみがき いねかりき)
        ※快晴の日、丹念に機械を磨いている。今年は会心
         の作柄ではなかったものの、そんなことは別にして
         一心に・・・。農家の仕事は明日も続く。来年も、そ
         のまた来年も。

9/20wed
メール来る 友の秀句や 秋日和
     (めーるくる とものしゅうくや あきびより)
        ※台風一過で秋日和。友人とは月に一二度メールの
         やり取りをしている。お互いに3句ほど直近の句を
         交換する。なかなか良い頻度で気に入っている。
         強風が吹き荒れた後のほっとした気持ちが感じ取
         れた。

9/18mon       
説教の ありがたみ知る 白髪かな
     (せっきょうの ありがたみしる しらがかな)
        ※今日敬老の日。年齢を重ねるほどに、
           「先生、先輩と呼べる人がいること」
           「教えを乞えること」
           「説教を貰えること」
         が何にも増して貴重でありがたく感じる。もそっと
         若い頃にそんな素直さがあったらなァ・・・とも思う。

9/17sun
平成の 空襲警報 夢砕く
     (へいせいの くうしゅうけいほう ゆめくだく)
        ※対処の仕方がない警報がアラートと称し、国民
         を驚かす。馴れてはいけない、異常な事態。

解散や Jアラートより 驚かし
     (かいさんや じぇいあらーとより おどろかし)
        ※ええッ、本当? 政略の匂い芬芬。

9/16sat
彼岸待つ 三色旗織る 曼珠沙華
     (ひがんまつ さんしょくきおる まんじゅしゃげ)
        ※今年の秋の彼岸入りは9月20日(水曜日)。
         九州上陸をうかがう台風18号が不気味ですが、
         どんな気候の年にも秋の彼岸に合わせて曼珠沙
         華が咲き揃いつつあります。彼岸花の別名通り、
         なんとも健気な感じ。最近白い花を見かけること
         が増え、黄色の花も・・・。赤、白、黄の三色旗。

9/15fri
行く夏や Tシャツ通す やせ我慢
     (ゆくなつや てぃしゃつとおす やせがまん)
        ※9月の残暑は例年より暑い、というのが予想だっ
         たが、台風も接近し、このまま秋に直行という気
         配だ。今朝は湿気も少なく、朝の散歩の時間は
         肌寒いほど。けれど・・・。

9/14thu
シニア増え 敬老祝いが 後ずさり
     (しにあふえ けいろういわいが あとずさり)
        ※団塊の世代のピーク、昭和22年生まれが今年
         70歳になる。当町内では敬老祝い(お菓子など)
         を従来の70歳からを77歳からに改めた。もう既
         に2度もらっているのに、次もらうにはこの先5年
         後となる。多分どこでもそうだろうなァ・・・としぶし
         ぶ?納得する。

健脚や コスモス街道 シニア行く
     (けんきゃくや こすもすかいどう しにあいく)
        ※「程好く鍛えられ、習慣化されていれば」シニア
         といえど、その辺の若間を軽く凌駕する。咲き初
         めのコスモスの横を、シニア軍団が行く。

9/11mon
通夜に行く 東京湾の 秋の風
     (つやにいく とうきょうわんの あきのかぜ)
        ※日曜日の好天の午後であったからアクアラインは
         渋滞がひどかった。横浜に近づいたところでネク
         タイを結んだ。

みまかって 2ミリほどの 黒髪が
     (みまかって にみりほどの くろかみが)
        ※従兄は長い間ガンを患っていた。治療のせいで白
         髪まじりの頭部は殆ど髪がなくなっていたのだが、
         息をひきとってから黒い髪がわずかに出てきたと
         いう。やすらかな顔だった。

9/10sun
やや不作 名うての彼の 田んぼでも
     (ややふさく なうてのかれの たんぼでも)
        ※当地はコシヒカリが主流で、しかも収穫が早い。
         もう殆どの田んぼで稲刈りは終了している。今年
         は肝心の8月の日照が極端に少なく、出来はイマ
         イチとか。

9/9sat
遅き実を 黙って待ちし 糸瓜かな
     (おそきみを だまってまちし へちまかな)
        ※6月の畑に棚を作ったが、他のツル物が次々と実
         をつけ収穫を迎えたのに、糸瓜は葉っぱと多くの
         花をつけるが、実の成長は遅々としていた。
         子規が日夜眺めた庭に、夏はヘチマが実をつけた。
         彼は成長を喜び、ヘチマ水を飲んだとか。同じヘチ
         マでも万分の一の詩心さえないのが哀しい。

9/8fri
兄弟は 銀輪の轡 並べ行く
     (きょうだいは ぎんりんのくつわ ならべゆく)
        ※毎朝出勤時に最寄りの駅まで、自転車の兄弟が
         行く。堤の未舗装の道でよく出会う。話に夢中の
         時もある。一緒の職場なのかな? どうかな?

9/7thu
縁日の 太鼓くぐもる 霧の奥
     (えんにちの たいこくぐもる きりのおく)
        ※近くの地域の縁日、朝から濃霧だ。村の鎮守様と
         いう形容がぴったりの、神社がある山の方角から
         太鼓の音が聞こえる。出かけてみようか。

ハッピ着た 男が笑う 別な顔
     (はっぴきた おとこがわらう べつなかお)
        ※法被を着て、一杯入った赤い顔の男がこちらを見
         て会釈した。アレッ?と一瞬思ったが、時々朝に挨
         拶する人と思いついた。あの真面目そうな彼が・・・。

9/6wed
梅雨に晴れ 開けて晴れなし 今朝の秋
     (つゆにはれ  あけてはれなし けさのあき)
        ※今朝の秋2題
         中期長期の天気予報は本当に難しいことを、今年
         の夏の気候は教えてくれた。大災害が各地で頻発
         しているが、コメなど作物への影響は広く、じわー
         っと拡大しているみたい。
         9月の残暑は高めという予想だったが、今週の涼
         しさは記録的だ。もう寒い。

畑々に 若手はおらず 今朝の秋
     (はたばたに わかてはおらず けさのあき)
        ※農家の畑も趣味の畑にも若い人は本当にいない。

9/4mon
核の闇 迫る一日を 姫照らし
     (かくのやみ せまるひとひを ひめてらし)
        ※ミサイル馴れしていても大型規模の核実験となる
         と心新たな戦慄が・・・。眞子さま婚約記念会見は
         全国に微笑みを送った。

9/3sun
消防の 窓に男が シャツを干す
     (しょうぼうの まどにおとこが しゃつをほす)
        ※市消防署の出張所が近くにある。周囲は住宅団地
         と田んぼだが、新鋭のはしご車が常駐している。
         当直の若い消防士達が訓練と暮らしの中で、火災
         発生時に備え待機している。表の頼もしい表情と
         裏側南向きの暮らしの表情の対比がいい。

9/2sat
歳旦帳 三十路の翁の 句が五つ
     (さいたんちょう みそじのおきなの くがいつつ)
        ※子規の研究には有名無名実に多くの人が携わって
         いる。亡くなる前年の歳旦帳が発見されたとか。そこ
         には自画像や年賀の来訪者の氏名、話題、未発表
         の句などが自筆で書かれているらしい。
         5句のうちの一つ、
           暗きより 元朝を騒ぐ 子供哉
         今年の「糸瓜忌 9/19」は例年より賑やかになる。

9/1fri
防災の 話あるとて 萩の家
     (ぼうさいの はなしあるとて はぎのいえ)
        ※町内の各班ごとに集合して、防災の学習をすると
         か。教材はなにかと問えば、漬物やらお菓子の持
         ち寄りと言う。ははーん、食料の備蓄の訓練かな?

秋の風 蝉心配で 寝もやらず
     (あきのかぜ せみしんぱいで ねもやらず)

秋風に 商売たたむ 蚊もありて
     (あきかぜに しょうばいたたむ かもありて)
        ※一昨日からの気温の急低下は激しく、今日は10
         月中下旬の平均気温とか。
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ダクタク句集2017年(平成29年)8月 [ダクタク句集2017年8月]

8/31thu
病院の 裏手のヤギの 眼が強し
     (びょういんの うらてのやぎの めがつよし)
        ※草を食むヤギに我が家の犬が尻尾を振って近づく。
         痩せてはいても大柄のヤギが悠然と振り向く。犬は
         この一瞬でたじろぐ。おとなしい、やさしい・・・という
         ヤギだが、目と目線は意外と厳しい。

夫婦して テキサスで知る 天地かな
     (ふうふして てきさすでしる てんちかな)
        ※世の中には取引のように相対して始末できないこ
         とがいっぱいある。正義を唱えても、口を極めても、
         多数を募っても、恫喝しても、なんにもならないこと
         が。地球温暖化、異常気象だってそうだ。

8/30wed
甲斐下部 湯に入り絵を描く 友があり    
     (かいしもべ ゆにいりえをかく ともがあり)
        ※同じ教室の友人から長逗留で時々絵を描いていま
         すというメールが届く。何とも優雅で羨ましい。下界
         は今日も暑い。タオルで頭部をおおい、てっぺんを
         水で濡らす。額の部分を折り返して、そこに氷を2
         個入れる。酷暑の部屋の中はいるだけで頭がボー
         ッとなってしまうが、これでスッキリする。門外不出
         の消夏法である。エアコンも不要で、寝転がって読
         書をする・・・。私の夏の風物詩。
         温泉もいいが、まんざら負け惜しみでもない。ただ
         見た目は良くない。優雅とは言えない。

8/29tue
夜店たつ カーバイトの匂い 浴衣かな
     (よみせたつ かーばいとのにおい ゆかたかな)
        ※煌々と明るい夜店が当世流だが、その昔にはカ
         ーバイトの燃える薄明かりが縁日の照明だった。
         その頃か、もっと昔の縁日には夜店に並んで、傷
         痍軍人がアコーディオンを奏でる姿があった。手
         足を失った人が通りを行く人々にお金を入れてく
         れと白い箱を差し出す姿が・・・。ミサイルが北海
         道の上空を飛来し、危機が一段と増したという朝
         の、8月の回想。

8/27sun
秋来ぬと 沙矢香の弦の 響きかな
     (あききぬと さやかのげんの ひびきかな)
        ※庄司紗矢香の比較的新しいYouTube。ヴィバ
         ルディ「四季」のアレンジ版というのも、室内楽
         団を彼女がリードしての演奏というのも面白い。

         YouTube Sayaka Shoji & Polish Chamber Orchestra

         これをアップロードした人のサイト
            「紗矢香」の洪水!! 演奏とインタービュー

8/26sat
簪に 見入る鏡や 夏の午後
     (かんざしに みいるかがみや なつのごご)
        ※このところクレオメの花に見入っている。8/14の
         句は名前を花魁草(おいらんそう)と誤解したま
         まの句で、
         「盆の入り 夕に紅さす 花魁草」
           (ぼんのいり ゆうにべにさす おいらんそう)          
         とした。そのせいで、あの花と「きれいどころ」の
         繋がりから離れられない。お座敷を控えた午後、
         恋しい人に見せる赤い簪をじっと見つめる・・・。

クレオメの 化粧ゆかしや 夏の宵
     (くれおめの けしょうゆかしや なつのよい)
        ※クレオメ(別名)風蝶草の写真
           午前9時                    午後5時
白360-5.jpegクレオメ9時.jpgクレオメ17時.JPG

お座敷へ 路地にさやかな 風蝶草
     (おざしきへ ろじにさやかな ふうちょうそう)

8/25fri
もうちょいで 全国スターの 仲間入り
     (もうちょいで ぜんこくすたーの なかまいり)
        ※昨日の当地は35.5度の猛暑日。午前中には全
         国版のニュースで報道された。しかし一日最高気
         温では選外。館林(群馬)、熊谷(埼玉)、甲府(山
         梨)、多治見(岐阜)、名古屋(愛知)などの全国ス
         ターには遠く及ばなかった。千葉県内でも茂原、牛
         久など上には上がいる。
         まあ明日があるさ・・・。

8/24thu
行く夏や 疲れしムクゲの 花尽きて
     (ゆくなつや つかれしむくげの はなつきて)
        ※7月から2ヶ月近く毎日多くの花をつけてくれた。
         いつも8月終わりで一旦花を休み、9月に再び暫
         くの間開花する。昨日は処暑、とんでもない暑さ
         になった。自然界のこうした植物は変幻きわまり
         ない気候の影響を受けるのだろうが、いつもマイ
         ルドで安心のサイクルを我々に与えてくれる。

8/23wed
ヘルメット 健気に生きる 薄毛かな
     (へるめっと けなげにいきる うすげかな)
        ※近くでNTTの工事をしている。今日は真夏日必至
         の暑さである。若いけれども、髪の毛は当方並み
         の人が高所作業中だ。

8/22tue
夏惑い 待たず窓辺の 白むのを
     (なつまどい またずまどべの しらむのを)
        ※朝方、真っ暗なうちに目が覚めると、パタッと目
         が冴えてしまって眠れないことが多い。あせる必
         要もない・・・深夜の惑いを楽しもう。朝が来るま
         で。空が白むまでには時間がたっぷりある。

これもまあ 昼夜逆転 親に似て
     (これもまあ ちゅうやぎゃくてん おやににて)
        ※生前の父親は睡眠薬の常用が高じて、70歳代
         の一時期睡眠が全くおかしくなった。昼夜逆転は
         結局一日中の体調不良となった。親に似てとも思
         うが、幸い息子の方は一過性でかつ軽度だ。
         なにせ・・・犬が待ってる。犬を飼うということは若
         い頃なら別だが、今は様々な意味で大きな物理
         的な制約を受ける。

8/20sun
夏の朝 犬吠えるまで なにもせず
     (なつのあさ いぬほえるまで なにもせず)
        ※昨夜の関東地方の雷と豪雨、当地も激しかった。
         すっかり止むまで夕方の散歩を順延していたら、
         夜の9時過ぎになった。
         不安定な天気は今日も続くらしいが、今朝はたっ
         ぷり朝寝と洒落込む。犬とのルーティンから解放
         される、滅多にない幸せ・・・。今朝も涼しい。

8/19sat
首の裏 理由もなく痒い 夏の夜
     (くびのうら わけもなくかゆい なつのよる)
        ※初めは虫刺されを疑った。まさかダニ? 二三日
         たっても続く。猛烈に痒くなることも。しかし場所が
         首の後ろだけなのが不思議。そしてボツボツが出
         来、大きくなる。一週間たってとうとう皮膚科に行
         った。
         虫なんかではなく、髪の毛や襟の擦れ、汗かきな
         どが直接の原因だという。普段は大丈夫でも寝不
         足や体力減退が抗体不足につながり発症する、と
         も。副腎皮質ホルモンのステロイド系塗り薬で様子
         を見ることになった。
         あの原因不明の頑固な痒みが・・・なんのことはな
         い、薬1日で90%の症状が消えた。3日で完治。

8/18fri
月見草 冷夏の末に 日差しあり
     (つきみそう れいかのすえに ひざしあり)

鶏頭や 塀を越えるは 九月より 
     (けいとうや へいをこえるは くがつより)
        ※当地は今日十何日かぶりに太陽がまともな顔を
         見せた。頭が多少ボーッとしようが、やっぱり夏は
         この方が良い。

8/17thu
稲刈りや 盆明けの目は 引き締まり
     (いねかりや ぼんあけのめは ひきしまり)
        ※当地のコシヒカリの刈り入れは例年盆明けすぐ。
         しかし今年は8月に入って日照が著しく不足して、
         例年の半分以下とか。肝心の品質に影響する。
         稲の生育状況と今後の天気予報の両にらみで、
         緊張が続く。

8/16wed
夏暑く 国一色の 時ありて
     (なつあつく くにいっしょくの ときありて)
        ※国民が一つの方向に染まる。異論を排除し、一糸
         乱れぬ熱さに浮かれる。一党独裁、監視社会、我
         慢強制、精神主義、大政翼賛・・・そうした国の末
         路は? 
         一国がことあるごとに二つに分断されるのも困る。
         こちらは末路に到達しない危険性があるから。

8/15tue
墓地を掃く 少女なりけり 盆の朝
     (ぼちをはく しょうじょなりけり ぼんのあさ)
        ※早朝墓参の人はまだ殆どいない。静寂。墓地の
         通路を掃除していたのは、いつも見かける寺の人
         ではなく、作業の服装を整えた若い女性だった。

8/14mon
盆の入り 夕に紅さす 花魁草
     (ぼんのいり ゆうにべにさす おいらんそう)
        ※ピンクの可憐な花々にかんざしのような細いツル
         を伸ばした花魁草は、夕方になると蕾が真っ赤に
         見えて、色合いが増す。
         故人をしのぶ迎え日の気持ちは、恋しい人を待っ
         て紅をさす花魁の切ない思いに通じるものがある
         ・・・。
         (実は実は花魁草というのは別の花で、長い間勘
          違いしていた。今日句にした花は「クレオメ」が
          本名らしい。別名「風蝶草」、「酔蝶花」とか)

8/13sun
迎え火は 焚かないけれど 門で待つ
     (むかえびは たかないけれど もんでまつ)
        ※昨日受け取った電報に返電した。
         今日13日は月遅れのお盆の盆入り(迎え日)。

チッキ便 手ぶら嬉しや 盆帰郷
     (ちっきびん てぶらうれしや ぼんききょう)
        ※かなり前、在来線で帰郷していた頃の回想。
         国鉄で切符を見せると小荷物を低料金で預けるこ
         とが出来た。家までの託送にするか、到着駅の窓
         口で受け取る。今なら宅急便。

故郷にはあらねど 関を越えてより
     (こきょうにはあらねど せきをこえてより)
        ※上野~会津若松間は当時の準急とかで5時間ほ
         どかかった。那須連山を左手に見て県境を越えて
         白河に到着すると、もう故郷に帰ってきたという感
         じがしたものだった。

8/12sat
新盆で 上に居残るは 嫌と言う
     (にいぼんで うえにいのこるは いやという) 
        ※この春に死んだ弟は家庭を持たなかった。お盆で
         どこに帰ったらいいのか? 問い合わせの電報が
         来た。

8/11fri
制覇の夢 魔の九回に 潰え去り
     (せいはのゆめ まのきゅうかいに ついえさり)
        ※団地の一角にある木更津総合高が昨年に続き、
         甲子園に出場。昨年以上の快進撃を期待した。大
         量リードの余裕の顔が次第に引きつってきた。 そ
         れから・・・。

8/10thu
誉めそやせ 説教と小言は 今や死語
     (ほめそやせ せっきょうとこごとは いまやしご)
        ※大卒就職市場は堅調が続く。一方で大卒就職者の
         うち、一年以内の退職組は30%近くを占めるとか。
         自分の道に向かって目先の修正も臆せずに、という
         のか? それとも社会人なりたて期のインパクトにさ
         え耐え切れないのか? いずれにしても想像力の欠
         如・・・。

8/9wed
長崎の空 絶対悪という響き
      (ながさきのそら ぜったいあくというひびき)
        ※今日9日は長崎原爆の日。

8/8tue
夏野菜 この新鮮さを 描き切る
     (なつやさい このしんせんさを えがききる)
        ※水彩画の会の例会があり、担当であったので、我
         が家の夏野菜を画材に選び持参した。野菜は自慢
         できるが、描くほうは・・・? でも頑張る。

夏野菜 食べるほどには 味わえず
     (なつやさい たべるほどには あじわえず)
        ※意気込みほどには・・・。

新聞で くるむ野菜の 昭和かな
     (しんぶんで くるむやさいの しょうわかな)
        ※今季の畑で自慢の作は「小玉スイカ」。これを新
         聞紙でくるむ。設定も新聞紙の上にズッキーニ、
         トウモロコシ、ゴーヤ、ナス、トマトを配し、傍らに
         麦わら帽子を添えた。
         野趣あふれる昭和の畑のイメージ。

8/7mon
房総で 半世紀続く 炭坑節
     (ぼうそうで はんせいきつづく たんこうぶし)
        ※昭和40年代に製鉄会社が君津市に進出、操業開
         始。当時、北九州市等から多くの社員、家族、関連
         会社関係者が大挙して移住してきた。それからザッ
         と50年近く、木更津市や君津市の各町内の盆踊り
         大会では今でも「炭坑節」が主役の一つである。景
         気の良い、この歌と踊りが移住者の望郷の思いを
         慰めてくれた。

盆踊り 帰りはスイカの 賞品と
     (ぼんおどり かえりはすいかの しょうひんと)
        ※優秀な踊り手に与えられる賞品? いや、そうで
         はない。盆踊り大会の今時の売りは「抽選会」で
         ある。これがあるから、年寄りも若者も集まる。
         長らくクジ運に恵まれなかったが、今年は二等賞
         のスイカが当たった。

8/6sun
原爆忌 朝一番の 草むしり
     (げんばくき あさいちばんの けさむしり)
        ※暑さがもどってきて、今日の広島原爆記念日。朝の
         うち日陰で庭仕事をする。家の中から記念式典を伝
         えるラジオの音が・・・。

8/5sat
犬の尾が 近道選び 日陰行く
     (いぬのおが ちかみちえらび ひかげいく)
        ※関東地方南部は雨の降らぬ梅雨が明けて、今度は
         連日涼しい日の連続。しかし今日あたりから真夏の
         日差しが戻ってくる。高原の涼しさに馴れた身には、
         少しの暑さがこたえる。

8/4fri
小気味よく 聖子はやはり カンナ花
     (こきみよく せいこはやはり かんなばな)
        ※安倍首相が人心一新での再スタートを図った改造
         内閣。深く頭を垂れ謝罪した心を国民はどう感じた
         か? 野田聖子は赤いカンナの花、かなり昔から
         買っている。

太郎行く 発信期待で しゃべり過ぎ
     (たろういく はっしんきたいで しゃべりすぎ)
        ※まだタロウクンという感じ。大向うを意識せず、もの
         を考える政治家になれれば・・・。

大臣に はずれ天下の 秋を知る
     (だいじんに はずれてんかの あきをしる)
        ※入閣待望組は多かったが、経験者優先の安定志
         向組閣となったから、はずれ組は肩を落としている。
         もともと順番で登用されるはずもない現代である。
         もうすぐ立秋。

8/2wed
イタリアの 食卓つねに 白き布
     (いたりあの しょくたくつねに しろきぬの)
        ※母親を大切にする。一家揃っての食事を大切にす
         る。食卓の白いテーブルカバーを毎回セットする。
         面倒くさがって、つい疎かにしがちな我々日本人。
         その疎かが習慣になってしまっている。
         「イタリア小さな村の物語」(BS日テレ・東芝提供)
         を見てて、そう思う。イタリア、もっと好きになる。
         いい番組だねェ。東芝意外と大丈夫かも。

8/1tue
起きがけの 景色ふらつく 夏の窓
     (おきがけの けしきふらつく なつのまど)
        ※おかげさまで健康な日々を過ごしているが、体調
         が良くないこともある。今朝のめまいは滅多にない
         ことなのでびっくりした。「あれー?・・・なんだろう、
         これ」と思った。すぐに止んだが、少し心配になる。
         体力? 毎朝+2時間のサマータイムを始めてから
         半月。その分は主に睡眠時間を削っているから、
         「やや不調」の自覚があった・・・。

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